【前回】より続く。
前回チラッと書いたが、日没間近だったため、まずは反対側もしっかり押さえておきたかった。なので、まずは車で通り抜けて全体を観察しようと。
つうわけで、その模様を動画で。
進入後、いきなり重要な発見をしてるので、必ず見るように(笑)。
…ご覧になった?期待に違わず、かなり香ばしい隧道だった。予期せぬ嬉しい驚きもあったが、考えてみればダム近辺の隧道にはよくあるものではあるよな、と。
この大きく曲がった線形とモルタルで固めた素掘り、そして●●の存在…。個人的に千葉県の有名物件である奥米台隧道(例によって記事にしてない)に似たテイストを感じた。
まあ左右にうねるアチラと違ってコチラは一方向に曲がり続けるところと、こっちのがちょっと狭いかな?ってあたりが異なる点かと。
でー。
抜けましての奥地側ポータル。完全一車線なので、しばらく進んで無理くり転回してきた。
ダム側にもそしてこの奥地側にも、扁額も銘板もなし。しかしながら予習の段階で「釣山隧道」という名称が判明していた。「平成16年度道路施設現況調査」(国土交通省)によれば、
1954(昭和29)年建造、延長220m、幅員3.6m、有効高3.5mとのこと。
先ほど見た佐波川ダムの竣工は昭和30年とあったので、(言うまでもないが)ダムと一体で誕生した隧道だということだ。
のぞき込む、洞内。
照明の織りなす縞々模様がそそる~。こういうの大好きだ。暗闇隧道も大好きだけど。
よし、こっちは押さえた。とりあえず、さっき見つけた●●が気になって仕方がないので、とんぼ返りでダム天端に戻るとする。
戻りに撮った数枚。
大きくグググッと曲がり…
そのままスポーン!と天端へ。楽しいな~!戻りも動画を撮ればよかった(笑)。
つうわけで、車を停め直して、
おもむろに隧道へ。この景、めっちゃそそるな…。
ガッチガチに固められた山に、
これまたガッチガチのコンクリート・ポータル。なんか知らんけど、強そう(笑)。
鉄板の構図も、
実に悪くないね~(笑)。
向き直って、隧道内。
しばしの直線の後、大きく左へと曲がり始める。
上のノンフラッシュ・ヴァージョンと、
こちら手持ちマグライト・ヴァージョン。どっちもいい感じだ。どうしてもフラッシュを焚くととたんに味気ない写真になっちゃうからなあ…下手なだけか。
さて、では…さっそくに向かおうか。アレに。
アレってなにさ?とかおっしゃるあなたは、
動画をご覧いただいてませんな?
よこあな~。
【後篇】に続く。