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2017年06月25日

峠越え、問題山積み

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,900km(13 countries)
【Walking distance in Canada】450km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
We are here in 】Chilliwack Lake, British Colombia(day 43th on the Trek across Canada on foot) 

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【 これまでの総歩行距離】約21,900km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】450km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

【現在地】ブリティッシュコロンビア州ホープ カナダ歩き旅43日目 

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ホープのキャンプ場で久しぶりにのんびりしてる




チリワックの町から10kmほど離れたタイニーハウスを出た日は天気予報ではずっと雨だが、まだ降り出していなかった

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後にAirbnbで調べたところ、このタイニーハウスは1泊1万円くらいだった。
わーお!!


舗装道路から離れてトランスカナダトレイルの山道に入る。
数日前から雨が降り続いていたから、
あゆみは最初何となく気が進まなそうだった。

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木々から苔が垂れ下がっていて、なかなか美しい。

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雨も止んでいて、大きな切り株の写真などを撮りつつ進む。

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しかし、やがて現れたのはあゆみの大嫌いな泥道。
私だって嫌いだ。

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ズボンの裾の汚れを気にしつつ何とか濡れないように。

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大体は整備されてたのだが、所々に倒木も残ってて、乗り越えつ、下にもぐりつつ。

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その上、天気予報通りに雨が降り始めた。
傘をさしながらりんごとパンの昼食。

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再び道路に出た。雨が強くなってきたのでカッパを着る。

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泥汚れと雨。気力もダウンする。

トランスカナダトレイルは再び道路から離れたり近づいたりしながらさらに続くのだが、雨は降り続くし、
服がドロドロになるのが目に見えてるので、つまらなくはあるが舗装道路を歩くことにした。

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夕方になって雨も止んで雲が晴れ、雪山も見えるようになった。

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川辺のテントサイトには他に誰も居なかった。
今夜は居て欲しかったんだけどなあ。

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翌日は天気が良くなった。
これからしばらくは天気が続くはずだ。もしタイニーハウスに2泊せずそのまま来ていたら、昨日が峠越えの日になってたはずだ。

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チリワック湖岸の州立キャンプ場に到着。
標高は徐々に上がり、チリワック湖で標高600mほど。気温も低くなってきた。
周囲を見渡しても雪を頂いた山ばかりだ。

1泊22カナダドル(約1,900円)。
カナダ本土に渡ってから、いいほどキャンプをしているが、お金を払ってキャンプ場に泊まるのは今回が初めてだ。
ここは先に自分で空いている場所を見つけてキャンプしていると、巡回している係りの人が料金を徴収するシステムだ。

「車が見当たらないけど、どうしたんだ?」
「歩いて来たんだよ。徒歩でカナダを横断してる」
「なんてこったい!」
という、いつものやり取りの後、彼は非常に気になることを言った。
一週間ほど前に、私達が明日進むトランスカナダトレイルを通って峠を越えて来た人がいたのだが、雪がとても多かった、と言ってたそうだ。
「むむむ」
多少の雪があるのは仕方ないと思ってたけど、もし雪道が何キロも続くなら問題だ。
係員は続けて言った。
「あれから温かくなったから状況は違うかもしれないけれども、防水の靴を履いて行くことを勧めるよ」
ちょっと待て、私の靴は防水どころか、濡れても乾きやすいようにメッシュになってるぞ。
これは考えどころだな。
あまりたくさんの雪があるようなら、引き返して来てまたチリワックまで戻らなきゃいけないかもしれない。

そして私達にはもう一つ切実な問題があった。
チリワックで買い出しをした後で、タイニーハウスに2泊したせいもあって食料が不足気味なのだ。

元々チリワックからホープまでの行程は5日、もしくは6日のつもりだった。
チリワック湖まで3日かかり、ホープまで早くともあと3日かかるだろう。
さらにプラス1泊延びる可能性も考えて4日分と考えよう。

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何度計算してみても残っている食料はギリギリだ。
2人とも何だかずっと腹が減ってるような気がしている。
峠越えの時に力が出ないとまずいから、配分を変えてここで多めに食べておくことにした。

そしてこのトレイルを歩く人は滅多にいないらしく、やはり熊が心配だ。

食料不足と雪の量、そして熊、と幾つもの心配を抱えての峠越えとなる。


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チリワック湖までの行程

峠付近に雪があまり残っていませんように


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2017年06月24日

ホープ到着

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,900km(13 countries)
【Walking distance in Canada】450km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
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【カナダで歩いた距離】450km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

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いろいろありつつも、カナダの歩き旅で初めての峠を越えてホープの町へ。


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ようやく内陸部に入ってきた気がする。
ついに地図の隅っこにロッキーのバンフも入れられるようになってきたぞ。
とは言っても、ケロウナまでもまだ結構あるけどねー。


峠の標高1,400m ( Paleface Pass )

距離 約107km (Chilliwack city→ Chilliwack Lake→ Paleface Pass →Hope )

 
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詳しくはこの後


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2017年06月21日

峠越え

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,800km(13 countries)
【Walking distance in Canada】353km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
We are here in 】Chilliwack Lake Road, British Colombia(Day 39th on the Trek across Canada on foot) 

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【 これまでの総歩行距離】約21,800km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】353km

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【現在地】ブリティッシュコロンビア州チリワック湖ロード カナダ歩き旅39日目 

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タイニーハウスを出て、今頃はチリワック(Chilliwack )の街からホープ(Hope)までの山間ルートを歩いているはず。


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赤いラインがそのルートで、ほとんどはトランスカナダトレイル上だ。

右下のチリワック湖から標高1,400m程のPaleface Passという峠を越える。

チリワックの標高は数十メートルといったところなんで、標高差が1,400mになる


湖まで2日かかるから、天気にもよるけど結局まだ5、6日はかかることだろう。


タイニーハウスで思わぬ休憩ができて、シャワーも浴びられたし、さあホープまで頑張ろう。


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2017年06月20日

カナダのタイニーハウス Canadian Tiny house

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,800km(13 countries)
【Walking distance in Canada】353km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
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【 これまでの総歩行距離】約21,800km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】353km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

【現在地】ブリティッシュコロンビア州チリワック湖ロード カナダ歩き旅38日目 

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北米には「タイニーハウス(Tiny House) 」という人気テレビ番組がある。

「タイニーハウス」とは全てをコンパクトに収めるよう創意工夫をこらした「極端に小さな家」のことだ。


固定型と、移動できるトレイラーハウスの2種類がある。


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グレンのは後者で、今は固定してあるものの、牽引して移動可能なように作られている。
私達は思いがけなく、ここで2泊させてもらうことになって、ゆったりとして1日を過ごした。



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書棚もあり、ブルートゥースのスピーカーもあって音楽が聴ける

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コンパクトなガス台とオーブン

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キッチンの棚。Wi-Fiルーターもある

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ナイフやキッチン鋏は磁石でくっ付いている

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カトラリー、キッチン道具も全て揃っている


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窓のロックはシンプルだ。

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ちゃんとシャワー室もある。

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トイレはバイオトイレ

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ベッドも広い。入口側にももう一つ別のベッドがあるから3人は余裕で寝られる。

グレンの所で素晴らしいのは、実はタイニーハウスの中だけではない。


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すぐ前に小川が流れていて、その先は林だ。

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ハンモックやブランコでものんびりすることもできる。

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背景の山の眺めも良いし、プールまである。

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もちろん焚き火もやった

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お世話になったグレンの一家と(息子さん撮影)



私達はただ歩いてるだけで、それも自分達のためにやってるだけなのに、こんな風に親切にしてくれたり、応援してくれる人がたくさんいる。

旅を続けていて、何がありがたいって、それが何より一番ありがたいね。



本当にありがとう!グレン、ステファニー

そして、彼らと知り合うきっかけとなったサムにも感謝!


Thank you very much, Glenn and Stephanie!

And Sam of Mt.Waddington'sOutdoors



さあ、今度こそ峠に向かって出発だ!

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2017年06月19日

大きなカナダの小さな家

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,800km(13 countries)
【Walking distance in Canada】353km
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【 これまでの総歩行距離】約21,800km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】353km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

【現在地】ブリティッシュコロンビア州チリワック湖ロード カナダ歩き旅37日目 

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昨日の昼前にチリワックの町を出た


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曇天の中、チリワック川に沿って歩く。
このところ天気があまり良くない


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チリワック湖まで44kmほどを2日で歩く予定だったから、初日は少なくとも20kmくらいは歩くつもりでいた。

しかし、結局歩いたのはその半分の10kmに終わった。


なぜなら私達はこんな場所に泊まることになったからだ。


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左のちょっと変わった建物。

横から見ると
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タイヤが付いている。
そう、実はこれはトレイラーハウスなのだ。

道路を歩いている時に一台の車が止まり、乗っていた夫婦が話しかけてきた。
"Mt. Wadedington's Outdoors "のインスタグラムで私達を見たと言うのだ。
先日、防水ケースをプレゼントしてくれたSamの店のことかな。

「この数キロ先に住んでいるんだけど、もし良かったら泊まる場所があるよ」

住所を教えてもらって3キロほど歩くと、先ほどの男性が出迎えてくれて、案内してくれたのがこのトレイラーハウスだった。
グレン達はAirbnbで、ここを民泊宿として使っているそうだ。

「今日明日は客が居ないから、無料で泊まっていっていいよ」

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えっ、本当にここに泊まっていいの?
わっ、わ、わ〜〜〜〜い、やったー!!

ウェブデザイナーをやってるグレンと奥さんのステファニーと。


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中はこんな風になっている。

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ベッドもキッチンも、テーブルも椅子も、トイレもシャワーも必要な物は何でもあるし、Wi-Fiまである。

あゆみは以前から、トレイラーハウスの中を見てみたいと言っていた。
その機会が不意に訪れただけではなく、そこに泊まる機会まで訪れたのだ。

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さっそくお湯を沸かして、オートミールを作ってみる

信じられない。
まさかアウトドアショップに行って熊の相談をしたというだけのことがこんな事に繋がるなんて。

しかも、外では雨が降り始めた。
ここにいるのでなかったら、雨の中カッパを着て、さてどうしたもんか、と悩んでいた頃かもしれない。


さらにその上、家でのディナーにまで招待してくれた

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手伝いをするあゆみ

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北米の家には必ずあるバーベキューセットで肉を焼くグレン。
特製のソースのかかったステーキは美味しかった!
私達はなんてついてるんだろう。


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食後にグレンが車で、最近見つけたという場所に連れて行ってくれた。

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「カヤックをやってた若い頃ならこんな急流も下ってたけど、子供達のいる今はもうできないな」

むむむ、ここをカヤックで?!

グレンはアウトドア全般が大好きで、チリワック川のあちこちの、家族で楽しめる場所もたくさん知っているのだ



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グレンとステファニーはこのトレイラーハウスを購入し、昨年Airbnbを始めたばかりだという
「始めた途端に予約で一杯になったし、泊まりに来るのは良い人ばかりだし、良い収入にはなるし、始めてみてよかったよ」

この素敵なタイニーハウスに泊まってみたいと思う人は少なくないことだろう。
そんな人気の宿に無料で泊めてもらえるなんて!!



そして、お言葉に甘えて翌日も連泊する事に決めた相変わらず図々しい2人であった


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2017年06月18日

新たな熊対策装備

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,800km(13 countries)
【Walking distance in Canada】317km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
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【 これまでの総歩行距離】約21,800km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】343km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

【現在地】ブリティッシュコロンビア州チリワック カナダ歩き旅36日目 

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昨日出発の予定だったが、あゆみの体調がいまいちだったので出発を1日延ばすことにした。

泊まっていた民泊宿は部屋が空いていなかったので、近くのモーテルに移動する。


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3泊した民泊宿のリビングルーム

民泊宿の良い点は料理ができること。
ここぞとばかりに、キャンプでは食べられない料理を作り、私はお酒を買う。
残念ながら調味料はなかったが、コーヒーは入れ放題なのが嬉しかった。

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これは初日の夕食。
1.5リットルのワイン。
チーズ入り野菜サラダ、バターチキンカレーにカボチャとキャベツのスープ。フランスパンにチーズ。

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さて、前の写真といったいどこが違うでしょう?

ほとんど間違い探しに見えるけど、これは3日目の夕食。
野菜サラダにチキンのガーリックバター醤油ステーキ、それとカボチャのバター炒め。トーストとバター。
カレーは初日に作った残りで、他の料理の材料は全て同じ。
調味料はバター、ニンニク、塩、胡椒、しょう油で全てだ。ちなみにしょう油はマクドナルドにあった小袋だ。
私達が普段持ち歩いてる調味料は塩と胡椒のみ。

サラダ油は持たないのでキャンプでは炒める料理はなく、お湯を注ぐだけのオートミールやマッシュドポテト、後はインスタント食品かスープ、パスタとなる。
こちらではバターはそれほど高くないので、数日間滞在する時には油代わりにバターを使うようにしている。


装備や燃料の補給もする。
アルコールコンロの燃料アルコールに、前にも買った自動車用品のアルコールは1リットル入りもしくは5リットル入りであり、
1リットルも追加すると多過ぎる。
日本の「ホームセンター」にあたる"Hardware store "で探してみると、また別のアルコールが見つかった。

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料理のフォンドュ用のアルコールだ。
これも燃料として使えるらしい。
500mlでちょうどいい量だ。

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液には青い色が付いている

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トランギアに注いでみても青く見える。

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火も心なしか普段より青い?
火力も特に変わりないようだ。


チリワックに滞在中、アウトドアショップに行って買い物もした。

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まずは、行動中に水を飲むためのチューブ

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持っていたプラティパスの口に取り付ける。
それをバックパックの中の背中部分に入れてチューブを外に出す。
これで今まで使っていたボトルが要らなくなるぞ。


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取り付けたらこんな風になる。
あゆみは水を飲む時、小鳥のようにほんの少しずつ何回にも分けて飲むので、ちょうど良さそうだ。
あゆみのバックパックには元からチューブを出すための穴が開いていた。

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なぜバックパックのこんな所に「H2O」と書かれているのか2人とも不思議に思っていたのだが、チューブを取り付ける時に初めてその意味がわかった。



そして熊対策。
食料などを入れておくのに、ジプロックを重ねてみても匂いは漏れてしまうし、ごく簡単に破られてしまうことが先日の経験でわかった。
アウトドアショップのお兄さんに我々の旅について相談して、勧められたのがこれ

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「SEAL LINE」の防水袋だ。
カヤックをやる人達がよく使っている奴だ。
アウトドアショップの兄さんもよくバックカントリーキャンプに行くそうだが、いつもこのケースに食料や匂いのする物全てを入れているという。
「ベア缶(Bear Canister)」も考えていたのだが、固くて大き過ぎてバックパックへの収納が大変だ。
「じゃあ、これにしよう」
とレジに持って行くと、彼はレジを通さないまま、私達に商品を渡してくる。
「???」
「これは私からの気持ちだよ」

な、な、なんと!
私達にプレゼントしてくれるというのだ!!

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お、お兄さん! ありがと〜〜〜〜〜!!!

お兄さんがこの店のオーナーだったんだねー。
知らなかった。


{FEF83123-2356-42BD-A002-DD1C08DEE55D}
チリワックにある親切なオーナーのいるアウトドアショップはこちら



{76769F7B-6B4B-4524-83BD-58CAF578A217}
バッグの口を折り曲げて閉じると完全防水になる。
そして、このままヒモで木の枝から吊るすこともできる。

よーし、一つ進歩したぞ

さあ、これから最初の山越えだ。
と言っても1,400mの峠を一つ超えるだけなんだけどね


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2017年06月17日

熊の心配と、心配しない事

テーマ:北米徒歩横断編
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【Walking distance in Canada】317km
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【カナダで歩いた距離】343km

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【現在地】ブリティッシュコロンビア州チリワック カナダ歩き旅34日目 

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今日も休養日で曇り。

明日からは天気が続くらしい。

ちょうど雨季が明けた頃に歩き出したため、バンクーバー島でも最初ににわか雨にあったくらいでほとんど雨も降らなかったし、

きれいに雨を避けていて雨の中を歩く機会はほとんどなかった。ついてるぞ。





フレイザー川のほとりを出て川を離れる。
次にフレイザー川に出合うのはHopeの町付近か。

踏切の手前で貨物列車が来た。

{E85930A6-C6BB-42D7-8D3D-C210BDEEF152}
諦めてストレッチを始めるあゆみ。
カナダの鉄道はほとんどが貨車だ。しかも長い。
あゆみに散々バカにされながら、車両数を数えたら150両くらいだった。


{A106BA2A-D691-499F-B3E2-2DCC09A7F332}
市街地を通ったと思うと、急に深い林になる。
市街地近くでも緑が多いのがカナダの町だ。


{D46E8A2F-6E2E-432B-9EE7-CA80715B94F1}
この日もベリーを集めて昼食のベリーベリーヨーグルト。
でもこの日は週末で、みんな採りに来てるからかあまり見つけられなかった。

市街地辺りはテントを張る場所が難しい。

{50E63408-72F9-4017-985A-B70AECBD851B}
この日もスーパーで夕食を済ませ、暗くなり始めてから移動し、
キャンプ地を探す。

{D86FF858-E19D-40B4-BB65-16D35C6FFB65}
住宅街の奥に空き地を見つけ、そこでキャンプすることにした。
写真奥の曲がった所はもう住宅街だ。

でもこんな所にまで熊は来ないだろう、という考え方は止めて、食料や石けんなどの匂いのする物はジプロックに入れた上で袋に入れて、テントから離れた木に吊り下げた。

山中では以前からそうしていたのに、住宅街の近くなら大丈夫だと油断してやっていなかった。
しかし、後から知ったのは、町の近くに住む熊の方が人間の捨てた食べ物やゴミなどに接する機会が多く、
却って匂いのする方に近づいてくることもあるのだそうだ。

最近ありがたい事に、ブログやフェイスブックで、いろんな人から熊に対するアドバイスをもらっていた。

それでもまだ私達はたかをくくっていた。
用心はしておくけど、ここは大丈夫だろう、と。
夜にも何台もの車が走っていたし。

翌朝、吊るした食料を取りに行った。
特に問題はなさそうだ。
食料袋を回収してテントに戻った時に、袋のヒモが切れているのに気が付いた。
あれっ?

袋の反対側を見てみると

{2D03239E-8ED5-4EF0-811C-D348026428A8}
破れている。
何か小動物が来たのか?

中を開いてみると

{1F684E75-38BC-4F5D-9F34-3919D59CECF9}
こ、これは!?

私のトレイルミックス(ナッツ等をミックスした行動食)のジプロックが、刃物で切ったようにスッパリと引き裂かれている。
ジプロックはさらに外側にもあって二重になってたのに。これは熊に違いない。
これには動揺した。
昨夜も近くまで来てたということだ。

今、正に熊対策を真剣に考える時なのだ。


{F5497604-E3F8-498E-8AA2-588B6D422D7F}
熊出没エリアのマークはトレイルのあちこちに付いている。

そしてこの後、チリワックの町から実際に山の中に入る。



私が長年旅を続けてきて、学んだことが一つある。
自分の身に危険や困難が迫っている時には、その前には大抵何らかのサインがある。
科学的でなくて申し訳ないが、私は自らの経験からそれを信じるようになった。

私は世界を徒歩で回る旅を続けてきた。
旅先の南米や各地で強盗にあったり、銃を突きつけられたりした旅人とは何人も出会った。
私を直接知っている人にはわかると思うが、私は非常に軽率で、うっかり者で、不器用な人間だ。
そんな私が今まで旅をしてきて、未だに一度も身の危険を感じるような出来事に出合ったことがないのは、
そんな直感に助けられてきたからかもしれない。
それでも
「あのまま行くとまずい事になっただろうな」
という経験は何度かある。
地元の人に助けられたり、出会った人にアドバイスをもらったりして、事なきを得た事が多い。
後から考えるとそんな時、私の油断を戒めるような、何らかの前兆があった。

それは決して見逃してはならない。

山歩きをする地元の人でも、月に5頭という頻度で熊に遭遇することは珍しいらしい。
それに皆からのアドバイス。
そして今回の熊接近の痕跡。

これは何らかのサインだと考えることにしよう。
真剣に対策を講じる必要がある。


それともう一つ心がけていることがある。
できるだけの対策を講じたら、後は心配し過ぎないことだ。

必要以上に心配をし過ぎると、そこに心配事は集まってくる。
病気を心配し過ぎると、そこに病気はやってくる。
熊を心配し過ぎると、そこに熊も寄ってくる。

熊の対策は必要だし、油断をしてはならないと思う。
チリワックの町に着いたら、アウトドアの店に行って地元の人の山での熊対策や接し方を聞いてみよう。
テントや荷物に匂いを付けない対策を講じよう。

そして、カナダには熊は実際にたくさん居るんだから、熊と上手くやっていく方法を考えよう。

熊スプレーを使う機会がないように祈ろう

{B5A98DD9-F03C-4475-B7A4-86939D1C500F}
ああ、またふざけてるって怒られそう


アボッツフォードを出て、チリワックに向かう。

{0078DE58-CF20-4314-91F2-8771E951AC9D}
町の手前の川沿いに快適なテントサイトを見つけた。

{8A9F19B3-847B-4A7F-8F35-FCCBA0560044}
川で手足を洗えるので、あゆみはご機嫌だ。

{618D4437-4AE3-4D0F-ABFA-3BDA62B1742B}
穴を掘って焚き火する。
焚き火はいつやっても楽しいな


{29CD4D6A-6A69-484B-8B1F-7368B3675793}
穴を掘ってその中でやると火が周りに広がらず、火も扱いやすいのだ。

そして、焚き火が終わった後は

{1D293F44-1D40-4A4F-A99D-5DD07DA10CC9}
燃え残った炭を周りの土で埋めて踏み固めると、焚き火をした跡もすぐにわからなくなる。
焚き火を楽しんだ後は常にこの状態にしてから、去るように心がけている。



翌朝、ほんの1時間ほど歩いてチリワック(Chilliwack)の町に着き、民泊宿に泊まる。
休養と山に入る準備、バックパックの荷物のさらなる軽量化、食料の買い出しや熊対策のため、数泊して、ついに山の中に入る。


{CF64E031-D993-4360-B773-0DC4461CFB28}ここからが私達にとって、文字通りカナダ最初の山場となる



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2017年06月15日

フレイザー川辺 3連発

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,800km(13 countries)
【Walking distance in Canada】317km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
We are here in 】Chilliwack, British Colombia(day 33th on the Trek across Canada on foot) 

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【 これまでの総歩行距離】約21,800km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】343km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

【現在地】ブリティッシュコロンビア州チリワック カナダ歩き旅33日目 

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今日は休養日。

外は久しぶりの雨。

食料も買い込んであるし、ワインもたっぷりあるし、のんびりと過ごしてる。




よーし、ブログ内容もやっと数日前にまで追いつくぞ。



コキットラムの町を出てピット川を渡る。


{B4F0ACEC-7DD6-4CC2-9151-C3C6B52C8F49}
川の向こうには白い山々が見えている

{5E47693F-4DD7-4C42-8F35-4D3919E29D9C}
トレイルは堤防上を続く

{807F9424-722C-4A2F-AA4F-61D0782445ED}
途中にあった飛行場の施設で水をもらって、近くの川辺でテントを張った。
この川はジャスパー近くのロッキー山脈から流れてくるフレイザー川。
これからしばらくはこの川に沿って遡ることになる

{ECCFC73F-8CC5-438B-94C0-1112181C6E18}
テントから川の流れが見えるように張った。
なかなか良い場所だ。

日暮れ時にタグボートが下流側から遡ってきた。
材木を一列に繋いで、下流から上流に引っ張っている。途中にも何台かタグボートがいて、かなり大量の材木を運んでいるようだ。
珍しいことなのか、川岸に何組もの人がその様子を見に来て、写真を撮ったりしていた。

作業は夜遅くまで続き、いったいいつ終わるんだろうと思ってるうちに寝てしまった。

翌朝、テントから外に出てすぐ横のベンチ上にあった物を見て仰天した。


{9D65D3B0-5E90-4023-B71C-F01F084BCFC7}
あゆみのカメラだ!
昨日の夕方に写真を撮ってたから、それから一晩中そこにあったということだ。
私達がテントに入ってからも何組もの人がやって来ては帰っていったその間も、あゆみのカメラはずーっとそこにあったのだ。

カナダ人もすごいぞ。
持って行かないでくれて、ありがとう!


{369CDF4D-EC89-48D5-8A1F-870D616F9621}
川沿いの林を通る。
カナダの木々はやけに背が高いな。


{17C04843-1EE7-4E9D-A65C-6CDC1949F72E}
途中でまたもやベリーを見つけた。
ここにはブルーベリーもあるぞ!
昼食に添えるために収穫、収穫。

{04CB76D4-E141-400B-B1C7-26E20AC9BB6E}
トレイルの標識は角ごとに立っている。

{1EB2C92E-B862-428E-AD19-FC0B747D729C}
水場とトイレのある公園で昼食休憩をとる。
ここは景色が良かった。
ガチョウの群れもいたし。

{D23D2B0D-85ED-4E50-9071-1AAE9C9DD97D}
小さなリスがすぐ近くまでやってくる。
リスはアメリカでもカナダでもあまり頻繁に見かけるので、最近はあまり気にもかけないようになってしまってる

{845CB70D-2DC5-4C7B-9171-F689BDC0F24E}
この日はフォート・ラングレイという町のスーパー内のイートインコーナーで夕食とWi-Fiをして、テントを張る場所を探すために
外に出たのは午後7時。
なかなか適当な場所が見つからず、それから10km歩いて、今回の旅で最長の29kmを歩いてまた川辺の公園でテントを張った。
あゆみはバンクーバー島の時より確実に強くなってきている。

{3F73791E-A574-4FAF-A87C-694FC050CF1D}
川とベンチがあるのは前夜と同じだな
川辺でキャンプする時はテント内から川が眺められるようだいたい川に向かってテントを張る。


翌日のトレイル。
途中で増水の注意があったが、構わず進んでるとこんな場所に出てしまった。

{3D3B3D86-6090-4F67-9E1D-EAB41AA96C86}
橋の上が水没している・・・
欄干を伝って何とか濡れずに渡りきった。
通りかかった老夫婦が教えてくれたところによると、ここ数日例年になく川が増水しているのだそうだ。

{26E4B0BF-B000-4FF9-AC3F-DEDE3A08EE4B}
水際の公園に着くが、この日は日曜日でバーベキューやピクニックに来てる人も多く、明るいうちはテントを張るのは憚られる。
ベンチでコーヒーを飲んで、昼寝して、あゆみはストレッチ。
夕方7時を過ぎても、まだその時間からバーベキューを始める人達もいる。
その後同じベンチで夕食も食べ、午後8時回ってからテントを張った。

{DBBD6205-F66D-4AB9-849A-10C25C1A4160}
結局三夜続けてフレイザー川の川辺で川に向けてテントを張ることになった。

水辺の夕刻は毎晩でも素晴らしいもんだよ


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2017年06月15日

世界最長!トランスカナダトレイル

テーマ:北米徒歩横断編
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【Walking distance in Canada】317km
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【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

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カナダを歩き始めて1ヶ月が経った。

5泊の野宿の後、Chilliwackの町に着いた。

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バンクーバーから続く平野部の一番端っこにあたる町で、ここから東の山に入る前にシャワー・洗濯・栄養補給・食料や装備の買い出し等で数日の休養をとる予定。




バンクーバーの隣町バーナビーで三頭の熊を目撃した翌日。


こんな市街地近くに熊がいた事を報告しておかなければ。

でもどこに?警察?役所?

そんな事を考えながらトレイルを歩いてると道端の看板の下部にこんな事が書いてあった。


{D346B27A-F3EE-4ADA-8CF6-5DEEEC2CB13C}
「大抵の熊目撃は報告の必要はなく、害をなしたり、攻撃的な熊の場合には〇〇に報告を」

なんだ。何もしなければ報告しなくていいのか・・
それだけ熊は市街地の近くでもたくさん居るってことだ。
やはり熊に対する感覚が全然違うんだなあ。



バーナビーの町を出る時に、こんな標柱があった。

{E14DC24C-344C-4299-86B9-34FB02843653}

トランスカナダトレイルの終点、(大西洋側の)ニューファンドランド島セントジョーンズまで11,328km。

遥か遠くの世界の果てまでの距離、という感想しか出ない。


裏を見ると


{1C88CBC4-AB1B-4CE7-B2D7-894272193951}
バンクーバーまで11km、ビクトリアまで261km。
うんうん、これは現実的な距離だな。


「トランスカナダトレイル」は前にも書いたと思うが、完成すれば総延長24,000kmにもなる世界最長のトレイルだ。
現在93%が完成していて、今年のカナダデーまでの全線整備を目指している。

{822C39E3-83B8-491F-849A-8FE97937EAEE}
これはおそらく以前のトランスカナダトレイルのマークだと思われる。

{AF591EE8-9A0D-4188-8094-915F7CF8342F}
そしてこちらが現在のマーク。
どちらにしても「?」という感じだけど。

トレイル上にはこの2つのマークが混在している。

{C2556DF2-3C43-4634-A4DE-4E40DE83D6C2}
その上、さらにもう1つのマークがある

トランスカナダトレイルは別名グレートトレールとも呼ばれているのだ→→→ TheGreatTrail

{184829AD-D18F-45B0-BB3D-5F18832ABA57}
この写真はバンクーバー島での物で、以前にも出したが、下側が「グレートトレール」のマーク

私達はもちろん忠実にこのトレイルをなぞっている訳ではないが、現在のところこのトレイルを軸に歩いている。

国道を歩いてもつまらないし、トレイルといってもあちこちに数えきれないほどあって、毎日組み合わせるのも大変だから、わりとちょうどいい。
そのうちこのトレイルからもすっかり離れてしまうかもしれないけど。
もちろんここから11,328kmも歩くつもりもない。というか、そんなに歩くの無理!



バンクーバー島のビクトリアでジョイから話には聞いていた季節がいつの間にかやってきていたことに、この日不意に気が付いた。

{6F7E81C4-F0C4-4349-BE43-8FDA794768C1}
ベリー(野いちご)の季節だ〜〜!!
トレイルのすぐ横にもたくさんなっている。

この日私達が通ったトレイルは道路にもわりと近いのにベリーがたくさん生っていて、ほとんど手つかずの状態だった。
このトレイルは「ベリー・ベリー・トレイル」と名付けよう。


{20896654-E722-43E9-9ADD-0FF6818F4D25}
赤いベリーと黄色いベリー

{717CC476-5695-4AEC-8618-6B9939F2A564}
この日の昼食は我々の「スーパー食」
「スーパーリッチな食事」という意味な訳もなく、スーパーマーケットで食材を買ってきて、イートインコーナーもしくは
外のベンチで食べる食事の事をそう呼んでいる。
この日のスーパー食はフランスパンにクリームチーズとハムを載せたのと、トマト、そして
ヨーグルトにシリアルとベリーを載せた「ベリー・ベリー・ヨーグルト」

{03EDCADA-9811-4F04-9A28-D58416251E18}
甘酸っぱいベリーとヨーグルトは相性ぴったりだ


{D1E533DE-A6CF-4708-A9FA-AA0D712E1BEA}
コキットラム(Coquitlam)では雨を避けて民泊宿に泊まった。

民泊宿とホテル咎異なる部分には、ホテルよりも値段が安めだという他に、現地に住む人達の生活を垣間見ることができる、というのがある。

ここでお世話になったのはハンガリー出身のゲザと中国人の奥さんに子供の3人家族の家だった。

{2E97D340-14E3-4928-A4E7-51F1688365CC}
民泊の場合、家というか、ホストによってシステムはそれぞれ違うのだが、ここの場合キッチンや食卓は家族と共用で、
調味料やコーヒーなども使わせてくれたので料理がいろいろできてありがたかった。

ギザと話していて私達の旅の話になり、私達が2人とも仕事を辞めて旅に出た、というとギザは即座に
"Congratulations(おめでとう)! "
と言った。これは日本にはない反応だなあ。

そしてカナダを歩いて横断しているというと
「それは何のために?癌の寄付集め?平和のため?」
「いいえ、自分達の楽しみのために」
「そうか」
一瞬置いて
「それはいい! テリー・フォックスのことは知ってるか?」

カナダでテリー・フォックスのことを知らない人はいない。私達はバンクーバー島のダンカンで出会ったジョンに聞いて知っていた。
18歳で骨肉腫のため右足を切断後、癌研究資金を募るために義足をつけてニューファンドランド島のセントジョーンズから
バンクーバー島に向けてのカナダ横断マラソンを開始。
毎日フルマラソンと同じ42.2kmの距離を走っていたが、5,373kmまて走った所で癌の肺転移のため断念し、1980年に22歳の若さでこの世を去った。
だからカナダ人は「カナダ横断」と聞くと彼のことを連想して何のためにやっているのか、と思うのだろう。
しかも、テリー・フォックスはここコキットラムで育ち、私達が立ち寄ったサイモン・フレイザー大学の出身だったそうだ。

恥ずかしながら、私達の旅はほぼ自分達の楽しみのためだけにやっていることだ。
平和のためや癌撲滅のためにやる事は崇高な事だと思う。
ただそれは私達の柄じゃない。
「自己満足のため」
それで良いと思っている。

でもカナダではこの
「何のため?」
と言う質問をこれからもよく投げかけられることだろうな。

まあ、胸張って答えるんだけどねー


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2017年06月12日

1ヶ月で5頭の遭遇

テーマ:北米徒歩横断編
Total distance I've walked on foot】Approx. 21,700km(13 countries)
【Walking distance in Canada】317km
【Journey in Canada】Stage2  Vancouver →→→Kelowna
We are here in 】Abbotsford, British Colombia(day 30th on the Trek across Canada on foot) 

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【 これまでの総歩行距離】約21,700km(13ヶ国)

【カナダで歩いた距離】317km

【カナダ横断の旅】ステージ2  バンクーバー→→→ケロウナ

【現在地】ブリティッシュコロンビア州アボッツフォード カナダ歩き旅30日目 

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カナダに入国して1ヶ月が経った。

バンクーバー周辺の都市を含めた「メトロバンクーバー」と呼ばれる地方をついに離れ、アメリカ国境近くのアボッツフォードという町まで来た。


{4A253E25-A22E-406C-8B15-A085A1E25BC8}

カナダでの歩き旅も300kmを超え、やっと少しだけ進んだような気になってきた。

ここら辺までは平野部で、これからようやく山に入る。




1ヶ月前カナダに入国した時にカウチサーフィンで知り合って一晩家に泊めてもらった東バンクーバーのケンジに

再び泊めてもらった所から。

ケンジは穏やかで親切な好青年。

仕事が終わるのが夜中で、自分の家なのに私達に気を遣って、すごく静かに入ってくるので2人とも気付かないほどだ。


{9FAE3A5D-C4C1-493A-9633-9E9CDB9BF2D6}
前回はお互い忙しくてあまり話しできなかったけど、今回は2泊させてもらって話をする時間もあった。
彼はデッサンを描いたりするのが好きで、スケッチブックにたくさんのデッサン画があった。

1つだけ紹介

{A3DF887A-3849-4E61-81F6-ADEE10A07AC9}
柴犬
ちなみに英語では"Shiba-inu dog"と言う


{311F5D79-AB0F-4B14-AB1B-DFFEE3AD40EC}
天気の良い爽やかな午後、一緒に出かける。

{2033BDFE-319C-4198-AE0F-712330A74FBF}
ケンジお気に入りの地ビールの醸造所「Storm Brewing」に連れて行ってもらった。
Rat (ドブネズミ)がマスコットキャラクターだというクレイジーな醸造所だ。

{941F7086-78BD-48D4-AB17-68204AF084D6}
自分のボトルを持っていくと詰めてくれる。

{99B10AE1-DFF7-4387-8BC4-E0A863418077}
私達は数ドルの寄付で試飲だけする。
パイナップル味やらアップルパイ味やら変わった味のビールがある

普段オートミールやサンドイッチなど簡単な食事ばかりしてるので、キッチンが使える機会があると張り切って
色々作り、ここぞとばかりたくさん作ってしまう。
まあ私は野菜切ったり、スパゲティ茹でたりするばかりで、献立や味付けはあゆみがやってくれた。
私に任せておくと美味いものは食べられないから見かねて手を出してしまうのだ

{CE15173D-F4C9-4240-90A9-41E6DB651829}
何人様の料理ですか?

もちろん全部2人で食ったよ



{EAB58019-70C7-43E7-925C-441C46CE4B9C}
ケンジのおかげで、バンクーバーを離れる前に栄養補給と休養もとれて出発。
ありがとう。助かったよ、ケンジ。
またいつかどこかで!
今度は私達が招待できたらいいなぁ


バンクーバーの町を出てトランスカナダトレイルに沿って東に向かう。
トレイルのマークは道の要所要所にある。

{0A0A620A-4BE8-4E4A-9121-80BFF61DB780}
時には信号機に。

{CEB68AAB-6B2E-49C6-97AB-B2AA48896DE7}
突然プール横に出た。
泳いでる人たちを見て、思わず
「さむっ!」
と言ってしまった。
カナダ人の感覚は我々とは異なってるに違いない。

トレイルは丘の上に上って行く

{1E9C6CFD-526A-48CE-9D7D-70C78CBB4C0F}
おおー、素晴らしい。
バンクーバーのダウンタウンのビル群がシルエットで見えている。そしてさらに海の向こうには私達が歩いてきたバンクーバー島も。
よし、ここで夕食にしよう!
日はまだまだ高いけど、実は午後6時半になってる。

{860D6BE5-8285-4C5A-8A25-9569B9FFDA05}
斜面を上りきると突然大学が現れる。
丘の上にある広大な敷地のサイモン・フレイザー大学だ。
広い丘を切り開いて作ったのだろう。周りは林で囲まれている。

斜面をどんどん下りていって、トレイルの看板横の開けた場所にテントを張った。

{1C266D6B-EBBD-40F8-A627-C39FB0A38B5D}
犬の散歩やらランニングやら自転車やら、よく人が通りかかって目立つけど、一晩だけなら大丈夫だろう。

夜中に何やら鼻息のような音を聞いて目が覚めた。
犬とはちょっと違うような。

でも大学と市街地に挟まれたこんな場所には熊も居ないだろうし。
テントを開けて見てみる。
暗くてよく見えないけど、何か黒い影が2つ見えてる。

く、熊?
まさか、こんな所に?
犬とは違うあの動きは、バンクーバー島で2回ほど見たことがあるぞ。

やっぱり熊だ!右側の近くにもまだ別の音がする。

購入して間もない熊スプレーを握りしめる。
「早くもこんなのを使う羽目になりませんように・・」


{7930833F-3EB5-4DBB-A90A-5A5C4B33DCE4}
(朝の写真だけど)二頭は鉄塔のこちら側くらいの位置で、こちらを気にする様子もなくしきりにウロウロした後消えていった。

右側の音も聞こえなくなったので、ひとまず安心した。

とりあえず火を焚いてみる。
それきり熊は現れなかった。
あゆみは安心したのか、すぐに眠ってしまった。
こちらもさすがだ。
けど私はなかなか眠れない。

まだまだ市街地だと思って油断していた。
少しでも林があれば熊は居ると考えなければいけないんだな。

1ヶ月で5頭の熊との遭遇。
やっぱりカナダは違うな。
もっともっと気をつけなければ。


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