今回の記事、タイトルを見て意味がわからない方にはスルー推奨です。読むだけ時間の無駄です(笑)。
長らく書くこともなかったモタスポネタですが、これは書かんわけにはいかん重大発表があったぞ。ついにこの日が来たか…。
唯一の日本人F1ドライバーである角田裕毅選手(以下角田)、2021年のデビュー以来、まさに苦節5シーズン目、いよいよジュニアチームであるVCARBからトップチームであるレッドブル・レーシングに昇格し、絶対王者フェルスタッペンのチームメイトとなってグランプリを戦うことに!
開幕2戦での走りは際立っていただけに、満を持しての…というか、乗るべき人間にようやく順番が回ってきた、といいますか。
まあここまでほんとにいろいろありましたねえ…。いいたいことや思うところは多々あるけれど、「伝家の宝刀レッドブル人事」のニュアンスが最近は変わってきたね、悪い方向に。けれども!そういうことはおいといて!ついにこじ開けたね~固き門を。
これまでレッドブルでフェルスタッペンと組んで「喰われて」きたクビアト、ガスリー、アルボン。ベテランのペレスでさえも、最後には「破壊」されてしまい。そしてローソンに至ってはたったの2戦、「喰われる」前にお役御免とはまたご無体な~。しかしこれこそ「今の」レッドブル(もちろん悪い意味でね)。
角田が前任者たちと同じ道を辿るのか、あるいは見事フェルスタッペンに拮抗した走りを見せるのか、いやもうこれは楽しみというしかないっすね!
もちろん不安は大きいですわな。レッドブルのマシンはフェルスタッペンに合わせ込んで造られた「フェルスタッペン・スペシャル」とかいわれていて、これをドライブするのが非常に難しいとされている(前任者たちが証言している)ため、角田がこれに適応できるのか否かがやっぱり最大の懸念点。ローソン、決して悪いドライバーではないはずなのに予選最下位というあの衝撃は、やっぱそうなのか…と思わせるにはじゅうぶんですしねえ…。
もっとも角田、レッドブル・グループ内でも下からどんどん才能ある若手が突き上げてきてるゆえに、キャリア的にはもうここで結果を出すしか来期以降に繋がる道はないから、ある意味完全に腹を括れる状況になってかえってわかりやすくなった、ってとこですな。Xとか見るに彼自身ももちろんバッチリ腹を括っているようだし。今回の昇格に伴う契約がどういう内容なのかは不明ですけど。
レッドブルで調子がいい時のペレス並みの働きができれば、間違いなく角田の将来は開けるでしょうね。価値あるドライバーとしての評価を確固たるものにすれば、来期もレッドブル残留か、もしくは来季他チームの上位候補にも挙げられる存在になれるはず。複数年契約のドライバーが多いとはいえ、F1の契約なんてあって無きがごとし、ですからね~。
まあ今さら泥船のレッドブル残留は…でもホーナーが代表やってるうちはなにが起こっても不思議ではないよな。アイツ最近マジで節操ないし、手のひら返して「ユウキを手放すなんて考えられない」とか言いかねんすよ。
まあ実際のところ、調子がいい時のペレス並みの働きが「いきなり」できるなんていう幻想は抱いてませんよ。なんなら、当面は元のチームよりも下回ることが多いかも。でも、チームとマシンを理解して習熟・改良が進めば反転上昇、活躍の可能性はあるのじゃないかと思ってます。苦節5シーズンってことは、逆にいえばそんだけの経験値を携えてレッドブルに来るわけだしね。それはペレス以外の前任者にはなかったアドバンテージ。
まあそのペレスだって経験値は角田以上だったにもかかわらず破壊されちゃいましたが、まあそこはメンタルの持ちようだけかな、と。かなりたくましくなった今の角田なら、あるいは、ってね。フェルスタッペンのことはいい意味で「気にしない」が最善でしょうな。
そういうには、「角田にはどのくらいの猶予があるのか」ってのが気になるとこですけど、フェルスタッペンしか操れないマシンであることが明白となったこの状況で、さらに角田に代えて乗せられるドライバーは、赤牛グループ内には今のところいないと思われるんで(それ以前に、こんな恥さらしなドライバー交代をシーズン中に繰り返すはずない)、今シーズンいっぱいは乗れるはず。それだけあれば、ワンチャンなんとか…なりませんかね?
しかし…ペレス並みの働きってあっさり書いたけど、それってつまり、「グランプリで勝つ」っていう未だ日本人がF1で成し遂げていない偉業をクリアすることですしねえ、いうても。少なくとも、これまで鈴木亜久里、佐藤琢磨、小林可夢偉の3名が成し遂げた表彰台登壇は、通過点として軽々と達成してほしいな。ここはぜひとも。
まあ開幕2戦はともにマクラーレンが順当に勝ったし、フェルスタッペンでも勝てないマシンのままなら厳しいでしょうけど、今後シーズンが進んでフェルスタッペンが勝てるマシンになってきたら…そして角田も快適にドライブできるマシンになり、フェルスタッペンに迫れるようになってきたとしたら…遂に日本人初優勝…その可能性を感じられる状況になった、ってことで。切に願う。
なにしろ、F1において日本人ドライバーがトップチームの一角でシートを得るというのは、初めての偉業ですからね~。ましてやチームメイトが4年連続の現役チャンピオンとか。
最後に、ローソンは気の毒でしたねぇ。レッドブル以外では考えられない、非情で不条理で不誠実なドライバー選定に潰される寸前でしたけど、このタイミングでの移籍(降格という言葉はかわいそうで…まあ実際はそうなんですけど)は彼のためにもよかったと思います。
なんだかんだで、まだ23歳の青年なんですよ。その年齢で開幕2戦での「あの立場」は、まあキツイですよね。世界的なアスリートにはプレッシャーやメディア、ファンからの雑音が付き物とはいえですよ…。改めてVCARBで経験を積み、今後のキャリアを切り開いてほしいと思ってます。ガスリー先輩のように。
さー、来週末の鈴鹿はエライ盛り上がりでしょうね~。わたくし?もちろん仕事ですよ。
注意)
感情で書き殴ってるので間違いあるかも。あと、これ書いてるのは3月27日。記事公開までの間に出るかもしれない新情報は反映してないことをご了承のほど…。