皆さま、おはようございます!
自分は駅巡りを楽しむ際、駅間の移動にレンタカーをよく利用しますが、
移動中に、思わず足を止めたくなるような景色に出くわすことがありました。
今年5月に訪れた日南線は、特にそんな景色が多かった気がします。
山間にひっそりとたたずむ駅がある風景…
癒されるわ~
そんなところに大好きなキハ40系(現車はキハ47です)が来たらもう大変!
嬉しくて、興奮して、心臓がバクバクしちゃいましたよ。
日南線の列車は一部に新型のキハ200系列が混じってますが、
多くは国鉄型のキハ40系列でした。
列車の本数も少なくないので、
いつでもこんな場面に遭遇出来るのが日南線の魅力ですよね。
遠くから近づいてくる2つの灯り…
重いアイドリング音を鳴らしながら、目の前をキハ47が通過。
駅にとうちゃこ~
こんな景色を見て感動し、涙が流せるなんて…
鉄道ファンをやってて良かった。
最近は本当に、そのように思ってましたよ。
この写真は日南線と並行する県道430号線から撮りましたが、
その県道沿いにあり、写真にも写る駅がこちらでした。
日南線・内之田(うちのだ)駅です!
単式ホームが1本あるだけの無人駅。
てっきり、全国各地に気動車が大量配置された昭和30年代に
数多く開業した停留所のひとつかと思いましたら、
昭和16年、日南線がまだ
志布志線の一部区間だった時代に開業した駅なんですって。
この頃の日南線の開業区間は志布志駅‐油津駅のみで、
昭和38年、前年に廃止された宮崎交通の線路跡を転用し開通した
南宮崎駅‐北郷駅間を編入した上で、日南線が全通しておりますよ。
こちらの階段を伝ってホームにイン。
日南線にも、全通した昭和38年に停留所タイプの駅が数多く開業しましたが、
それらの駅と違うのはホームの幅です。
現在は旅客列車しか運行されていない日南線ですが、
昭和57年までは全線で貨物輸送が行われてました。
内之田駅も将来はそれに対応できるよう、
幅広のホームが組まれたのではないかしら?
こちらは昭和22年に撮影された内之田駅の航空写真です。
駅舎の無いスタイルは開業当時からのようですね。
幅の広いホームも当時から変わっていない模様。
それにしても、ホームから眺める景色も長閑で美しい。
田舎っていいなぁ。
…と、東北在住の田舎モンの自分が言っても説得力はありませんが、
内之田駅は本当に素晴らしい景色に囲まれた駅でした。
↑(南宮崎駅方面)
内之田駅(平成28年5月18日)
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