「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2017年) | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2017年)

2017年

問題作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開、ディズニーがフォックスを買収へ

 

この年の1月21日、8周年を機にブログ名を「ブルーレイ&シネマ一直線!」から「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」に変更

 

 

『スター・ウォーズ』関連のニュースでは、前年に急逝したキャリー・フィッシャー演じるレイアの扱いをどうするか注目されてました。『EP9』ではストーリーの中心を担うキャラクターと言われていただけに大幅な変更を強いられることに。レイアをデジタル化しようとしていると報じた一部の報道をルーカスフィルムは否定。一方、世界中のファンから叩かれてしまった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』についてライアン・ジョンソン監督は「レイとルークの関係をさらに掘り下げていくものになる。作品のトーンはオリジナル3部作のようなワクワクできる楽しいものになると思うびっくり」と、公開前に意気揚々と語ってました。しかし今となっては「オリジナル3部作のようなワクワクできる」・・・・・ものに仕上がっていたのか、異を唱えるファンが多いようです。えー タイトルが発表されたときティーザートレーラー公開時は本当にワクワクしてたんですけどね~。公開前の批評家レビューは絶賛一色しかし公開後はファン評価との乖離が激しくなり、ロッテントマトの批評家点数も決してアテにはならないことが証明されてしまう。(怒りのシネトークはコチラコチラ)。えー

 

 

 

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でフィル・ロード&クリストファー・ミラーがまだ監督していた頃の和気あいあいな集合写真も今や貴重な1枚。そしてディズニーSWへの信頼が揺らぎ始める衝撃の降板J・J・エイブラムスは「今後は続編やリブート映画は監督しない」と宣言してましたが、コリン・トレヴォロウ監督の『EP9』降板により撤回するはめに。J・Jといえば、この年に『君の名は。』ハリウッド実写版をプロデュースすることも大きく報じられ、日本でも話題に。監督交代が相次ぐなか、ライアン・ジョンソン監督が仕切る新3部作の企画を発表したディズニーの『SW』濫作にファンの心が離れていったのもこの頃からでした。えー あと個人的に忘れがたい出来事は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の日劇でのチケット販売騒動。翌年に閉館が決まっていたSW聖地の日劇で観られる最後の『SW』ということもあり、ファンが殺到するはめに。

 

 

 

マーベル映画は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が全米大ヒット。ただし日本では邦題「リミックス」に異を唱えるファンが多く、興行は不発。えー マーベル入りしてソロデビューを果たした『スパイダーマン:ホームカミング』も公開。そしてマーベル映画最大のヒット作となる『ブラックパンサー』の予告編&ポスターが解禁されました。ちなみにヴェノムとスパイダーマンは当初は別ユニバースになると報じられたものの、プロデューサーのエイミー・パスカルが「同一ユニバースなのよ」と発言。しかしその後すぐに修正。とはいえ今では「共演の可能性がないわけではない」というのがソニー=マーベルの“現状の姿勢”のようなので、ファンとしても気になるところデス。FOX=マーベルでは『デッドプール2』に忽那汐里の出演決定がニュースに。そして10月には、いまだ再撮影どころか公開も絶望視されてきている『X-MEN』初のホラー映画『X-MEN:ザ・ニュー・ミュータンツ』の予告編が解禁。一体どうなっちゃうんだろ? ショボーン

 

 

 

DC映画では、前年は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』がラジー賞4部門を与えられ、編集を巡ってひと悶着あった『スーサイド・スクワッド』はヒットしたもののアメコミファンを満足させた出来とは言い難く・・・。不発期が続くなか、希望の光を照らしたのが『ワンダーウーマン』。スーパーヒロイン映画としては申し分ない高評価興行を残し、ここからマーベルに後れを取っていたDC映画は勢いづいていくことに。しかし、単独映画『ザ・バットマン』のメガホンを取るはずだったベン・アフレックは「演技に集中したい」という理由で降板。今となってはソロデビューの夢も叶わぬまま、バットマンのマスクを外しました。ショボーン 後任の監督にはマット・リーヴスを起用。そういえば『スーサイド・スクワッド』続編の監督はメル・ギブソンも候補に上がっていたんだよね。もしこれが実現していればDC映画に風穴を開ける1本になってかも。そんななか、『ジャスティス・リーグ』のメガホンを取っていたザック・スナイダー監督が愛娘を失ったショックで降板当時、『バットガール』を任されていたジョス・ウェドン(こちらも後に降板)が引き継いぎ、良くも悪くもヒーロー映画としては無難な仕上がりとなり、満を持してのDCヒーロー大集合映画の全米興行は関係者の予想を下回る数字で終わりましたベン・アフレックのバットマン卒業の噂もこの頃から。そして、DCユニバースとは別路線で『ジョーカー』単独映画の製作を発表。色々と迷走しているDC映画陣は、横のつながりを大切にしているマーベル映画とは違って、連続性を強調しない作りにすると方針を打ち出したのもこの時でした。

 

 

 

 

トム・クルーズが珍しくキワモノ系ホラーアドベンチャー映画に出演した『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』はユニバーサル・モンスター映画を一挙リブートする「ダーク・ユニバース」第1弾として華々しくデビューを飾る・・・・はずでしたが、興行、批評ともに惨敗。豪華スター勢揃いのプロモーション写真が公開され、アンジェリーナ・ジョリーとドウェイン・ジョンソンの参戦も噂されていた「ダーク・ユニバース」は白紙に戻されることに。残念っ!ガーン

 

 

 

2017年はミュージカル映画の当たり年。日本では124億円の大ヒットとなった『美女と野獣』、アカデミー賞ではとんだとばっちりを受けた『ラ・ラ・ランド』が日本でも若い客層を中心に劇場に足を運びました。他に、35年ぶりの続編『ブレードランナー 2049』は全米興行不振というニュースが駆け巡るも、作品評価は高く、SF映画ファンの満足度も高かった。この年はアカデミー賞ノミネートの『メッセージ』も話題になり、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSFイヤーでもありました。日本でやった『メッセージ』とばかうけのコラボ宣伝もウケてましたね。クリストファー・ノーラン監督の初の戦争映画『ダンケルク』はIMAX上映の高い集客力もあって大ヒット。

 

 

 

22年ぶりに復活した『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』も予想外のヒットとなり、見事に「リブート続編」商法を成功させました。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は「日本ではホラー映画は当たらない」というジンクスを破り、大ヒット。とはいえ、この年の全米サマーシーズン映画は全体的に低調に終わり、20年ぶりの低い興行だったのも話題になりました。一方、不調に終わった作品も。日本の戦隊ヒーローものS級大作として映画化した『パワーレンジャー』は公開前の宣伝や予告編では話題性十分でしたが、ヒーローとして覚醒するのに1時間以上かかったり、一番ノってたのがレパルサ演じるエリザベス・バンクスだったりと、戦隊ヒーローファンを満たすことはできず、興行では苦戦。リュック・ベッソン監督の3年ぶりの監督作で渾身のビッグバジェットSF大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は全米大コケで1億ドル以上の損失を出し、ヨーロッパ・コープの経営が傾いてしまうことに。ポーン

 

 

 

『GODZILLA ゴジラ』に続く「モンスターバース」第2弾『キングコング:髑髏島の巨神』が公開され、怪獣画師・開田裕治氏描き下ろしの日本版オリジナルポスターは海外のファンの間でも「カッコイイ」と話題に。『ゴジラ VS. コング』に『パシフィック・リム』が参戦か!?なんていう中二病映画ファンが考えたようなバカバカしい企画が流れた時は脳が思考停止になりましたけどね。チーン 一方、日本では東宝が『GODZILLA』のアニメシリーズ3部作を発表。しかし「話がSFオタクすぎてついていけない」「敵キャラのビジュアルを変えすぎ」「世界に誇る日本コンテンツをダメにした」と不評が多く、ゴジラファンに受け入れてもらえず・・・。ガーン

 

 

 

 

『ターミネーター:新起動 ジェ二シス』が興行、批評ともに芳しくない結果で終わってしまい、続編製作を中止。そして2019年にシリーズの権利が戻る生みの親ジェームズ・キャメロンがついに立ち上がった。全面監修のプロデュースとして参加し、ティム・ミラー監督に『T2』の後日譚となる『ターミネーター』新作を託すことに。興行成績しだいでは3部作として企画しているようデス。

 

 

 

一方、キャメロンが「すぐにでも撮影できるよ」と太鼓判を押していたニール・ブロムカンプ監督の『真・エイリアン3』の企画は消滅・・・・かと思われてましたが、2019年現在、キャメロンの手で進行しているという情報もあり。そういや、『エイリアン:コヴェナント』にはジェームズ・フランコも出てたんですな(死体役で)。この時は「続編はあと4作品作るつもりさ!」「『エイリアン:コヴェナント』はファンのために作ったんだ!」と嬉々として語っていたリドリー・スコット監督でしたが、それでもファンの反応は微妙で、今では続編企画も危うくなっている状態。さらには「続編ではA.I.が題材になる」とも語っていて、それがファンの不安をさらに煽ることに。ゲッソリ

 

 

 

実現しなかった企画では、ギレルモ・デル・トロ監督がスタジオに猛プッシュしていた『ヘルボーイ3』について「完全になくなった」と断念。現在はどうなっているのは不透明な状況の『マトリックス』の新作企画は、脚本家は「続編でもリブートでもない」と語ってますが・・・・。また、『ワールド・ウォー Z』続編にデヴィッド・フィンチャー、『フラッシュ』単独映画にロバート・ゼメキス、『ナルニア国物語』第4弾にジョー・ジョンストンがオファーか?という情報もあったけど、結局全部お流れの状態になってマス。『蜘蛛の巣を払う女』のフェデ・アルバレス監督の次回作は『ラビリンス 魔王の迷宮』の同じ世界観から派生したスピンオフになるはずなので、こちらもそろそろ続報が知りたいところ。個人的にはリチャード・ドナー監督はやる気満々だった『リーサル・ウェポン5』が流れてしまったのが残念。エ~~ン。えーん

 

 

 

紆余曲折を経てやっとクランクインした『ザ・プレデター』の1枚目となるキャスト集合写真。個人的期待の高さもあって「今度こそオリジナル版の精神を継承した正当な続編が期待できるのではと、20世紀フォックスがこれまでのB級扱いをやめて、『エイリアン』シリーズと同様にS級大作として作り上げようとしている『ザ・プレデター』~~」と、アゲアゲで紹介してたんですけどねえ。チッ。えー

 

 


ハプニングやスキャンダルも多かった年。アカデミー賞では前代未聞の作品賞発表ミスが起こり、発表カードを渡し間違えた責任者2人は今後授賞式には出禁に。女優へのセクハラでハリウッドから永久追放されたハーヴェイ・ワインスタインのスキャンダルもこの年を象徴した事件。ケビン・スペイシーやジョン・ラセターらのセクハラ狩りが急速に広まりました。ヒヤッとさせられたは、『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』の撮影中にトム・クルーズがスタント失敗で負傷したニュースガーン 公開延期も噂されたけど、トムの頑張りでスケジュール通りに公開され、足を痛そうに引きずるカットが本編にそのまま使われているのも話題に。しかし、『デッドプール2』の撮影中に女性スタントが事故死するという痛ましいニュースも。ファンをやきもきさせたのが『ワイルド・スピード』ファミリーの分裂問題スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の製作を優先したスタジオに不信感を抱いたタイリース・ギブソンが「ドウェイン・ジョンソンが9作目に出るなら俺は降板する!」と決別発言。結局、『ワイスピ9』にジョンソンの出演はなくなったわけですが・・・・。また、ジョージ・ミラー監督がワーナーを提訴したことで『マッドマックス』続編の製作に黄信号が灯ることに。日本では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の「リミックス意味不明問題」に加え、この年に公開された『ドリーム 私たちのアポロ計画』の当初のデタラメ邦題にも批判が相次ぎましたムキー

 

 

 

 

 

映画界に衝撃が走ったニュースでは、ディズニーによる21世紀フォックスの買収報道本当に実現してしまうとは思ってもみなかったこの買収についてフォックスは「製作体制に影響はなし」と言っていたものの、買収完了後はディズニー帝国に侵食され、早速4000人がリストラされるなど大きな影響が出ています。えー

 

 

 

この年も著名な俳優や監督が天に召されました。『エレファント・マン』『エイリアン』のジョン・ハート、ジェームズ・キャメロン作品の常連俳優だったビル・パクストンの急逝、3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーア、元祖バットマン俳優のアダム・ウエスト、映画監督のジョージ・A・ロメロトビー・フーパージョナサン・デミジョン・G・アヴィルドセン鈴木清順。改めてご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

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