ご訪問ありがとうございます。2018年、第二子の次男ちゅけぷんが生まれる時の妊娠記録です。現在CAKUT(小児先天性腎低形成異形成)温存期の4歳です。

 

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何人もの医師にない!と言われていた赤ちゃんの腎臓が見つかりました。

 

 

 

 

喜び半分、ここまであまりにも”ない!ない!ない!”と言われてきたので、猜疑心半分で次の検診まで過ごしていたある日、飼い猫の具合が悪くなりました。

 

 

 

 

 

私が大学院生の時に大学にフラッとやってきた元飼い猫(蚤取り首輪をつけていた)の野良で、しばらく学食のおばちゃんや学生たちにご飯をもらって過ごしていましたが、唐揚げやチョコなどばかりもらっていたし、あまりにも校舎へ侵入するので、私が自宅に引き取った子です。

 

 

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毎日朝一緒に起きて、夜は私がベッドに入るまでずっと待っていて、一声寝るよ〜って声をかけると一緒に寝床に入ります。在米時代は友人に預かっていてもらいました。猫は人を忘れる、と言う話も聞くので、友人との生活が快適ならそのままでもいいか、と思っていましたが、帰国して会いに行くと全然忘れていなくて、駆け寄ってきて抱っこをせがみました。腕の中でゴロゴロ喉を鳴らしていて、目の奥がジーンと熱かったです。

 

 

 

 

 

さてそんな彼女ですが、ひどい便秘症でして、可溶性食物繊維の入ったご飯を食べていました。次男の腎臓がある!と診断された頃、食欲がすごく落ちていたので、また便秘がひどくなったのか、と、心配になり動物病院に連れて行くと、老猫なので血液検査もしましょう、と言われました。

 

 

 

 

 

これまでも定期検査は受けていましたが、腎臓の値が落ちたことなど一度もなかったのに、血液検査の結果はいきなり、今すぐ輸液が必要(猫の透析代わりの治療)、と言うほどの値の悪さでした。余命は半年か1年か、と言われました。

 

 

 

 

 

 

 

そんなバカな、と、お思いかもしれませんが、直感的に、次男に腎臓をくれたんだ、と。

 

 

 

 

 

 

猫は老いると腎臓の悪くなる動物ですから、単なる偶然かもしれません。けど、この後繰り返す、腎臓、ある、ない、わからない、ところころ変わる診断のストレスの中で、なんとなく、この子が次男に腎臓をくれた。守っていてくれている、という根拠のない細い安心感が私のよすがでした。

 

 

 

結局、猫は最初の診断から1年半生きて、次男が元気になって行くのを見届け、長女には会えずにこの世を去りました。

 

 

 

 

いつか一緒にお墓に入ろうと思って遺骨は手元に置いています。

 

 

 

 

 

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続く

 

 

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