初演韓国版 あらすじ〈キングアーサー〉 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

2022年再演版のあらすじはこちら



【登場人物】
アーサー王: ブリテン王国の強大なユーサー王と家臣の妻との間に産まれた息子。義父の元で身分を知らずに育つ。

メレアガン: 王座を目指し準備を重ねてきた最強の騎士。グィネビアと婚約していたが、王座も婚約者もアーサーに奪われてしまう。怒りに燃えてアーサーを倒し、グィネビアを取り戻そうとする。

モルガン: アーサーの異父姉。自分の家庭を壊し、幼い自分の幸せを奪ったユーサー王を憎み、息子のアーサーに復讐しようとする。魔法を使う。

グィネビア: アーサー側に付いたためメレアガンに侵略された騎士の娘。メレアガンの婚約者。助けに行ったアーサーと一目で恋に落ちる。

ランスロット: 誠実で武芸に秀でた若者。アーサーに忠誠を誓うためやって来るが、グィネビアに出会い未来の王妃と知らずに恋に落ちる。

その他: モーリン(魔法使い)、ケイ(アーサーの義理の兄弟)、レイア(モルガンの手下)、狼&鹿(アーサーを守るスピリット)

【物語】
1幕。
王ユーサーが亡くなり、ブリテン王国はサクソン人の攻撃にさらされている。魔術師モーリンがドラゴンに助けを求めると、息子のアーサーが正しい王になれば王国は救われると言う。

伝説の剣エクスカリバーを岩から抜いた者が次の王だ。戦いを勝ち抜いたメレアガンは剣を抜くチャンスを与えられるが、剣はビクともしない。

モーリンに促されたアーサーがエクスカリバーを抜いて王になる。王座と、後には婚約者まで奪われたメレアガンは 再起と復讐を誓う。

助けに行ったアーサーと恋に落ちるグィネビア。

グィネビアがアーサーの城にやってくると、語り部として現れたモルガンがアーサーの出生の秘密を語り、城に住むことになる。

魔法でグィネビアに姿を変えたモルガンはアーサーを誘惑して妊娠し、自分の息子に王座から追い落とされ殺されるだろうと予言する。苦しむアーサー。

一方、民のために戦っている王を理解すべきなのに、寂しさを打ち消すことはできないとレイアに打ち明けるグィネビア。


騎士になるためやって来たランスロットが、誰なのか知らずにグィネビアに出会う。王に紹介してくれるように頼み、一生グィネビアの騎士になると申し出る。(愛の告白と同じ意味?) たしなめるものの、心の揺れを抑えられないグィネビア。

右差し約束


良い王になろうと民の声に耳を傾けるアーサー。自分の息子に殺される運命に苦しんでいたが、起きてもいないことを思い悩むより、今は民の幸福だけを考えようと決心する。

右差し民の叫び

右差し再び立ち上がれ



2幕。

右差し眠れモルガン 韓国版


メレアガンの復讐を手伝うと約束するモルガン。

右差し復讐の約束


サクソン人は打ち負かされる。アーサーは戦いの勝利をモーリンに感謝する。それが運命だと言うモーリン。父のユーサー王も運命に逆らえなかったから自分が産まれたのだろうか、運命とは本当に人間には逆らうことのできないものなのかと問うアーサー。運命を克服したいと語る。


結婚式を控えたグィネビアの警備に当たるランスロット。未来の王妃に対する自分の恋心を押し殺そうとする。

右差し愛は愚かなもの


結婚式が執り行われる。寂しげに見守るモルガン。はめた2人は永遠に結ばれるという魔法の指輪をグィネビアに渡す。

右差し消えてしまった夢


アーサーは真の平和をもたらすという聖杯を探す任務をランスロットに与える。

右差しアーサーの誓い


グィネビアが2人を愛することは可能かとレイアに聞いているところに、聖杯を探す旅に出るランスロットがやってきて挨拶する。指輪を与えてしまう。

右差し愛ではないかのように(韓国版)

右差し愛ではないふり (仏版)


復讐を助けると約束したのに何も手伝ってくれないとモルガンを責めるメレアガン。レイアの案内でグィネビアをさらい、助けに来たアーサーをその手で殺せば王国と王妃が手に入るとそそのかす。復讐ソングで盛り上がる二人。

右差し誓いなさい(韓国版

右差し復讐ソング 元歌 (仏版)


しかしモルガンの真の計画は別にあった。ランスロットがメレアガンを討てば、二人の愛は嫌が上にも燃え上がるはず。自分と同じようにアーサーも愛を奪われることになる。それこそが自分の復讐。


誘拐を実行に移すメレアガン。自ら救いに向かおうとするアーサーを止めるモルガン。今夜誰かがメレアガンの手にかかって死ぬと運命が告げている。それが陛下であってはならない。ランスロットならメレアガンに打ち勝てるし、もし死んだとしても返って好都合。グィネビアとランスロットが深く愛し合っているのは事実だから。信じないアーサー。ランスロットがはめている指輪が証拠だ。それでも信じられないならランスロットを送って遠くから様子を見てはどうかと囁くモルガン。


魔女モルガンの囁きを信じたくないが揺れ動いてしまうアーサー。苦痛にさいなまれる。

右差しそんなはずはない


聖杯を探しているランスロットが誘拐を知り自発的に向かう。

右差し目を覚ませ


グィネビアにランスロットは王を裏切った恥知らずな騎士だ、自分の方がよっぽど純粋だと言うメレアガン。自分を愛せと迫る。

右差し漂う私たちの体 (仏版)


助けに来るランスロット。お互いのために死んでも構わないと言い合うグィネビアとランスロット。その様子をアーサーが見てしまう。死にゆくランスロットを抱きしめながら嘆くグィネビア。メレアガンを討ち、その場の出来事を口外しないよう皆に申し渡すアーサー。


モルガンとアーサーの対話。

自分を愛してくれた母親と家庭を奪われた復讐に囚われているモルガン。しかしアーサーはお腹のモードレッドに子守唄を歌い始める。驚愕するモルガン。お前の母がお前を愛したようにこの子を愛し、お前が母を愛したようにこの子もお前を愛せるようにしてやれ、お前の物語をハッピーエンドにしろ、と諭すアーサー。混乱して走り去るモルガン。


引きすえられるグィネビアの処分を迫る騎士たち。自分は罰を受けて当然だとグィネビア。自分の命よりも愛した人、彼女の罪ではなく運命だっただけとアーサー。


真の王らしく皆に語りかけるアーサー。


天から下される運命。運命を前にして選択するのは人間の権利だ。その選択の結果を誰がどうこう言えるのか。


我々は人間であり、人間には深い心、愛がある。愛は光のように目に見えず、水のように澄んでおり、水晶のように美しく、私の孤独よりも純粋だ。私はグィネビアを私から、この国から自由にする選択をする。


これからは民の平和と愛を守る選択だけをするつもりだ。私の騎士たちよ、私の民たちよ。あの日の円卓の誓いを忘れるなかれ。私と最後まで共に進もう!

右差しアーサーの決意

右差し王の決断 (仏版)