「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」★★★~ジャーナリズムのあるべき姿 | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
ジャーナリズムのあるべき姿
★★★
(C)2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会
 
(2024年/日本/98分)
 
【 監督 】
小林啓一
 
【 出演 】
藤吉夏鈴
髙石あかり
久間田琳加

中井友望

綱啓永

ゆうたろう

筧美和子

石倉三郎

高嶋政宏

 


 

【あらすじ】

 

 文学好きの高校1年生の所結衣は、あこがれの若手作家・緑町このはが在籍している櫻葉学園高校に入学、文芸部の入部を希望していたが、ひょんな事故で入部を逃してしまう。

 そんな時、文芸部部長の西園寺茉莉から、緑町このはの正体を突き止めることを入部の条件に、学園を騒がせている非公認の新聞部に入部することに。

 新聞部部長の杉原かさねに振り回されながらジャーナリズムの信条を叩きこまれる結衣は、次第に記者の魅力にひかれていく。

 結衣たちは学園内のスクープを追っていくうちに、文芸コンクールを巡る学園の闇に触れたことで、理事長に目を付けられてしまう―

 

 

【コメント】

 

 実家でダラけまくった夏休みも終わり、また忙しない会社勤めに戻った一週間。夏休みボケすらしてる場合じゃないくらいの仕事をこなし金曜の業務終了、帰りは映画でも観て週末を楽しもうぜと、前々から目を付けていた本作を鑑賞。

 本作はアイドルグループ櫻坂46のメンバー・藤吉夏鈴の主演による青春映画ということで、櫻坂46自体に全く知識のない僕は藤吉夏鈴なるアイドルを全然知らなかったのですが、確か劇場のチラシで本作の存在を知ったんだったかな、何かちょっと惹かれるものを感じ公開されたら観に行こうと思っていた作品です。

 きしくも公開初日は実家帰省。じゃあ実家の映画館で観ようかと思っていたんですが、盛岡では公開が1カ月遅れの9月公開という残念な結果。タイミング逃したのでスルーしようかとも考えましたが、やっぱり観ておきたいなととっとと会社から退社し「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

(C)2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会

 

 いや、面白かった。富と権力にまみれた大人たちに立ち向かう高校生たちのなんとフレッシュで爽やかなことか。この手の青春映画は昔からの王道な展開で、そこにジャーナリズムという要素を組み込んだエンタメでしたが、悪者成敗という展開はやっぱり観ていて面白いし、なにより若者たちがフレッシュで爽快。お金は掛かっていませんが、良く練られた物語だったのでとても楽しく鑑賞でしましたね。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.フレッシュで爽やかな青春映画

2.藤吉夏鈴と髙石あかりが実に良い

3.ジャーナリズムのあるべき姿

 

 本作が面白かったのは言うまでもありませんが、本作の魅力はやっぱり櫻坂46の藤吉夏鈴、そして髙石あかりにあるかなと。

 藤吉夏鈴に関しては初見だし、櫻坂46においてどのようなポジションにいるのかは分からず、正直、演技に関してもまだまだおぼつかないところはあったかと思います。しかしながら、そのキャラを上手く使って、一見オドオドした感じではありながらクライマックスで勇気を振り絞って立ち上がるという雄姿にはピッタリハマってたと思います。

 そして髙石あかり。僕は「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでこの子を知った口で、あの類まれなる身体能力からアクションスターのイメージが強いわけですが、本作ではジャーナリズムを主人公に叩き込む新聞部部長として、活発で権力にも物怖じしない信念を持った立ち振る舞いが実に良かったです。

 

(C)2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会

 

 本作は女子高生が強欲な大人に立ち向かうという爽快な青春映画でしたが、結局のところ根底にあるのはやっぱり“ジャーナリズム”というところなんでしょう。善悪どちらに傾くことなく、ありのままの事実をメディアをとおして世間に伝えるということがジャーナリズムのあるべき姿、ということなんだと思います。

 まあ、実際はジャーナリズムを謳ったゲスい記事ばかりが目に付くし、本当に真実を伝えているのか?というニュースも数多く目にするので、この精神をもったジャーナリストというのは絶滅危惧種なのかもしれないですね。

 ともあれ、世論を傾けさせるような報道の在り方ではなく、あくまで事実を伝え世間に考えさせるというのがジャーナリズムのあるべき姿なんだと感じましたね。

 

 

【2024年度 Myランキング】(8/23時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 保険料がまた高くなった。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:PERFECT DAYS ★★★★★

  2位:DUNE デューン 砂の惑星 PART2 ★★★★☆

  3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ★★★★

  4位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★

  5位:マッドマックス:フュリオサ ★★★★

  6位:デッドプール&ウルヴァリン ★★★★

  7位:キングダム 大将軍の帰還 ★★★★

  8位:帰ってきた あぶない刑事 ★★★★

  9位:シティーハンター(未) ★★★★

 10位:ゴールデンカムイ ★★★☆

  次点:カラオケ行こ! ★★★☆

     ライド・オン ★★★☆

     密輸 1970 ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ハンガー・ゲーム0 ★★

  2位:ザ・ウォッチャーズ ★★☆

  3位:映画 マイホームヒーロー ★★☆

 

<その他ランク外一覧>

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