皆さま、こんにちは!
5月に九州を旅したときのこと。
日南線の終端駅である志布志(しぶし)駅にやってきました。
志布志駅と言えばブログで以前、
志布志駅の西側にある鉄道記念公園で
写生教室を楽しんでいた小学生のことを書きましたが…
(その日のブログもぜひチェックくださいね)
C58やキハ52など貴重な鉄道車両が保存されているこの公園は
平成2年まで、初代・志布志があった場所でして、
構内には数多くの側線の他、転車台を備えた機関区もあったのですよ。
当駅からは日南線のほか、かつては志布志線と大隅線が延びており、
鉄道の要所だった志布志駅でしたが、後者2線は昭和62年に廃止。
現在は、乗車客数がわずか10人前後/日の駅だっていうんですから、
国鉄時代の志布志駅を思うととても想像できませんよね。
こちらは志布志線と大隅線が現役だった頃の
昭和51年に撮影された航空写真です。
大通りの突き当りに見えるのは当時の志布志駅です。
そして現在の志布志駅。
志布志線と大隅線が廃止されると機関庫も撤去され、
広い構内はスーパーマーケットの用地に転用されました。
併せて志布志駅も東に60メートルほど移転されて、
貨物の引き込み線があった場所に、駅舎とホームが造り替えられたのでした。
それでは早速、志布志駅をうぉっちん。
平成2年に新しくなった志布志駅は
ホームの頭端部分に駅舎がある完全終端駅仕様です。
余談ですが、志布志駅がある住所は志布志市志布志町志布志。
自分も志を確かにして、志布志駅探索に臨みますよ。
向かって左側には志布志市の観光協会が、
右側には「終着駅は始発駅」というタイトルのパネルが掲げられてました。
とここで…
観光協会の皆さまが自分に声を掛けてくれたのです。
駅舎の写真を撮ってる自分の姿を気にされたんでしょうね。
志布志線と大隅線が廃止されてから30周年を迎えるこの機に
志布志線を偲ぶイベントを企画しているとのこと。
「こんな写真も撮ってたんですよ」と、
数多くの志布志線廃線跡の写真を見せていただけました。
実は自分も、ここに来る前に廃線跡巡りを楽しんだばかりでして…
(志布志線廃線跡巡りのブログもぜひチェックくださいね)
そんな話をしたら、皆さんすごく喜んでくれましたよ。
お茶を戴いたうえに、記念のバッチまで戴いちゃいまして…
平成2年に建て替えられた志布志駅の駅舎ですが、
木造なために一部分に老朽化が見られるらしく、
再度の建て替え計画も浮上しているそうです。
志布志駅にはいずれ、大隅線の廃線跡巡りのために訪れますので、
その節は再び立ち寄らせてくださいませ。
平成2年に日南線の終着駅に変った志布志駅は、
単式ホームが1本あるだけの駅になってしまいました。
構内にはほかに、夜間駐泊用の側線が設けられております。
最後は志布志駅の駅名表で〆。
ところで…
宮崎駅~志布志駅間を所要時間約2時間半で結ぶ日南線。
今更な話ですけど、都城駅~志布志駅間を約1時間で結ぶ志布志線の方が、
志布志市民にとっては便利な路線だったのでは?
地元の実情を知らない自分が言うのも厚かましい話ですけど。
↑(南宮崎駅方面)
志布志駅(平成28年5月18日)
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