こんにちは
UMIカウンセラーの かほ です。
つい先日、
私のカウンセリング3回コースを
終えられたHさん。
中学3年生の
息子さんがいらっしゃいます。
息子さんは、
不登校ではあるものの、
短い時間だけ、学校に登校したり、
勉強や好きな運動にも
自分のペースで取り組んでいるそうです。
Hさんは、
進路のことで不安もあるけど、
本人が決めるのを待ってあげたい、
とおっしゃっていました。
ただ、息子さんの不登校について、
Hさんの実のお父さんには伝えていなくて。
普段から、何かと意見してくるお父さんに
不登校のことを知られたら、
大変なことになる気がするから…と。
お父さんが
自分の意見を押し通してくるのは
ずっと以前からのことで、
Hさんは、それを
「仕方ない」と諦めている。
でも、
どこかいつも気を遣っていて…。
息子さんの受験・進学を機に
不登校のことを知ったら、
お父さんがどんな態度を取ってくるのか、
考えると不安になる、とのことでした。
Hさんご自身も、
お父さんとの関係に、
自分を制限している
メンタルブロックの存在を感じていて、
思い出された記憶から、
その元になっているものを
紐解いていきました。
Hさんの心に浮かんできた記憶は、
10歳くらいの頃。
やってみたいと思った通信教育に、
お母さんが「いいよ」と申し込んでくれた。
でも、それを知ったお父さんが、
「なんでそんなの申し込んだんだ!」
と、激しくお母さんを責め、
最終的には、お母さんに手を上げた。
その様子を、
Hさんは怖くて何もできないまま、
だまって見ていたそうです。
お母さんが責められている、
それだけでも、
とても怖くて、
ショックな出来事だったはずなのに、
自分がそのきっかけを作ってしまった…
この状況は、幼いHさんには、
とても受け止められるものではなく、
長い間、心の中に閉まっていたんです。
それを裏付けるように、
当時、自分が何を感じていたか、
なかなか思い出せなかったHさん。
ゆっくり、時間をかけて、
その時の自分に意識を合わせていくと、
感情がわっと溢れてきました。
怖いよ…
お母さんがかわいそう
やりたい、なんて言わなきゃよかった
自分の失敗で、大変なことになってしまった
二度と、お父さんを怒らせちゃいけない
こうして出てきた感情を、
しっかりと感じていきました。
涙と一緒に、
この時感じていた、怖さ、悲しさ、罪悪感を
外に吐き出してもらったあと、
Hさんにこう聞いてみました。
「お父さんがお母さんを責めたのは、
この子のせいだと思いますか?」
Hさんは、
「全然そうじゃないですね」
とおっしゃっていました。
そうなんです。
この出来事は、
Hさんのせいで起きたことじゃない。
Hさんがしたことは、
ただ通信教育を「やってみたい」って
言っただけ。
きっかけとなっただけで、
お父さんがお母さんを責めた原因は
Hさんにはありません。
当時は蓋をして、
感じきれていなかった感情を感じると、
こんな風に
客観的に見ることができる。
真実が見えてくるんです。
/
ずっと記憶に残っていた出来事なのに、
イメージが全然違って見えます
\
とおっしゃっていたHさん。
記憶が書き換わった証拠ですね。
この後Hさんは、
さらに当時のお父さんについても、
客観的な視点から捉えなおす、
という作業に取り組まれました。
長くなったので、
その話しは明日のブログに続けますね
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