フランスで恥をかかないために・・フランスと日本の接客業の違い「お客様は神様!?」 | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

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イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

おはようございます。

ご訪問ありがとうございます。

昨夜の夢でとても面白いことが

あって、夢の中でゲラゲラゲラゲラと

笑って、自分の声で起きた私ですチュー

忘れてしまったけど、

ほんとーに面白かった!

 

初めましての方は、お読み頂く前に

こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫

 

***

 

先日からこんな記事を書いています。

 

日本と違うフランスの幼稚園の

先生たちの裁量 そして親たち

 

フランスを見て、

日本の先生方の大変さを思う

 

 

「君のお嬢さんは4歳だよ!」
フランスのサービス
 
 
日本だったらすぐクレーム?
フランスのカフェのギャルソンの態度が悪い理由

 

 

ようやくここまできました。

どうしても記事が長くなってしまいますアセアセ

 

上記の記事の続きです。

よろしければ上記記事をお読み

いただければ嬉しいです。

 

 

 

「お客様は神様」

 

がまかり通っている日本の接客業を

基準にするとしたら

フランスの接客業は

お話になりましぇんアセアセ

 

 

「お客様は神様」この言葉

1967年くらいに三波春夫さんが

使い始めたのがきっかけだとか。

 

今や日本ではこの言葉の意を取り違えて

どれだけのクレーマーがいることかえーん

 

三波さんも本来の意味と

違う使われ方をしていると

述べられているそうですが、

 

日本でまかり通っている意味合いでの

「お客様は神様」・・

この言葉が私は好きではありません。

 

 

イギリスやフランスから帰国して

感じたのは日本の接客業の方は

言葉は悪いかもしれませんが、

「下僕」のように

頑張っておられるように見えて

気の毒になってしまいます。

 

 

 

最近はさすがに見なくて安心しましたが

2009年にイギリスから帰国した時

百円ショップの店員さんが揃って

客室乗務員のようなお辞儀を

し始めていた店舗があったのです。

 

いやいや、そこまで求めて

いないから大丈夫!こっちまで

なんだか肩に力が入りそうだから

やめてー!もっと気楽に気楽に!!

これがスタンダードになったら日本は

大変!と心から思ったものです。

 

 

 

お客様は神様???

フランスでは?

・・・

 

フランスでは真逆なのです。

 

消費者<小売業<生産者とのことで

フランスではお客様・消費者は

一番格下なのですから!

(この位置付けがあるとすれば、

そういうのも好きではないけれど。)

 

店がお客を選ぶことだってできると

言っても過言ではなく、

マナーの悪いお客は嫌がられ、

マナーを受ける資格がないと

思われるようです。

 

 

明らかにお客とそのマナーを見て

接客をしているのですね。

(中には差別主義の方も

おられるかもしれませんが。)

 

 

そしてその位置付けゆえか

お客のために店員が

焦ったりすることはありません。

お客様を待たせても

日本人からすると「何食わぬ顔」。

平気の平左です。

 

 

そしてフランスらしいのは

例えばですが、

「他のサイズはありますか?」と聞いても、

その店員が面倒だと感じたら、

全く確認もせずに「ありません」

と言われることもザラですアセアセ

 

他の担当者に聞いたら

ありますよ〜!と言われることも

あるのだけれど、

そんな時、

「ない」と言った店員をちらっと見ても

特段、罰が悪そうでもなく・・

そんな感じがフランスです笑。

 

 

日本のスタンダードを持ち出して

「非常識!店員のあり方として違うでしょ!」

と言い始めると、フランスで暮らすには

自分たちが相当疲弊することになります。

客とサービス側の

前提が全く違うのです。

 

そう言う意味でも「文化を知る」って

大切なんだなぁと思い知る私です。

 

 

日本では入店する際無言の方が多いですが

フランスではご法度。

(イギリスでも。他の国もそうかしら??)

 

「お品を見せていただく」

と言う気持ちを挨拶と言う形で

きちんと表現する

と言うことなのだと思います。

 

 

例えば試着する時にもきちんと

「お店の品を貸していただく」

と言う心算で、確認してから

試着するのが良いようです。

(日本でもそれはさすがにそうですよね?)

 

 

 

日本人は恥ずかしがり屋さんも

多いですが、

フランスではそのようには理解されず、

マナーがなっていない客と

誤解されるので

ご注意なさるとよろしいかと思います。

 

レストランでもお店でも、

自分が良いサービスを受けたり

楽しくお買い物をできるためでも

ありますしねラブラブ

 

 

その代わり、消費者としての

権利もきちんと尊重されます。

 

例えば、またお洋服の例になりますが、

試着を何度もしてなんとなく申し訳ないから

気を遣って購入する、なぁんて方も

日本ではいらっしゃいそうですが、

フランスではその点は

気にしなくて良いように思います。

 

いくら試着しても

自分が納得するものしか買わない、

その姿勢で大丈夫のようです。

 

すごーく合理的。

 

 

 

考えてみれば、確かに

購入してこそ「真のお客様」!

 

購入前は、私たちは素敵なお洋服を

紹介して頂き見させて頂いている

立場なのですものね〜。

 

 

 

 

お客様が最優先の日本は本当に大変。

サービスを提供する側の方を思えば、

気の毒になる程です。

 

学校もしかり。

 

前回の記事にフランスと日本で

接客をご経験された方から

コメントをいただきましたので

ぜひご覧いただきたいですが、

「サービスを受ける資格」

と言うのもある訳ですよね。

 

だからと言ってフランスの

不機嫌丸出しの接客や気持ち次第で探したり

面倒くさがったり。。が気持ちよいとは

さすがに思わないので・・

 

 

私が両国に唯一求めるのは、

「人としてマナーのあるサービス」

 

それに尽きると思います。

 

日本のようにマニュアル

ありきで無機質・機械的になると寂しい。

そしてより良いサービスを求めすぎて

負担になりすぎるのも良いとは思わない。

 

かと言ってフランスのように

いい加減だったり

不機嫌を丸出しにしてもほしくない、

 

 

ただ、その場を人としてお互いに気持ちよく

過ごせれば・・

その程度でよいと

個人的には思っています。

 

お品を提供する人も買う人も

平等で、お互いありがたい、

Win-winの関係で

健全なあり方ではないかしらん。

 

 

 

学生時代の友人で

客室乗務員の彼女がいっていました。

 

「外ではそれこそ完璧の笑顔と

完璧のサービスなんだけど、

カーテンをピシッと閉めた途端、

鬼に変身するのよ。

すさまじい後輩いじめね・・・」

 

どんなにサービスが良くても、

私はそう言うのを決して望みません。

裏でも暖かくしていて欲しい。

より良いサービスのために、

人がいじめられるなんて私は嫌ですあせる

 

仕事のため、サービスのための笑顔でなく、

人としてのマナーと節度があれば

それで十分なんだけれどなぁ。。

 

これに関連した

フランス人の言葉もいつかご紹介

できればと思いますが・・。

 

 

パリの通りの表示。

美しくて大好きです。

 

 

 

震災の時だって流通が乱れれば

あれだけ私たちは困ったのです。

 

ガソリンがなくて困ったり。。

品薄になったり。

 

 

「君たちはどう生きるか」

のコペルくんではありませんが、

物が手元に届くまでどれだけの方が

関わっていてくださるのかを考えれば

そのどの過程が欠けても消費者の手元には

何も届かないのですものね。

 

素敵な品々を手に取れるのも、

物を豊かに選べるのも

生産者や小売業の方が

それを見出し、売ってくださるから。

 

むしろ買わせてもらっている、

助かっているのですものね。

 

日本にいたら

深く考えなかったことだけれど、

日本の接客のあり方がスタンダードな訳

ではないと気づかせてくれ、様々なことを

考えさせてもくれたフランス。

 

 

 

勘違いした日本のクレーマーや、

今や「お客様は神様」が

スタンダードになってしまった日本で

クレームを受けないように

サービスを追求し続ける日本は

本当に大変だと思います。

 

 

日本人の性質上・・・・

 

と書き続けてしまいそうだったのでアセアセ

続きはまた次回にでも。

 

やれやれ。また長くなってしまい

文才がなくて申し訳ないデス。

 

***

 

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***

 

素敵な1日をおすごしください。

お読み頂きありがとうございました。

 

***

 

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