皆さま、おはようございます!
今朝は、一昨年に訪れました
日南線・伊比井(いびい)駅の訪問記です。
この日は朝からレンタカーで移動していた自分。
枕崎市内のホテルを出発して、
指宿枕崎線の駅、昭和62年に廃止された志布志線の駅跡を見ながら
日南線沿線にやってきました。
日南線沿線は海が見渡せる絶景ポイントが多くて、
クルマを運転してるだけでもホントに楽しめます。
日南線は終点の志布志駅から
時刻表に並ぶ駅順通りに見て周りましたが、
北郷駅で東隣りの「伊比井駅」をカーナビに地点登録すると
こんなメッセージが流れたのですよ。
「目的地までの所要時間は約50分です」
えっ、50分!?
たった一駅間なのに移動に50分かかると出て驚いちゃいました。
普通でしたらこの所要時間は考えられませんよね。
時刻表を見ると、北郷駅-伊比井駅間の距離は9.2キロで
列車はその区間を7分かけて移動します。
う~ん、クルマで50分かかる理由とは一体?
ここで改めて地図を見たのですけど…なるほど!
北郷駅-伊比井駅間はクルマで移動する場合は
大回りしないと辿り着けないみたいですね。
結局、この日はこの移動中に陽が暮れてしまい伊比井駅訪問は断念。
翌日に改めて訪れましたよ。
そしてやってきました!
ここは伊比井駅のすぐそばにある川、
伊比井駅も絶景が楽しめる駅だったのですね。
駅の近くでこんな景色が楽しめるなんて、伊比井駅ステキすぎますぜ☆
伊比井駅自体は
国道220号線(通称:日南ロードパーク)のすぐそばにありましたよ。
駅前広場は無く、築堤のわずかな切れ目に駅の出入口があるため、
知らずに走っていると通過しちゃうので注意が必要です。
駅の下に「伊比井」バス停があるので、
これを目印にした方が良いかもしれませんね。
こちらが伊比井駅の出入口、なんか広すぎやしません?
まるで都心の駅並みの階段幅でしたけど、
伊比井駅の乗車客数は1日20人を割ってる状況らしい。
伊比井駅は昭和38年の日南線全線開通時に開設された駅でしたが、
この時代に開業した国鉄駅は
どこも過剰と思えるような設備を持った駅が多い気がします。
小デブな自分は階段の高さにぜぃぜぃしながら
駅舎に辿り着きましたよ。
伊比井駅、アルファベットで書くとIBII。
まるでPPAPみたい。
駅舎の中はこんな感じでした。
現在は無人駅の伊比井駅ですが
国鉄時代は駅員配置駅だったようで、
出札窓口と荷受けの窓口が今でもわかる状態で残ってましたよ。
駅舎の次はホームにイン。
ホームにはこちらの構内踏切を渡って入ることが出来ます。
伊比井駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。
ここから隣駅の北郷駅までクルマで50分かかる事実。
列車に乗ってると気づきませんよね。
こんな体験をしたのは飯田線の水窪駅-大嵐駅間以来かも。
ちなみに飯田線の方は
クルマで移動すると80分もかかる駅間でした。
最後はホームからの眺めで〆ます。
こんな小高い場所にある駅なので
ひょっとしたらホームから太平洋も望めるかな?
と期待したのですけど…
う~ん惜しい!
伊比井駅は海岸線から500メートルしか離れていないのと、
更にバスに2分ほど乗れば富士海水浴場にも出られるそうですので、
気になる方はぜひ現地をチェックしてみてくださいね。
↑(南宮崎駅方面)
伊比井駅(平成28年5月19日)
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