*男女の恋愛がメインのお話です
*実際のあれやこれやと違う部分は広い心で読み流してください

登場人物
・度会智幸(わたらいちゆき)/木村千金(きむらちかね)
ラジオの放送作家であり構成作家。32歳。
子どものころは美少女だったが小5の夏に慢性疾患が判明して以降、飲み始めた薬の副作用で太り始めてしまい減量もできずコンプレックスで苦しんでいた時に夫婦漫才師の木村松太郎・うめ子夫婦と出逢う。
高校入学と同時に上京、木村夫婦のカバン持ち等をしながら漫才の台本作りを手伝うようになる。
大学在学中に木村千金という名前で深夜ラジオの放送作家としてデビュー、現在に至る。
性格はお世辞にも明るいとはいいがたく、外見への激しいコンプレックスから人前に出たがらず卑屈さと諦めを抱きながら私生活を過ごしている。
作家としては面白さには貪欲で誰に対してもはっきり言うが、数字を取るための努力を欠かさない態度を尊敬している人もいる。
現在も薬を飲んでいるため肥満体形で、美人ではない。仕事優先のため体の手入れも最低限。
可愛がってくれる諸先輩方からは「ちーちゃん」と呼ばれている。
井澄から好みだと言われてるものの若干引いてる。
木村夫婦からは孫のように思われ、木村千金という名前も夫婦から貰った。

・井澄彰斗(いすみあきと)
最近人気が出始めたばかりの若手俳優。27歳
小さな時から両親都合の引っ越しばかりで友達が少なく、誰かの記憶に残る存在になりたいと思って役者の道を志す。
18歳で大手芸能事務所のスカウト企画からプロデビュー、以降キャリアを積み重ねている。
人前では常に明るく笑顔を欠かさないことを信条としている。美容や健康にも気を遣ういわゆる「メイク男子」太っている人が好みの俗にいうデブ専。
智幸のことが好みでたびたびアピールしている。

・木村松太郎・うめ子
浅草の劇場で活躍する夫婦漫才師。夫婦ともに80代。
日本橋の包装問屋の息子で漫才師を目指していた松太郎が、北陸出身の大部屋女優だったうめ子を口説き落として結成。20代半ばで人気漫才師となり、結婚。
40歳で蔵前に個人事務所「木村芸能処」を構え後進を育成しつつ、90歳目前の今も舞台に立ち続けている。
子どもに恵まれなかった事から事務所に所属する後進を子どものように可愛がり、親父さん・おふくろさんと呼ばれている。
智幸のことを孫のように可愛がり、木村千金という名前も与えた。

・岸菜万洋(きしなまひろ)/斉藤晴央(さいとうはるお)
木村芸能処に所属する漫才師。
「スペース☆イケメン」という名前のコンビで主に舞台を中心に活動。
東京・鐘ヶ淵出身の幼馴染みだった二人が中学時代に結成し、高校卒業と同時に木村夫婦に見いだされて事務所入りする。
智幸とは兄妹のような関係で岸菜は「ちー」斎藤は「ちーちゃん」と呼ぶ。

・薬師寺笑里(やくしじえみり)
元在京キー局出身のフリーアナウンサー。
智幸が放送作家として関わる薬師寺笑里のティータイム・スペースのMC


本編
1話
2話
3話
4話
5話
6話
7話
8話
9話

番外編
偶発的遭遇と隠される恋の話
恥と名誉
珊瑚星は真珠星を求む
カバンが重い話
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憂鬱な元旦
1話
2話
3話
4話