皆さま、こんにちは！
今日は２年前に訪れました
日南線・子供の国（こどものくに）駅の訪問記です。
子供の国駅…嗚呼、なんと可愛らしい駅名なのでしょ。
この駅名を聞いてイメージ出来た方も多いかと思いますが、
「こどものくに」は宮崎市南部の青島エリアにある遊園地だそうです。
子供の国駅はその最寄り駅として開設された駅でした。
「こどものくに」は駅前にあるようですけど
目の前に見えてくるのは駐車場。
エントランスまではちょいと歩かなきゃならないようですね。
この日は朝７時半に着いたせいか、園内には誰も居ませんでしたわ。
数年前までは観覧車やジェットコースターもあったようですけど、
現在は撤去されて自然公園の様相に変わったようで。
高所恐怖症のクセに観覧車が大好きな自分、
もうちょい早めに来るべきでした。
それにしても、地名や施設名に「こども」が付くと
とても柔らかなイメージになるのに
これが「おとな」だと極端に印象が変わるから不思議です。
大人の国、大人のおもちゃ、大人の課外授業… ほらね。
「こどものくに」は昭和14年に
宮崎交通の前身である宮崎鉄道の資本で開業した遊園地で、
現在も宮崎交通が経営に当たっているそうです。
子供の国駅も遊園地と同様に、
昭和14年に宮崎交通線（当時は宮崎鉄道線）の駅として
開業しました。
宮崎交通線は昭和37年に一旦廃止され、
翌年の昭和38年に国鉄日南線に引き継がれましたが、
子供の国駅はそのまま国鉄日南線に継承。
…となると気になるのは、現在あるこの駅舎が
私鉄時代に造られたモノなのかどうかという点ですけど…
駅舎のホーム寄りで建物財産票を発見！
そこに打たれていた年号は…
昭和38年でした。
う～ん残念。
私鉄時代の駅舎が残っていれば貴重な代物でしたけど、
駅舎は国有化された際に建て替えされたモノみたいですね。
駅の位置は私鉄時代と変わっていないようなので、
ホームぐらいは私鉄時代のモノかと期待しましたけど…
こちらもコンクリート製で国鉄時代に造られたっぽく。
私鉄時代の遺構を見つけることは出来ませんでした。
…自分が見逃してた可能性は十分ありますけど。
現在は無人駅の子供の国駅ですけど以前は有人駅だった模様。
待合室の壁面をご覧ください。
おっと、後姿を撮ってしまって本当に申し訳ない。
待合室の右側に出札窓口を塞いだ跡がありますよね。
駅舎の中にある事務スペース、ここが元の駅長室なのかな？
子供の国駅は単式ホームが１本あるだけの停留所タイプの駅でした。
ここが子供の国駅であることを示す外向きの駅名標はこれだけです。
ゴシック体で書かれているので全然子供っぽくない。
最後は駅前通り（日南海岸ロードパーク）の風景で〆ます。
駅前には「ういろう」屋さんが数多く並んでしました。
さっそくネットで検索してみると…
えっ、「ういろう」好きは青島のモノを選ぶ!?
そんなに青島のういろうって有名だったのですか？
「こどものくに」然り「ういろう」然り、
いろいろとやり残した感がある子供の国駅の訪問記でした。
年内に予定していた宮崎県の駅巡り旅、
ここに来れるといいなぁ。
↑（南宮崎駅方面）
子供の国駅（平成28年５月19日）
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