「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2018年) | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2018年)

2018年

ディズニー/マーベルが絶好調な一方、『SW』のファン離れが顕著に

 

この年はマーベル・スタジオ10周年を祝ったキャスト全員集合の豪勢な写真や、32種のキャラクターポスターが話題に。そして『ブラックパンサー』がマーベル映画史上最大のヒットとなり(ただし日本は除く)、アカデミー賞作品賞ノミネートという偉業に映画ファンが沸きました。まさかの衝撃的展開を迎える『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』も爆発的大ヒット(初参加した応援上映がめちゃ楽しかった爆  笑)。しかしこの年のマーベルの衝撃ニュースはやはりジェームズ・ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』をクビになった件世界中の映画ファンや一部の俳優、クリエイターがディズニーの決断に異を唱え、復帰署名運動が起こりました。ディズニーとジェームズ・ガンが二度と相容れることがないと誰もが諦めていたなか、今年になってまさかの電撃復帰が決定。ホッ。照れ 一方で著名人による過去のSNS発言の扱いについても議論に。新作ではアベンジャーズの救世主となる(はず)の『キャプテン・マーベル』の予告編がマーベルファンの期待を煽りました。ウインク

 

 

 

 

FOX=マーベルでは前作以上の悪ノリがウケた『デッドプール2』が大ヒット。さらにソニー=マーベルが悲願の企画である『スパイダーマン』ユニバース映画『ヴェノム』で参戦。こちらも申し分ない成績を残し、続編製作も決定。さらには『スパイダーマン』初のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が絶賛され、さまざまな映画賞のアニメ作品賞を総ナメに。とはいえ、ソニー・ピクチャーズは『スパイダーマン』ユニバース映画第2弾の予定だった『シルバー&ブラック』の企画を白紙に戻すなど慎重に企画を進めており、現在具体的に動いているのは『モービウス』のみ

 

 

 

一方、せっかく『ワンダーウーマン』で盛り返したのに『ジャスティス・リーグ』の不発で一進一退を繰り返すDC映画陣。この年は『アクアマン』の大ヒットでアメコミ映画ファンのハートを掴み、見事に息を吹き返しました。ウインク 『ワンダーウーマン1984』『シャザム!』『ジョーカー』ハーレイ・クインが主役のスピンオフ『バーズ・オブ・プレイ』などの情報を小出しにしてファンの興味が途切れないようにし、次回作も巧みにアピール。とはいえ、DCの社長交代などによる企画見直しや、ヘンリー・カヴィルのスーパーマン降板の不穏な噂も上がっただけに、まだまだ予断を許さない状況であることには変わりありません。

 

 

 

『スター・ウォーズ』では、監督交代のドタバタがあった『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は初の赤字を出した『SW』映画として記憶されてしまうことに。ショボーン その影響もあり、スピンオフの企画見直しという噂も出始める。そういえばポスターデザインの盗作疑惑、なぜか銃が消えた銃なしバージョンのポスターなんてものも。全米大コケのニュースが伝わっていた日本での『ハン・ソロ』前夜祭ではコスプレイヤーが集合。『SW』映画の新作となるとやっぱり盛り上がったりする。一方、ディズニーが今度は『ゲーム・オブ・スローンズ』クリエイターによる『SW』映画の企画を発表。しかしファンの間では既に『SW』疲れが起こっていて、このニュースは思ったほど騒がれなかった。えー ファンの深刻な『SW』離れにさすがにマズイと思ったのか、ディズニーCEOのボブ・アイガーは「今後は『SW』新作の公開ペースを落とす」と明言『EP9』以降の『SW』映画の公開スケジュールはまだ未定のまま。とは言え、J・J・エイブラムスが再登板する、旧世代ファンからしたら“最後のSW映画”となる『スター・ウォーズ エピソード9』の情報や、「Disney+」で配信される実写ドラマシリーズ『ザ・マンダロリアン』の情報がやはり気になるファンは多いようで・・・。一方、ディズニーは『インディ・ジョーンズ5』の公開をさらに1年延期し、結果、2年以上先まで待たされることに。口笛

 

 

 

『パシフィック・リム:アップライジング』は日本が決戦の舞台になるので頑張って日本各地バージョンポスターも作ったのに、監督降板となったギレルモ・デル・トロが前作に注いだロボット怪獣バトル愛だけでなくキャラクター愛も薄くなってしまい、ファンの反応は微妙。そのデル・トロはついにオスカー監督に。この年のアカデミー賞は過去最低の視聴者数だったものの、SFファンタジー作品『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞、ギレルモ・デル・トロが監督賞に輝くという異例の受賞結果に映画ファンが沸きました。爆  笑 この年の20世紀フォックスは『シェイプ・オブ・ウォーター』でオスカー受賞し、『グレイテスト・ショーマン』と『ボヘミアン・ラプソディ』の音楽・ミュージカル映画が記録的大ヒット。翌年にディズニー傘下になる映画会社とは思えない力強さをアピールしていただけに、ディズニー入りは個人的には残念デス。ショボーン

 

 

 

ファンに朗報だったのが、前年に『エクスペンダブルズ4』からの離脱を表明していたシルヴェスター・スタローンが一転して復帰。リーダーなき『エクペン』なんて考えられないですしね。また、『ランボー5』の製作が決まったこともダブルの朗報になりました。チュー トム・クルーズは『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』の撮影中に負傷、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』の興行失敗で「ダーク・ユニバース」終了という苦汁を舐めましたが、体を張った『~フォールアウト』がシリーズ最大のヒット、32年ぶりの続編『トップガン:マーヴェリック』の撮影開始でいまだスター街道をまっしぐら(公開は1年延期になったけど)。ファンとして気になったのが、『スター・トレック4』製作危機問題。クリス・パインとクリス・ヘムズワースがギャラでもめて出演交渉が危うくなっているトラブル、どうなったんでしょう? 『ボンド25』からダニー・ボイル監督が降板してしまったのも残念なニュースでした。ショボーン

 

 

 

原作続編の『ザスーラ』をスルーした『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』や、3作目以降を無視した『ハロウィン』は“リブート続編”として成功。『ロボコップ リターンズ』もこのやり直し商法で再起動することが決まったことは個人的にも嬉しいニュース。爆  笑 この年は『ロボコップ』の4K上映が決まり、東京コミコンにはピーター・ウェラーが来日するなどちょっとした『ロボコップ』ブームに。その一方で、個人的に2018年映画で最も期待していたリブート続編『ザ・プレデター』は期待に届かぬ出来でガッカリでしたが・・・・。やり直しリブート続編の本命映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は期待してまっせ。

 

 

 

日本コンテンツのハリウッド進出が例年以上に盛んに。『レディ・プレイヤー1』の「俺はガンダムで行く!」は、この年の映画流行語大賞にしてもいいぐらい日本のファンが沸いたなか、ついに『機動戦士ガンダム』のハリウッド実写化が正式決定。さらに『電車男』や、『進撃の巨人』、『僕のヒーローアカデミア』のハリウッド進出も決まり、ファンが注目しました。さらには『ソニック・ザ・ムービー』のポスター解禁や、予告編で明らかになった『名探偵ピカチュウ』のまさかのオッサン声ピカチュウにファンが騒然。滝汗 そうそう、世界に誇る日本生まれのゴジラが大暴れする『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も忘れてはなりませぬ。今や日本の原作コンテンツはネタ不足のハリウッドには欠かせないものになってマス。ニヤリ

 

 

 

面白かったのは、各映画サイトがこぞって騙され、『クロコダイル・ダンディー』の「続編」として紹介した『ダンディー』が実はオーストラリア政府のただの観光CMだったことが判明したフェイクニュース。アタシもすっかり騙されました(笑)。キャスティングが無駄に豪華だったのも話題に。個人的にはパロディー続編として映画として製作してほしいんだけどなあ。チュー あと、女優であり監督としても活躍しているリー・トンプソンがマーベルにプッシュしたという『ハワード・ザ・ダック』リメイク計画のその後が気になりますっ! それと、『ポリス・アカデミー』の新作もね。チュー

 

 

 

日劇がこの年の2月4日に閉館されることになり、上映イベント「日劇ラストショー」が開催。初日最終日に日劇で名作を堪能しました。またその1ヶ月後にはTOHOシネマズ日比谷がオープン。

 

 



この年も著名な俳優やクリエイターがお亡くなりになりました。『火垂るの墓』の高畑勲監督、名バイプレーヤーの大杉漣、『トランザム7000』のバート・レイノルズベルナルド・ベルトルッチ監督、『アマデウス』のミロシュ・フォアマン監督、『フルメタル・ジャケット』のR・リー・アーメイ、『スーパーマン』のヒロインで知られるマーゴット・キダー、『メッセージ』などの作曲家ヨハン・ヨハンソンペニー・マーシャル監督そしてアメコミ界の重鎮、スタン・リーも旅立たれました。改めてご冥福をお祈りします。

 


 




 とまあ駆け足ではありますが、ブログ10年間の映画界の出来事を、5ブログに分けて振り返ってみました。今年は新元号“令和”元年となり、平成も残すところあと1ヶ月弱。時代が令和を迎えるなか、20世紀フォックスがディズニー傘下となって85年の歴史を閉じ、劇場だけでなく配信という新たな映画鑑賞スタイルが本格化、映画館の上映スタイルの多様化など、映画を取り巻く環境は大きく変わってきています。
 そんな映画環境の変化を見据えながら、日本に『アルマゲドン』級の巨大隕石が落ちてこない限り、アタシが竜巻と一緒に襲ってくる人食いサメに食い殺されない限り、アタシがケヴィンのような多重人格者にならない限り、アタシが寅さんのように「今日から俺はテキヤ放浪人なる!」とか言い出さない限り、アタシがジェイソンみたいな殺人鬼に殺されない限り、PCのキーボードを打つ体力が残っている限り、「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」は続けていくつもりでありマス。皆様、これからもよろしくで~す。
チョキ

 

 

 

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2009~11年)

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2012~14年)

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2015~16年)

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2017年)