おはようございます。
今朝はユリの花の香りが部屋中に漂い
その香りを感じながらブログを書けて
幸せ過ぎます
***
先日収穫したいちごで作ったいちごジャム♪
美味でした。
さて、渡墺して間もない頃だったと思いますが、
電車内で不思議なムッシュとの会話がありました。
次女が幼稚園にマスクを忘れてきたことを
駅に入る正にその時に気づいたものの
こちらでは次女の年齢では電車内でも
マスクはしなくてよいことになってはいるので
そのまま電車に乗ったのですが
娘は気になるらしく、長女から借りたハンカチを
口に当てて必死の体でハンカチを押さえて
座っていました。
4人がけの椅子に
私達親子3人と大きなムッシュが1人
というメンバーで座っていたのですが・・。
そのおじさんがドイツ語で、おそらく
「こんな小さい子がマスクなんてする必要ないのに
こんな事態はカタストロフィだ。
(↑コロナのこと)
そんな小さい子がマスクする必要ない!」
と言うようなことを言っていた様子。
雰囲気的に、私達に好感を持って
話しかけている風でもなく
こんな小さい子が手で必死に押さえてまで
マスクをつけるなんて、と、苦笑い
もしくは嘲笑ともとれもするような
微妙な笑顔で言ってくるので
馬鹿げている!
と言うニュアンスにも受けとれて
私は心持ち居心地が悪く、愛想笑いで
適当に返しながらやり過ごしていました。
それでもそのムッシューがずっと同じ様なことを
言ってくるし、娘は娘で手でハンカチを覆いたい
外したくない、と言うので
私は
「私達の国日本ではコロナ以前から風邪やインフルエンザ予防や他の方にうつすのを避けるために
普段からマスクをしているので、マスクを
付けることにもそこまで違和感はないのです」
と、コミュニケーションがてら
そしてムッシュがどんな
返答をするのか、という興味も手伝って
伝えてみようかな、と思いたち
まずは
「私は日本からきました!」
とそこだけはドイツ語で始めてみました。
(少しでもドイツ語を話したら
場が和むかな、とも期待して。)
すると。それを言った途端そのムッシュー
「オー!!ヤーパン!!??」
(↑オー!ジャパン?)
と明らかにトーンが変わり(ここポイント笑)
突如笑顔になり、ジェスチャーで
ヤーパンは僕にとって夢のような国だという風に
例えば夢見心地で手を上に風船のように
丸くしてみたり、話したりしながら
日本Love光線を出して
話し始めたのであります
「僕は柔道トレーニングをしているし、合気道
空手、など日本は素晴らしい国だ
なんといっても、武士道は素晴らしい!」
というようなことを明らかにトーンを変えて
熱い口調で言ってきたので、こちらも
「オーJudo!」などと笑顔で会話することになって
おかげさまで、不穏な雰囲気は和らぎ
結局マスクの話は何処へやら・・笑
その後おじさんは、さらに日本への愛情や
レスペクトのようなものを
熱烈に話してくれたので
私は笑顔で
「ありがとう。」
と伝えました。
すると、そのおじさんは
「そう言う時は、ありがとう、
ではない!
"そうです!"
(Yes!、(日本は素晴らしいんです)
と言うんだ!」
と言って私に愛ある説得をしてきたので
私は試しに
武士道を愛していると言うそのおじさんに
今度は携帯のグーグル翻訳で
「日本人の美徳の一つには
謙虚さと言うものがあります」
と、ドイツ語で見せて
「だから私はありがとうと
言ったのです」
と伝えると、今度はそのムッシュー
武士道キタァァ!とでも思ったのでしょうか
「これぞ日本人見たり!」
のような、いかにも合点し心底納得した様子で
私の肩に手を優しく置き
(↑時代は、コロナコロナ!
あまり触らないで!とも思ったけれど笑)
「オ〜!」と、言いながら
感動したような風に首を左右に振りながら笑
私達親子をまるで大事な娘のように
うっとりと見つめ・・・・
私照れ笑い・・
そこまで愛さなくても・・・
すると、ちょうどよくおじさんの降車駅につき
おじさんは幸せな表情で
さようならと言って降りていった訳でありました。
ムッシューが興味を持ってくれていた
日本とその文化、そして新渡戸稲造先生に
大いに助けられ、はじめの不穏な雰囲気は
一瞬でなくなり、助かったー!!
との、この一件。
お後がよろしいようで
と一瞬思ったのだけれど・・
一つ何か違和感が残りました
あのムッシューは
当初私達を日本人だと思っていなかったからこそ
日本人だと分かった途端トーンが変わったのであって
それまでは違う民族だと思っていたのだと思う。
(↑あえてどこかは書きませんがご想像下さい。)
全世界のコロナ禍の中でその人種ゆえに
肩身の狭い思いをしている人たちも
いるのかもしれない、と
私がそのムッシュとのはじめに
心のどこかに感じた居心地の悪さを思い出しながら
複雑な気持ちにも気の毒にもなったものです。
(この世界のカタストロフの発端はどこなんだ?的。
なのに、お前たちがそんな必死でマスクをするなんて・・
というような。
事実は未だわからない訳ですが。)
よその国に来ると
自分たちが日本という国から来たこと、
日本人である、と感じるシーンもよくあるけれど
概して日本人は、好感を持たれやすく
尊敬もされやすい国であるようにも思い、また
先人達が築いてくれた、この日本の文化慣習は
世界から認められ、尊敬される
世界でも稀有な文化だとも思い、
日本という国に生まれたことは
感謝できることなのだな、と改めて感じた
ムッシューとのなんとも言えない
不思議な一件だったのであり候。
下記の記事でも書いていますが
海外で過ごすときには
他所の国の人は、私達一人ひとりを通して
「日本」はこういう国だ
「日本人とはこういう人たちだ」
という印象を形作るので、
そういう意味では、日本にいるときよりも、
やはり少し日本を背負って?
過ごしているような気も
おこがましいですが、改めて致します・・
・・・と、ある意味
ムッシューに「謙虚さは日本人の美徳!」と
敢えて「ドヤ」ってみてしまった
この私めが・・
・・そう申しております。
・・・ん?
この激しい矛盾はなんだ?
↓
でも思えば、フランス時代、
一番イヤな出来事だった、
こんなことがあったなぁ。。
↓
私、キレた!!の巻。
***
笑顔多めの、
素敵な週末をお過ごしくださいネッ。
***
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