【家を追い出されたばーちゃん】がウチに来ちゃった!
~★介護日記★~
☆認知症ばーちゃん&うつ病長女&心身症孫
のドタバタ話 →こちらから
☆姑はなぜ自分の家を追い出されたのか?
→こちら (発端)
「”親切の見返りは”あおあか先生のお話」の続きです
番外編
(私の母の話が続いていますが、今回はこっちのばーちゃんのお話です🙇)
☆これまでの話
ばーちゃん(姑・96歳要介護3)は、特養で元気に暮らしていたが、昨年秋、高熱が出て、病院へ運ばれてそのまま入院。重篤な状態が続いたけど、そのあと何とか病状が安定。
ばーちゃんは、もう普通の点滴を入れる血管が無くなってしまったので、仕方なく中心静脈に点滴することになり、それなら少しだけ栄養も入れますか?とお医者さんに聞かれて
夫が中心静脈栄養を決断したら、最も重い状態の医療区分3にあたり、療養病棟へ。
その後、唯一ばーちゃんの楽しみだったリハビリまで終了に💦
ばーちゃんはもう、喋ることも食べることも飲むことも、自分で寝返りさえも出来ない。
胃ろうなどもせず、最低限の点滴だけが命綱
☆残るばーちゃんの楽しみは?
面会の30分の間に、手のマッサージ、合間にひ孫の写真や動画を見せることに!
ばーちゃんが好反応動画ベスト3
面会に行くのは、ほぼ1日おき。
お嫁ちゃんから「みてね」アプリに、毎日数回新鮮な(?)ひ孫の写真や動画が沢山アップされる。その中から面白そうなのを厳選、写真を数枚と動画を3~4本くらい、ばーちゃんに見せる。
見せながらばーちゃんの様子を見るのもまた、なかなか面白い
その中でも、ばーちゃんが特に反応したベスト3の発表です 👈ってそんな、たいそ~な(=おおげさな)もんちゃうけど
☆①ひ孫がお風呂で
もうベビーバスではなくて内風呂で入っているのね・・・と思って見ていたからまだ、1か月ちょっとのとき。
赤ちゃんは頭と顔(目の周り以外)が泡に包まれ、私の息子が髪の毛や頭を鼻歌交じりに泡でさすり、それを動画に撮るお嫁ちゃん。多分、二人ともこの泡ぶくの姿が可愛くて、撮っていたのだろうけど。。。
確かに可愛いけど、ちょっと危険だよね~っと思ってたら、やっぱり
赤ちゃんが突然眼をこすって泡が目に❗️
「ふぎゃあ~~」
「うわあっ」て言う新米パパ
焦って赤ちゃんの頭の上から、お湯を
ザッバーン
「ほぎゃああ~~~」
ばーちゃんの目はもう、特大に開いている
そりゃそうだよね、ばーちゃんは私の子供たちがこれくらいのとき
「耳に入らんように気ぃつけや。中耳炎になったら大変や」
って言って、いつも私たち、最新の注意だったものね
☆②これをアップで写す~~?
「お尻の湿疹、治りました~」というコメントの付いた写真を見てびっくり
仰向けでスッポンポンの、お尻の写真
つまり「〇〇〇ん」も「〇〇〇ま」も丸見えのドアップ。
さすがに、ばーちゃんに見せるかどうか迷った
でも、ばーちゃんの頭の刺激になるのは間違いない
で、
見せた
ばーちゃんは最初「うわあ」っていう顔をしてのけぞった。
私「お嫁ちゃんがね、『湿疹が治りました~』って送って来たんよ。でも、懐かしいでしょう?」
ウンウンとうなずくばーちゃん 👈ばーちゃんも男の子二人を育てたものね
☆③泣いたカラスが・・・
これはちょっと手が込んでいる。
赤ちゃんの泣いている声が遠くでする。
隣の部屋から、赤ちゃんの部屋へ行く息子を、お嫁ちゃんが動画撮りながらついて行く
段々近づく赤ちゃんの声と姿。
ベビーベッドで手足をバタバタして、大泣きの赤ちゃん
息子がお尻の下から手を入れて
「ふっぎふっぎぶぅ~~」
と変な節のついた声でお尻と足を揺らせると、
ごまかされて瞬間笑顔、数秒後にはキャッキャと笑い声に
ばーちゃんの「ふっ、ふっ」という息の音がするので
ばーちゃんを見ると、つられて、
笑っている
口角と頬骨の上あたりが、確かに上がっている
そういえば入院してからもう何か月も、ばーちゃんが笑ったところを見たことが無かった
ありがとう、ひ孫パワー
つづく
次のばーちゃん記事はこちら↓↓↓
☆ばーちゃん復活!
「ご報告」
「瀕死の姑を蘇らせた魔法の言葉」
「ひ孫動画見て意識薄い姑の目に涙」
「命の危機脱した姑リハビリへ!」
「トイレの神様が教えてくれた事」
「病室24時間付添いで分かった事」
「姑の入院費、1か月と6日分」
「これって高カロリー輸液?延命?」
「姑入院費とおむつ等セットの合計」
「特養外泊費用(病院入院中の)」
「特養月額:限度額認定有無で比べると」
「鬼嫁から手紙がきた~~(;'∀')」
「断捨離ブームに乗っかれなくて…」
「言語聴覚士さんのリハビリに密着」
「急性期病棟と療養病棟、随分違う」
「療養病棟に入れるための条件は?」
「療養病棟と特養の違いは?」
「寝たきりってホントに不幸?」
「寝たきり姑が、しゃべった?!」
「姑の療養病棟面会で大失敗!」
「自分の延命措置はどこまで?」
「寝たきりでも幸せそうな96歳姑」
「療養病棟4人部屋のお婆ちゃん達」
「寝たきりになったら必ずボケるの?」
「療養病棟でもちゃんと看てほしいから」
「口からも何も飲めなくなって」
「寝たきり姑にひ孫の動画を見せたら…」
「寝たきり姑の目から涙その訳は」
「寝たきりでもボケない人は沢山いる!」
「お疲れ様と言いたい人は病院スタッフ」
「親切にする。でもその見返りは・・・」
「”親切の見返りは”あおあか先生のお話」