【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
続きです。これまでのお話。
2019年12月。
三輪坐惠比須神社・女子神職さまのBlog記事にて、
狛犬さまの画像を見た私。
菊「あれ……? お顔が……」
狛犬さまのお顔が変わってる……。
最初の記事で拝見した時も、笑顔だなとは思ったけど……
菊「この画像なんて、なんかおしゃべりしてはるやん!!✨」
か、可愛い……ッッ。
お目目とあんよがなくて痛々しいはずなのに、
なんだかとてもリラックス。。
狛犬の主である
八重事代主命の「やる気」は感じたけど……
この画像を拝見した時、
狛犬さまたちからも「期待」と「安心」を感じた。
菊「ますます実現させねば。めっちゃスイッチ入ったわ!✨」
不思議だけど、生き物でなくても "魂" は宿る。
生き物じゃないのに、どんよりしていたり、華々しかったり。
本当に不思議なんだけど、
生き物でなくても "魂" というものは宿る。
菊「はーー……早く実物にお会いしたいなあ♡」
前に書いたことがあるが、
神様というものは、ご自神にプラスになる願いはすぐに叶えて下さいます✨
12月20日。
三輪坐惠比須神社に打ち合わせに来た私。
その時に宮司様がおっしゃった。
宮司様「狛犬さん、この前戻ってきたんです。見ますか?」
菊「見ます見ます!」
修繕の見積もりのために、仏師の元に預けられていた
八重事代主命の狛犬が、ちょうど戻って来たところだった✨
毛布やエアパッキンに包まれていた
狛犬がそこから解かれ、
応接室に二つ並べて置かれた台の上に、静かに運ばれた。
菊「…………………」
菊「……喉のラインとか、めっちゃきれい……」
この時私は思った。
この狛犬さま……
私の表す "八重事代主命" に似てる。
子狐1「いや、逆でしょ。順番的に」
子狐2「そうだよ。ママ図々しいな(笑)
狛犬さまたちの方が、先にカタチになってるんだよ?」
菊「いやほんと!
そうだよね💧」
私は自分にとっての「八重事代主命」像が頭にあるから、
似てる!って思ったけど……。
この狛犬さまは明治時代に奉納されたものらしく。
当然、その頃に私の御影は存在しない。
菊「不思議だけど……
この狛犬さまを奉納された方も、私が感じる
八重さまと同じような "シュッとしたイメージ" を
このご神域から受け取っていたって事だよね」
インスピレーションというのは、面白い。
ちなみに
西宮神社の狛犬さまは、こんなお顔。
菊「やっぱりあれかな……
八重さまのイメージは……」
"三輪素麺" の清涼で流れる様な、真っ直ぐ感……かな✨
などと妄想しつつ、宮司様に撮影の許可も頂き、
私はマジマジと至近距離で、
狛犬たちを拝見させて頂いた。
菊「………確かにこれは……」
こんな綺麗な狛犬さま、見たことない。
菊「……………」
そばにいたくて、しゃがんで台の横にいて。
そのお顔をただ黙って見上げていた。
見惚れながら、見上げていた。
八重事代主命に相応しい姿に彫ったのか。
もともと彫られていたものを、
八重事代主命に相応しいと感じて、選んだのか。
その経緯は分からないけど。
でも目の前に立つ狛犬たちは、
紛れもなく
三輪の八重事代主命の守護霊獣だった。
子狐2「で、この白い布に書かれたママの名前はなんなの?」
菊「八重さまの拝殿に下がってる鈴緒!✨
お正月に新調奉納されるみたいで!」
奉納したいなーって思っていたら、
この日、宮司さまがこの横の部屋で、
ちょうど書いていらっしゃる所でした♪
菊「いやー。すぐにお願いしたね!(笑)
今年は無理かなと思っていたけど、たまたま準備中に到着して♪
思いがけず叶ったよー♡」
最初にも書きましたが*
神様というものは、
ご自神にプラスになる願いは
すぐに叶えて下さいます✨
菊「! という事は……」
八重事代主命の狛犬を復活させたいという願いは、
叶うんじゃないだろうか……
人が "行動" しさえすれば。
そんな風に、
美しい狛犬の姿を見上げながらふと思った。
《続く》
毎月8日あたりに清高稲荷社境内・参道のボランティア掃除を実施中♪
次回は3月8日(日)。
もちろん菊田も参加します♡
お時間、ご予定の合います方は是非ご参加頂ければ幸いです。
集合場所:清高稲荷社境内
開始時間:13:00〜14:00の一時間程度
『御影カード』配布しています♪
★清高稲荷大明神blogはコチラです♪→【高野山】〜清高稲荷大明神〜