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こんばんは。かいマムです。

全17話に渡り、親子共々命をかけた重症妊娠悪阻をお送りしました。

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私が入院中の間、実は家族に重病の者がもう一人おりました。

15年共に暮らした猫です。

ブログにもすでに一度登場しております。

 

 『介護、育児、仕事の三重苦③ー縁切り』なんだか暗い話が続いてしまっています。一度書き出したらサラッとは書けなくなってしまって💦   はじめての育児も、大好きな仕事もこの時期にはタスクオーバーにな…リンクameblo.jp

 

 

 

 

 

 

重症妊娠悪阻の闘病記と読み物として内容が煩雑になるので書いていませんでしたが、この子は2018年頃に急に腎臓が悪くなり、透析代わりの点滴をしておりました。

 

 

駱駝や猫はもともと砂漠の生き物で、皮膚の下の脂肪を水分に変えて吸収することができる能力があるそうで、自宅で皮下注射で、ミネラルなどの入ったでっかい注射型補液を毎晩2本、二年間続けていたのです。

 

 

 

 

私が入院する前は、保定係、注射係で夫と二人でしていましたが、私が救急搬送されたのちは、おばあさんが手伝うはずもなく、夫、一人で保定、注射をしていました。すごい。家事育児を一手に担っていた妻がいなくなり、妻が生きるか死ぬかでノイローゼになり、妻の愛する猫は死にそうで、私の入院中に猫が死んだら大ごとなので、夫もさぞや大変だったと思います。

 

 

 

 

 

私が学生として通っていた大学に来た迷い猫で、元々飼い猫だったのか、学内にいる野良猫グループの中には断固として入らず、好きあらば室内に入ってき、私を見かけると駆け寄ってきて膝に乗るので、押しかけ娘としてずっと一緒に暮らしてきました。夫より長い付き合いです。

私の最初の娘。

 

 

毎晩一緒に寝て、夫と結婚した時には同じ布団で寝る夫の足に噛みつき後ろ足キックを炸裂していました。

初めて生まれた長男におっかなびっくり、絶対傷つけてはいけないものだとわかっているのか、耳を引っ張られようが、毛を抜かれようがひたすら耐えていました。

 

 

 

 

 

 

 

腎臓がない、99.9%死ぬ、と言われ続けたお腹の中の次男に腎臓が見つかった日、この子が突然腎臓病になりました。息子に腎臓をくれたんだ、と思いました。それからしばらくして毎日皮下注射になりました。1年入院した次男が帰ってきてからはずっと一緒に寝ていました。

 

 

 

野良時代があったため、正確な年齢がわからないのですが、16~17歳か、という感じでした。十分に寿命だったと思います。最後はガリガリに痩せこけて...。

 

 

 

もういつ死んでもおかしくない、という状態で何ヶ月も頑張ってくれて、私が退院するまで待っていてくれました。家に帰った瞬間に「ニャ〜」と言いながら、駆け寄ってきて、膝に乗りたいのに飛び乗る元気もない。

 

 

 

 

そっと抱き上げるとゴロゴロと喉を鳴らして目を細めます。ものすごく軽くなっていた。

 

 

 

 

私が退院してから、毎日毎日撫でて、ほんの少しでも好きなものを食べさせてあげて。彼女は学食のおばちゃんに残り物をもらって生きていた時期があったので唐揚げが好物でした。いつもは体に悪いって、唐揚げくれないお母さんが唐揚げくれるので、横たわったまま、嬉しそうに少しだけハグハグしていました。

 

 

 

できれば妹分の長女に会っていって欲しい、と思っていましたが、私が帰ってくるのを待つのが精一杯だったのかな。

 

退院して2週間ほどで静かに息を引き取りました。

 

 

 

長い間一緒にいてくれて、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

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