「モーリン 私は何ということをしてしまったのか!
あなたの責任ではありません
あなたを騙すためにグィネビアの姿になったのは
モルガンです
あなたのお父上が母上を騙したように
モルガンから逃れさせてくれ!あの魔女から!
お二方は運命によって互いに繋がっているのです
できる事はありません
できない?では私が何とかするさ
杭につけて火あぶりにしてやる!
望んだことのない息子と戦いたくはない
彼女の罠に陥ってはいけません
苦しみに 苦しみを足してはなりません
あなたがすべき戦いは
人々の苦しみに対するものです
サクソン人に対抗して
日々もがきながら死んでいく あなたの民たちです
モーリン、私が望むのは民の平和と幸福だけだ
もし私が自由だったら
世の中と人間を変えるだろう!
(民の歌)
麦畑から戦場へ
私たちが見たのは 地に倒れた多くの人
それは私たちの息子 私たちの兄弟
祈りの言葉もなく 死んでいった
村の外も 村の中も 赤い血で覆われている
見えないのか 私たちの顔にある
サクソンの兵士たちへの 恐れが?
自由にしてくれ あの戦いから 私たちを
私たちの祈りを聞いてくれ
自由にしてくれ 鎖から 私たちを
我らの王よ ユーサーの息子よ
民衆の叫びを 聞いてくれ
その激しさには
私たちの不安と恐れが 込められている
あなたの民は 苦痛を歌っている
あなたは より良い日々を約束した
豊かな王国を
あなたは 私たちの幸福を約束した
平和と救いを
自由にしてくれ あの戦いから 私たちを
私たちの 祈りを聞いてくれ
自由にしてくれ 鎖から 私たちを
我らの王よ ユーサーの息子よ
晩さん会で、祝宴で
聞こえてくるのは 魔術師の歌だけ
子供たちの泣き声を かき消しながら
ご馳走とワインの味は
全ての問題を見えなくする
そして私たちは むなしく叫ぶ
役に立たない怒りを
自由にしてくれ あの戦いから 私たちを
私たちの祈りを 聞いてくれ