個性個性というけれど・・運動会を見ながら思う矛盾?日本はまるで・・ | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

こんにちは。

暑い一日でしたね。

 

初めましての方は、お読み頂く前に 

 

こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫

 

***

 

帰国して、

娘の幼稚園や学校に行くチャンスが

たくさんあり、

日本の教育について私なりの

色々な発見があることは

今までもたくさん書いて来ました。

 

重ねて最近、娘の友達からの言葉と

それに反応する娘の言葉に

とても面白いものを感じ、

 

改めて日本の教育や周りの環境から

与えられている影響について

思いを巡らせています。

 

 

お友達はよく、

 

「みんながやっているから

ちゃんとしないとダメよ。」

「ほら、同じようにやって!」

「ちゃんとしないと。」

「ほーら、一人で歩かない!」

 

と娘に注意してくれます。

 

すると娘は不満らしいのです。

 

「○○ちゃんは、自由がいいんだよね。」

 

とはっきりいいますゲッソリあせる

 

 

すると、お友達がこんな風に言いました。

衝撃でした・・

 

「自由はだめってママに

いつも言われるもん!」

 

 

そんな会話から日本ぽさを感じます。

 

 

私もつい言ってしまいますが、

 

「ほら、みんなもちゃんとやってるでしょ。」

 

そんな親の言葉も子供には多大な影響を

与えているのでしょうね。

みんなと同じでなければならない・・

 

 

 

 

そんな中、日本の運動会を見て思ったこと。

 

 

五、六年生はマスゲーム。

低中学年の踊りも一糸乱れぬ踊りを

目指しているように見えました。

 

 

正直、感動して涙さえ

出そうにもなるのです。

これが日本だなぁと。

さすが!素晴らしいと!

 

 

でも一方で、

こんなのは絶対にフランスでは

見ないものだ、と思うと、

 

 

教育の土壌が全く違うのね、

と感じます。

 


日本の先生も親も

「個性を尊重して・・」
とか
「個性を豊かに育もう」

とか最近は仰って下さる方も多くいますが、
目指しているものと

指導していることの中に
多くのギャップを

感じてしまうのも事実なのです。


個性を育みたければ、
あらゆる行事の中でも、

クラスの日々の生活の中でも、
みんなと揃える、とか同じようにする、
というマインドや文化のハードルを

 

 

もっともっと低くしていかなければ

 

なかなかうまく機能しないのでは

ないかしらん、

と思ったりします。

 

私のような不器用な人間から言わせれば、

 

「まるでそれ、

サイドブレーキを上げながら

必死でアクセルを踏んでるような

ものですから〜!チュー

 

 

そんな状態に見えるのです。

 

個性を!と言っても、

整列させ、同じ動きをさせるために

相当の練習をさせている中で

どんな風に育てるつもりなのかしら?と。

 

 

 

もちろん、そんな中でも育って行く

個性もあるでしょう。

そして、そのようにして育つ個性が

日本が求めている個性なのかもしれません。

 

理想とされる、バランスのとれた個性・・・。

 

(もうちょっと言えば、

都合の良い個性

都合よく使える個性・・あせる

 

とはいえ、お遊戯会も

日本に比べかなりゆるく、

楽しむということを

目的としていたように見えた、

フランスの行事をしかと見た後に、

 

そんな視点を持って、日本の行事を

改めて見てみると、日本のそれは、

揃えること、頑張ること、完璧を目指すことに

主眼を置いているようにしか見えず、

 

そんな中に、

個性を育もうなどとという意図は

微塵も感じられないのも事実でした。

 

むしろ逆!?笑

 

 

校長先生と娘のバックグラウンドについて

お話したときに、

 

「日本はみんなと同じようにすることも

求められますし、

きちきちっとしていますから」

 

と雑談のように笑いながら伝えてみると、

 

「いや、全然自由ですよ、

揃えたりなんかしませんから。」

 

と仰ったけれど、運動会では

 

「マスゲーム」

 

なんていう種目がちゃんとあるじゃない〜。

マスゲームなんて揃えることが目的の種目チュー

・・・面白いなぁと思うのです。

 

 

 

教育する方たちがその矛盾に

気づいていないのかもしれない?

となんとなく感じたりした私です。

 

 

でももともと、日本は

「和」を重んじる国、

フランスは「自由」を標榜する国ですから、

 

自由のあり方が違うことこそ

「その国らしさ」なのかもしれませんね。

 

 

日本には日本独特の自由が

あって良いのでしょうし、

それが極められたら

素晴らしくバランスのとれた自由に

なるのだろうとも期待します。

 

 

日本は極める国でもありますから、

そのような中でも、周りと協調しながら、

上手に個性を育んでいけるよう

導いていける国なのかしら。

どうでしょう?

 

日本の器用さに期待したいです!!

 

運動会のお弁当!

お弁当一つとってもフランスやイギリスに比べると

みんな、本当に頑張ってます!

フランスのお弁当事情、今度

書きますね。

フランスのママたちは

信じられないくらい楽ですよー!!

栄養的によいか悪いかは別にして笑。

 

 

***

 

今日も忙しい1日!

みなさまも穏やかな1日となりますように。

 

お読み頂きありがとうございました。

素敵な1週間となりますように。

 

💖最近たくさん読んで頂いた記事です💖

 

 

「なぜ?」フランスの母乳事情
〜母親としての自己肯定感〜

 

「なぜ?」この一言でわかる出産への意識の違い

〜これなら産める!フランスの出産〜

 

子育て中のフランス人のお宅
〜決定的に日本と違うこと〜
 育児しやすいマインド

 

日本の教育の常識はフランスでは虐待!?
〜街のあり方と国民性と〜

 

自然と共にあるフランス
〜お肉やさんでの驚きの光景〜

 

フランスのビーチはなぜ美しいか
〜フランス人の自然な生き方〜

 

私がフランスに興味を持った理由〜
日本と一番と言っても良い違い〜

 

「日本は全てがきちんとしているわよね」
日本はどうして「systematic」になれるか

 

日仏の人生観の違い〜教育の力?〜
 
【続】ないない尽くしのフランスの幼稚園
驚きの事情
 
フランスで恥をかかないために
フランスと日本の接客業の違い
「お客様は神様!?」
 
「君のお嬢さんは4歳だよ!」
フランスのサービス
 
日本だったらすぐクレーム?
フランスのカフェのギャルソンの態度が
悪い理由
 
☆Maman GRACEが黙っていない
〜あなたはどこの国から来たの?〜

 

☆「あなたの好きなようにすれば良いのよ」

日本人を苦しめるメンタリティ

 

ないない尽くしのフランス!

日本の幼稚園ママは大変!と感じた理由

 

パリのママンは母親失格? 

日本とフランスを考える

 

☆「みんなと一緒でなきゃ・・」

そんな日本人はこんな風にして作られる

 
帰国前日の大パニック まさかの事件・・
フランスらしい駐在の〆?
 

マダムの紡ぐ言葉

〜私にできることしかできないし、

したくないの〜

 

フランス人がたくさん子供を産める理由

 

駐在妻の暮らし 〜本当のところ〜

 

☆日本と違うフランスの保護者会
出生率の高いフランスの男性のパフォーマンス
 
☆フランスの自由からヒントを得たら・・

 

***

 

ドキドキドキドキ応援よろしくお願いいたしますドキドキドキドキ

更新の励みになります。

1日に1回各ボタンを押して頂くと、

ポイントに反映されてランキングが

上がる仕組みになっています。


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

 

 

宝石ブルーこちらのブログも書いています宝石ブルー 収納について、時々

以下のブログで綴っています。

ご興味がありましたら

お立ち寄りください!

クリアな暮らし