伊勢で衝撃の農園と出合う!!
【北海道知床からこれまでの歩行距離数】5,162km
【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約16,750km
【現在到達地】三重県 大台町
【前回からの歩行距離】0km
少し前のことになるが伊勢市大湊(おおみなと)で会ったムーさんのことを書いてみよう。
日本を歩いて旅しているとなぜか有機農業をしてる人や自給自足に近い生活をしている人達と
出会うことが多い。
放浪生活をしている限り作物を育てることはできないのだが作物作りには興味があり、いずれ
やってみたいとも思ったりもする。
それで農業をやってる人と知り合った時は畑を見学させてもらうことも多い。
今回出会ったムーさんも作物を作っていて農園を見せていただいたのだが、その畑は今まで
見たことも聞いたこともない襲撃の農園であった。
肥料は一切使わないが自然農法とも考え方も方法も全く違う。
一見したところ全く野菜畑には見えない。
しかし果樹や雑草の中に無造作にいろんな野菜が生えている。
いろんな作物を生で食べさせていただいたがどれも苦味がなく甘い。
徳島の小林農園で甘い生野菜を食べさせていただいた時も驚いたが今回はその上をいく衝撃だった。
全くの無肥料で、苗を植えて根付くまでは水をやるがその後は水さえほとんどやらない。
最初に農園に畝を作った時に使った以外鍬を使うことすらなく、使用するのは鎌とスコップのみ。
言うまでもなく農薬も一切使わないが虫や鳥、病気にやられることもほとんどない。
それどころか、農業をやる人が毛嫌いする虫や鳥が集まってくるように木を植えて木陰を作っている。
どうせ木を植えるなら実のなる物の方が良いかと果樹を植えているようだ。
しかも天候不順にも強い。一度畝を作ったら二度と耕さない。
さらに365日数十種類の作物が収穫できる上、収穫量も多い。
嘘のような夢のような農園だ。
実際に自分で農園を目にしてなかったらまず信じられない。
作物が適当に植わっているようでいて、その配置はムーさんが描いた設計図通りなのだ。
ムーさんはこの畑を作る以前にすでに理論を確立している。
それを実証するために実験的に農園を作り始めて3年。広さは一反。
作物は計画通りにでき、どうしてもそのおいしい野菜が食べたいという顧客のために収穫と発送に
忙しそうで、私達も収穫を少し手伝わせていただいた。
作物はその時生えている物を詰め合わせて送るというゆる~い方法だが文句が出ることもないらしい。
ムーさんは植物学や海洋学、いろんなことに精通している。
この農園についても全て自分で考え出したことばかり。
野菜は植物なのに植物のことを知っている農家の人に出会ったことがない、
有機農家で土壌や循環のこと、無機のことについて知ってる人も一人もいない、
と口癖のように言っていた。
理論の苦手な歩き人にはせっかく説明してもらった理論をうまく説明できないのだが、
ムーさんのブログにはそれを全く隠すことなく載せてある。
→→野人エッセイす
近く本も出るらしい。
こんな農園が日本中に増えていって欲しいなあ。
ムーさんは大湊のゴーリキマリンビレッジのオーナーでもある。
その後、鳥羽の港の魚市場に魚や貝、イカの仕入れにも連れて行ってもらった。
そして仕入れてきたばかりのモンゴウイカをムーさんがさばいて食べさせてくれた。
こりこりしててうまい。!
しかし伊勢に来てこんな農園に出合えるとは思いもしなかった。
ただ歩いて旅を続けているだけでムーさんのような人に出会えて話ができる。
そのことだけでも旅を続けててよかったなあ、と思う。
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【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約16,750km
【現在到達地】三重県 大台町
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少し前のことになるが伊勢市大湊(おおみなと)で会ったムーさんのことを書いてみよう。
日本を歩いて旅しているとなぜか有機農業をしてる人や自給自足に近い生活をしている人達と
出会うことが多い。
放浪生活をしている限り作物を育てることはできないのだが作物作りには興味があり、いずれ
やってみたいとも思ったりもする。
それで農業をやってる人と知り合った時は畑を見学させてもらうことも多い。
今回出会ったムーさんも作物を作っていて農園を見せていただいたのだが、その畑は今まで
見たことも聞いたこともない襲撃の農園であった。
肥料は一切使わないが自然農法とも考え方も方法も全く違う。
一見したところ全く野菜畑には見えない。
しかし果樹や雑草の中に無造作にいろんな野菜が生えている。
いろんな作物を生で食べさせていただいたがどれも苦味がなく甘い。
徳島の小林農園で甘い生野菜を食べさせていただいた時も驚いたが今回はその上をいく衝撃だった。
全くの無肥料で、苗を植えて根付くまでは水をやるがその後は水さえほとんどやらない。
最初に農園に畝を作った時に使った以外鍬を使うことすらなく、使用するのは鎌とスコップのみ。
言うまでもなく農薬も一切使わないが虫や鳥、病気にやられることもほとんどない。
それどころか、農業をやる人が毛嫌いする虫や鳥が集まってくるように木を植えて木陰を作っている。
どうせ木を植えるなら実のなる物の方が良いかと果樹を植えているようだ。
しかも天候不順にも強い。一度畝を作ったら二度と耕さない。
さらに365日数十種類の作物が収穫できる上、収穫量も多い。
嘘のような夢のような農園だ。
実際に自分で農園を目にしてなかったらまず信じられない。
作物が適当に植わっているようでいて、その配置はムーさんが描いた設計図通りなのだ。
ムーさんはこの畑を作る以前にすでに理論を確立している。
それを実証するために実験的に農園を作り始めて3年。広さは一反。
作物は計画通りにでき、どうしてもそのおいしい野菜が食べたいという顧客のために収穫と発送に
忙しそうで、私達も収穫を少し手伝わせていただいた。
作物はその時生えている物を詰め合わせて送るというゆる~い方法だが文句が出ることもないらしい。
ムーさんは植物学や海洋学、いろんなことに精通している。
この農園についても全て自分で考え出したことばかり。
野菜は植物なのに植物のことを知っている農家の人に出会ったことがない、
有機農家で土壌や循環のこと、無機のことについて知ってる人も一人もいない、
と口癖のように言っていた。
理論の苦手な歩き人にはせっかく説明してもらった理論をうまく説明できないのだが、
ムーさんのブログにはそれを全く隠すことなく載せてある。
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近く本も出るらしい。
こんな農園が日本中に増えていって欲しいなあ。
ムーさんは大湊のゴーリキマリンビレッジのオーナーでもある。
その後、鳥羽の港の魚市場に魚や貝、イカの仕入れにも連れて行ってもらった。
そして仕入れてきたばかりのモンゴウイカをムーさんがさばいて食べさせてくれた。
こりこりしててうまい。!
しかし伊勢に来てこんな農園に出合えるとは思いもしなかった。
ただ歩いて旅を続けているだけでムーさんのような人に出会えて話ができる。
そのことだけでも旅を続けててよかったなあ、と思う。
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