オープンしたてのTOHOシネマズ日比谷にやっと行ってみた | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

オープンしたてのTOHOシネマズ日比谷にやっと行ってみた

 

 


銀座のお隣、日比谷にでかいシネコンがオープン。3月29日に開業した東京ミッドタウン日比谷内にある「TOHOシネマズ日比谷」に行ってきました。

 

TOHOシネマズスカラ座とみゆき座を改造し、一体運営することで全13スクリーン、約2800席のシネコンが完成。IMAXデジタルシアター、TCXスクリーンも導入されている。もはや普通のシネコンではない、「“映画の宮殿 THE MOVIE PALACE(ザ・ムービーパレス)”をコンセプトとして、これまでの劇場にはない極上の空間を提供」する“プレミアム感”を打ち出している「TOHOシネマズ日比谷」。はたして・・・・・。


葛飾在住のアタシは、近所だとMOVIX亀有、TOHOシネマズ市川 or 西新井 or 錦糸町、ドルビーアトモス作品を観る場合はTOHOシネマズららぽーと船橋、IMAX作品を観る場合はTOHOシネマズ新宿に通っている。なので銀座で映画を観ることはほとんどなく、日劇の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と、さよなら日劇上映イベントでチョ~久々に行ったぐらい。

デジタルIMAXの導入(新宿より日比谷のほうが電車賃が安い
チュー)、出来立てホヤホヤのシネコンということでね、いざ行かん!

ミッドタウン日比谷に向かう前にまず目に入るのが、日比谷シャンテ前の広場を「日比谷ゴジラスクエア」として整備した場所に佇む
シン・ゴジラ像! 威風堂々と佇むゴジラさまに三度拝んで(ウソ)いざTOHOシネマズ日比谷へ。ニコニコ

 

 

おらぁ、ゴジラだど!

 

 

 

ライトアップされた時の夜ゴジラだど




で、ミッドタウンに入り、4FにあるTOHOシネマズへ。まず思ったのが、
ロビーが無駄に広い。まるで高級ホテルに来たようなこの場違い感(笑)。窓が全面ガラス張りなので開放感があり、日比谷の街を一望できる。まだオープンして2週間ということもあり、パシャってた人もチラホラ。


とっても明るいロビー。映画館とは思えないこの開放感

 

 

 

窓からすぐ隣にある日比谷公園が眺める

 

案内掲示板で開場しているシアターが確認できるのは有難い



ここにもゴジラ像が。これはシャンテ広場に設置されていた旧ゴジラ像を移したもの。

雨風にさらされてきたゴジラちゃんも、ホッと安心?

 




せっかく来たのだから『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』をIMAXで観ようかと思ったけど、深夜0時に終わるレイトショー1回しかやってなくて、「これじゃ終電に間に合わないなあ」と、『ジュマンジ~』(TCX・ドルビーアトモス版:screen5)と『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(screen1)の2本をハシゴすることに。オールナイト上映をやってくれるなら、何本かハシゴして、始発までファミレスで時間を潰すことができるのだが、TOHO日比谷は眠らない街・新宿とは違って
オールナイト興行はしない。そう、セレブな日比谷は夜更かしはしないのだ。ならば終電で帰る人のことも考えて、23時30分には終わるようにスケジューリングしてほしい(ミッドタウン日比谷って動線があまり良くないので外に出るまで時間がかかるし)。えー


『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を観たscreen1は「優雅に映画を鑑賞できるラグジュアリー空間」を演出した「プレミアムシアター」で、「プレミアム・ラージフォーマット、プレミアム・サウンド、プレミアム・シートの“3つのプレミアム”を提供し、これまでにない圧倒的な臨場感と上質な空間をお約束します」なんだそうな。出入り口すぐのscreen1に入ってみると、おお、まだ出来たてな映画館の香りがする。チュー

 




「プレミアム・ラージフォーマット」は東宝独自の巨大スクリーン「TCXスクリーン」のこと。しかしそれは既にTOHOららぽ船橋や新宿、日本橋で体験済みなのでとくに目新しくもない。TOHO日比谷のTCXスクリーンサイズは、19.8×8.3m(sc1)と16.5×6.9m(sc5)のシネスコサイズで、TOHO新宿と同タイプ。ちなみにTOHO船橋は18.8×10.1mのビスタサイズなのでビスタ作品をTCXで観る場合、船橋のほうが一回り大きく観られる。

「プレミアム・シート」は通常の座席以外に、プレミアボックスシート(20席・1000円増し)と、プレミアラグジュアリーシート(10席・3000円増し)がある。上映終了後、試しに両席に座ってみたが、ほう、確かに座り心地はいい。ラグジュアリーシートは仕切りが付いて隣の人を気にせずに鑑賞に集中できる。革製のリクライニングシートで、足伸ばせるし、背伸びもできる。こんなゆったりできるシートに身を委ねて映画を観たら、気づいたら夢の中にいそうだ。

 

しかしアタシの場合、別に仕切りがなくても、隣の人が、納豆の10倍ぐらい足が臭いオッサンとか、呼吸ができなくなるほど香水臭い女とか、この人今に死んじゃうんじゃないか?と心配するほど呼吸の荒い人とか、シートがベチャベチャになるぐらい滝のように汗をかく人とか、ずっと独り言を言ってる怖い人とか、エンドロールになった途端にスマホを見るバカでない限り、気になることはほとんどない。なのでアタシのような平民は、1000円、3000円多く払ってまで映画を居心地よく楽しみたい、という気持ちがあまり起こらないため、このプレミアム・シートにはそんなに惹かれない(座り心地が良くなったところで映画の面白さ、つまらなさは変わらない)。しかし3000円も追加料金を取るぐらいならアンマ機能ぐらい付けてくれりゃ良かったのに。それ以前に、TOHO新宿や日本橋にも既に導入済みなので、別に日比谷ならではの特別仕様なシート、というわけでもない。

 

プレミアムボックスシート。荷物が横に置けるのはいいですな

 

ラグジュアリーシート。腰痛持ちの人はこのリクライニングシートはいいかもね

 


となると3つ目のプレミアムである「プレミアム・サウンド」である。sc1には「カスタムオーダーメイドスピーカーシステム」が導入されており、「コンサートホールのようなプレミアムサウンドを商業映画館では日本初となるシアターの形状に最適化した形で導入。国内有数のホールにカスタムスピーカーの納入実績を持つイースタンサウンドファクトリーとジーベックスのコラボレーションにより、劇場に最適な形で設計されたスピーカーは、これまでにない良質な音響空間を造りだします」とのこと。なんだかよく分からんが要は「すごいスピーカーなんだぞ」というわけだ。ただ、観た作品が全編の約98%が会話のやりとりだけで話が進む『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』だったため、残念ながら「良質な音響空間」を実感しずらい作品だった(音場を体感するには冒頭のベトナム戦争シーンぐらいか)。なんなら『グレイテスト・ショーマン』でも観たらその音の良さを実感できたかもしれない。口笛

であるからして、screen1の“プレミアム”感を心ゆくまで満喫できたかと言われたら、正直「う~ん、どうでしょう」という感じ。場内は思ったよりも傾斜があり、座高が2mぐらいある人が前に座らない限り、画面が見えづらくなるということはまずないだろう。

 




で、2本目は『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のTCX・ドルビーアトモス版である。こちらはscreen5(スクリーンサイズ:16.5×6.9m)での上映。スピーカーはTOHO新宿でも導入されている「ヴィヴ・オーディオ」を採用。TCXスクリーンとはいえ、sc1より3mも小さい。もっというとMOVIX亀有のsc10(17.9×7.49m)よりも小さい。アトモス作品は出来ることならなるべくでかいスクリーンで楽しみたい。ま、そうは言っても、15mを超えるとスクリーンの“巨大感”はそこそこ実感できるので、大きな不満はないけどね。TOHO新宿のTCX・ドルビーアトモススクリーンは音が反響する問題や下の階のMX4Dの振動が響く問題があるため、正直あまり好きじゃないのだが、TOHO日比谷はそういう問題はなかった。音質良好、『ジュマンジ』のあのドンドンドンの太鼓音や、キャラ復活時のピカーン!音がちゃんと頭上から聞こえてきて、アトモス効果テキメンなり。
ニコニコ

 

 




sc1~11はすべて同じフロアーにあるので、時間ギリギリの映画ハシゴの移動はスムーズだが、
元スカラ座とみゆき座のsc12と13は地下1Fに移動しなくちゃいけないからちょっとメンドウだ。

「え、マジ!?」と信じられなかったのは、TOHOシネマズ日比谷、なんと映画チラシを全く置いてない。ガーン ロビーには『パシフィック・リム:アップライジング』の垂れ幕はドーンと下がっていて、大画面モニターには新作の予告編が大音響で流されているのだが、それ以外は近日公開の新作や上映作品のビジュアルがほとんどない。各スクリーンに行ってもやはり上映作品のビジュアルが掲示されていないから、何を上映しているのかも分からない。ゴジラ像は置いてるのによぉ。日比谷、銀座という土地柄なのか、生粋の映画ファンというよりもセレブを相手にしているようなこの感じ(←穿った見方)、平民のアタシからすれば「けっ」ですよ。えー 新作映画のチラシをもらって帰るというのも映画館に行く「楽しみの1つ」だと思うんだけどなあ。元チラシコレクターでもあるアタシは、いただいたチラシはちゃんとファイリングしてるんでね。これはちょっと味気ないなあ。

 

 

 

銀座・日比谷のOL&サラリーマンが仕事帰りにショッピングや映画を楽しむという最高の立地場所でもある東京ミッドタウン日比谷なんだけど、もっと賑わっているイメージをしていたのだが、アタシが観に行ったのが平日(12日)だったせいもあるのか、夜8時を過ぎると途端に人がいなくなって、劇場ロビーもガランとした状態に。オープンしてまだ2週間なのにこんなものなのか?とちょっと寂しく感じたり。

 

「プレミアム感」「高級感」を打ち出すのは別にいいとして、もっと映画ファンがワクワクするようなシネコンをイメージしてたのとはちょっと違ってたかな(そもそもそんなシネコンを目指していない)公立の小学校でアルマーニの制服を導入するぐらいのセレブな街ですから、そういう客層とアタシはちょっと違うのかもね(笑)。

 

 

昼間は結構人がいたのに平日の夜はこんな感じ

 

 

ミッドタウン内にも飲食店は多くあるが、B級グルメ派、もっと言うとフードコート、もっと言うと富士そばでも十分なアタシには、スーツ族&キレイ系OL&セレブ層と思われる主婦たちが入り浸っている、ワイン1本に5000円ぐらい取りそうなオシャレ&高級感丸出しな飲食店は敷居が高く、映画観たあとに気軽に入る感じじゃないなあと。結局、徒歩15分のところにある「やよい軒」で飯食って日比谷を後にするのでした。チュー

 

開放的な寿司バー?ちっくなお店もありましたけどね




今回はIMAXで観られなかったのでレポートは後日改めて。しかしSNSでは「日比谷のIMAXは小さい」という不満の声が相次いでいるようで、ちょっと不安。電車賃の安さを取って新宿IMAXとはオサラバできると思ってたんだけど、ひょっとしたら新宿IMAX通いが続くかもしれませぬ。

 





東京ミッドタウン日比谷はこんな感じの場所

 

商業施設は6Fまで。エスカレーターで次の階に行くのにぐるっと回り込まなきゃいけない動線の悪さは気になった

 

おしゃれなお店がたくさんありましたで

 

こういう昔ながらの佇まいな理髪店も。なんかホッとする

 

3Fから見たミッドタウンの広場

 

 

平日夜のミッドタウンはそんなに人はいなかった印象。日比谷界隈の人々は夜更しはしないのだ(笑)

 

 

6Fのパークビューガーデンから夜の日比谷をパシャリとな