皆さま、おばんです!
今晩は、昨年5月に訪れた
日南線・日向大束駅(ひゅうがおおつか)の訪問記です。
毎度、似たようなブログばかり書いてますけど、
仕方がないのよ、駅舎が好きなのだから!
日向大束駅は昭和10年に開業、現在は無人駅ですが、
今でも有人駅時代の駅舎が残る素敵な駅ですのよ。
駅前はこんな感じ。
手前の民家は元々は駅前商店だったのかな?
奥を横切る道路は宮崎と霧島を結ぶ国道220号線で、
日向大束駅は国道から入りやすい場所にあります。
ちなみに日向大束駅が日南線の駅になったのは、
昭和38年に旧・宮崎交通区間(南宮崎駅-北郷駅)が国有化され、
南宮崎-志布志駅間を結ぶ日南線が全通してからのこと。
それ以前は、西都城駅-志布志駅-北郷駅間を結ぶ志布志線の駅でした。
駅は変わらないのに路線名が変わって…
日南線の歴史は本当にややこしいですね。
駅舎に入ります。
列車待ちの高校生が見守る中で写真を撮り続ける自分。
この景色だけで飯3杯はいけちゃうのですが、高校生諸君にはわかるまい。
日向大束駅は、列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
国鉄時代は、このホームの奥にも線路が延びていて、
貨物の荷役作業が行われていたようです。
荷下ろししていた場所は駐車場に変ってました。
日向北方駅の時にも書きましたが、
串間市内の駅は「お帰りなさい」の看板が掲げられていて
とてもアットホームな雰囲気ですの。
寿(ことぶき)かんしょ…自分は知らなかったのですが、
宮崎県を代表するサツマイモの品種だそうで、
串間市、中でもここ大束地区が主産地だそうですよ。
どおりで、駅構内のあちらこちらに
サツマイモのイラストが描かれてたと思いましたわ。
あ~ このブログを書いていたら石焼きイモが食べたくなってきた!
どうでもいい話ですが、自分が小学生の頃、
国語の教科書に「私の秘密」という題の詩が載ってました。
「わたし 石焼きいも大好き
でもあんまり食べるとぷっと出る ブランコするとぷっと出る」
と、何かをするたびに屁をこきまくる詩だったのですが、
あの教科書を使っていたのは我が母校だけ?
話を再び駅に戻しまして…
日向大束駅とお隣の榎原駅間は駅間距離が8,1キロもある、
日南線の中では最長の駅区間でした。
故に列車の交換間も頻繁に行われていて、
運行する列車の約半数が、ここで行き違いを行っているようですね。
最後は日向大束駅の駅名標で〆ます。
駅名標に描かれたイラストは、キャンプ場もある赤池渓谷らしいですが、
そもそも、駅から渓谷までは16キロも離れているので、
歩きで向かうと、とんでもない目に遭うらしいです。
ここは途中に、森林鉄道(四浦林用軌道)の廃線跡もあるみたい。
いつかは林鉄巡りも楽しみたいですね。
その前に、イモばっか喰ってないで少しでも痩せないと。
毎回言ってますが、木造駅舎が残る駅は本当に素敵です。
日向大束駅は駅舎だけではなく、低いホームも国鉄時代のまんまでした。
昭和のノスタルジーな気分に浸りたい方、日向大束駅は必見ですよ!
↑(南宮崎駅方面)
日向大束駅(平成28年5月18日)
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