最終的に何名の方のお名前を刻めるようになるのか分かりませんが、
できるだけ褪せる事のないような形で残したいので、そこへの費用となります。
菊「これは人間側のハナシなんだけど、
狛犬さまに関する事でも、予算がたくさんあればなーって考えている事があるん」
実は獅子舞稽古でお世話になっている師匠が、
"狛犬好き" という情報をゲットしまして。
ある日の練習後に
「足先や耳先がスパッと切られているのですが、
何かそういう件に関してご存知ないですか?」
って質問してみたんです。
一つは "何かの身代わりになるような
意味があるかもしれない" というのと……
師匠「爪先に金箔が貼ってあったり、目が特別な石だったりしたら、
それを盗むためにそこだけ切ったのかもしれないですね」
菊「!!………あー……」
師匠「今なら丸ごと盗むという風になるでしょうけど、
昔だったらその部分だけというのもありえますよ」
さ、さすが……。
師匠は博識な印象があったのですが、なんかズバリな可能性を頂いた気がしました💧
確かに耳先もスパッと切られている感じで。。
その説、有力かも……
その後、師匠からは
「木目に沿って経年劣化で割れたのでは?」とも言われたのですが。
このようにあるんです。
昔々、宮中に狛犬が置かれていた時、
有職故実(身分の高い人々の昔からのルール)によって、
色彩・形態などを守ることで
(狛犬として)正しいとされていたと考えられると。
特に色彩が厳格に決まっているとすれば、
木彫狛犬以外は造ることが難しかったのかもしれないと。
官国幣社の狛犬製作の基準は、
「獅子は金箔を押し、毛髪には緑青を塗り、
金の毛巻きを施す。
狛犬は、銀箔を押し、毛髪には群青を塗り、
銀の毛巻きを施す、云々」
とあり、平安時代に確立された色彩を基準にしています。
(『日本全国 獅子・狛犬ものがたり』P63より抜粋)
菊「確かに、風化の影響を受けにくい口の奥まった部分にだけ、
赤色が残っていたりして……
もともとは着色されていたり、本にある基準通りに
金箔銀箔も施されていた可能性って、高いと思うんだよね」
それが100年以上の月日の中で徐々に消えていき……
子狐2「狛犬さま、きんきらきんになるの??✨」
いやー……
それもちょっと今の時代には……って思うんだよね(個人的に)
菊「寺社彫刻家の坂口さんが、こんな風に書いてはったのよ」
Facebookに書かれた言葉を、ここに転載させて頂きますね。
三輪恵比須神社さまより、狛犬様の修復のご依頼を賜りました。
割れや欠け、虫喰いなど損傷が激しく、修復はかなり困難かと思いますが、
三輪恵比須神社さまを始め、周りの方々にとても大切にされ、愛されている狛犬様。
私も木製狛犬は大好きですし、このような、時を経た狛犬様が
今もなお大切にされているなんて、とても嬉しくなります。
木材という自然素材のものが、自然に還っていくというのは、
自然の摂理に適ったことですが、
山で長年育った木で、昔の人が丁寧に造り、長年大事にされ続けたものです。
私は私なりに、
出来るだけのことを精一杯、させていただきます。
菊「私、この
"木材という自然素材のものが、自然に還っていくというのは、
自然の摂理に適ったこと" というのを読んだ時、すごい響いたん」
だからこそ、そこに "魂" を感じるんだと思う。
生物として感じるだけの "体温" を、
この神獣は持っているんだと思う。
だからこんなにたくさんの方々に響き、
応援を頂いているんだと、私は思っています。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20181217/08/rokkoyamama/2e/f5/j/o1080080914322178375.jpg?caw=800)
菊「私、八重さまのいらっしゃるご神域の風景って、
今の着色されていない狛犬さまの "自然さ" が似合う気もするんだよね」
でもあの巻き毛のくるくるした部分や、爪先とか、
さりげなく金箔銀箔が施されているのは素敵かなーとか。
そういう部分にプラスをする可能性のための予算として、
できるだけ増やしておきたいなって思うのです。
菊「あとね、今の状態でも分かるけど、虫食い被害って出るんだよね。。
防虫面から着色したり、艶出ししたりもあるみたいなんだけど……
あの木肌の自然な美しさを残しての修繕となると、
これからもメンテナンスを続けるために、貯金しておいて頂きたいなあって*」
子狐1「うんうん」
子狐2「うんうん。大事だよね。メンテナンス」
子狐1「清高さまのご神域も、管理人さんがペンキ塗ってくれて、
どんどんきれいになってきて嬉しいもん!」
子狐2「そういうの、人じゃないとできないもんね♡」
菊「本当に……そうだよね。
神様にもできないもんね。これは人がする役割」
そして、整えられたご神域の神々は、
その想いに応えるために、力を発揮して下さる。
えべっさまの守護霊獣として、
また三輪の地を守りたい。
そんな狛犬さまの願いを叶えるために進んでいる
『狛犬再生プロジェクト』
明治に三輪で生まれた『愛しの狛犬』は、
新しい時代でもたくさんの方の愛の中で、
『愛しの狛犬』としての姿を復活させる道を進んでいます。
4月末まで、まだまだこの凄い
福の神様とのご縁を結ぶ方を募集しています。
応援して下さい。どうぞよろしくお願い致します*
⛩【菊と稲荷】次のお話はこちら*
***
『ご神託*御影札』の菊田手元分は完売中ですが、
『狛犬再生プロジェクト』にリターン対象企画として用意しています。
すべすべのマットPPコーティング限定版です。
ピンと来た方は『ご神託*御影札』希望と添え、
ぜひご奉賛にお申し込み下さい。
菊田と【菊と稲荷】の神々が大喜びします♡
『狛犬再生プロジェクト』
皆様の応援で、
開始24日で目標の160万円を超えました!!✨
引き続き、Nextチャレンジ中です。
応援よろしくお願い致します。
舞台である三輪坐惠比須神社さまのご祭神やご神木さまは、
縁結びに強い神様✨ なので、
My神様との縁結びの後押しを是非お願いして下さいね♪
これから徐々に内容発信していきますね。
*人気記事はコチラです♪
*2018年冬の連載『コトシロヌシ』はコチラです。
→ 【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン
*2019年春の連載『ヒルコノミコト』はコチラです。
→ 【菊と稲荷】ヒルコノミコト・1:清め祓いし場所。
*2019年秋の連載『留守神様』はコチラです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190806/20/rokkoyamama/dd/7d/j/o0600056414524564951.jpg?caw=800)
毎月8日あたりに清高稲荷社境内・参道のボランティア掃除を実施中♪
次回は3月8日(日)。
もちろん菊田も参加します♡
お時間、ご予定の合います方は是非ご参加頂ければ幸いです。
集合場所:清高稲荷社境内
開始時間:13:00〜14:00の一時間程度
『御影カード』配布しています♪
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191025/17/rokkoyamama/46/cb/j/o0500074214623573142.jpg?caw=800)
★清高稲荷大明神blogはコチラです♪→【高野山】〜清高稲荷大明神〜