2011年1月9日、志摩半島方面探索。この日のネタで記事にしているのは、黒崎トンネル旧廃道、迫間隧道、アリカタ バス停、変な廃車(?)。
今宵ご紹介するのはこの日の最序盤に訪ねた、ちょっと異色なトンネル。
北より接近中…。
もう間もなく見えてくるはず…。左に並行するのは近鉄志摩線である。
はい、出た~。
コンクリートトンネル~。
だがこのトンネルを見て、
なにかを感じるあなたは同業者、あるいは鉄ちゃん?
ゆるくカーブした、この馬蹄形断面。
ご想像通り、これは近鉄志摩線旧線のトンネル。路線が付け替えられて旧線が道路化された際に、トンネルも転用されたわけで。
正確にはこの志摩線、前身は志摩電気鉄道で、もともとは狭軌の路線だった。近鉄との合併後の改良で、曲線改良と併せて広軌化が行なわれた、というわけ。
改めて見ると、
めっちゃ鉄道の面影、ありますな~。
洞内天井には、
架線設備?の痕跡らしきものが。カーブはしているもののこの短さなので、照明は設置されてないようだ(今は知らんけど)。
抜けて、南側より。
この撮影位置の右背後の中之郷駅があり、旧線跡はこの駅の南側で現在線と合流する。
以上。