第90回アカデミー賞発表! 作品賞は『シェイプ・オブ・ウォーター』!監督賞はギレルモ・デルトロ! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

第90回アカデミー賞発表! 作品賞は『シェイプ・オブ・ウォーター』!監督賞はギレルモ・デルトロ!

 

 


第90回アカデミー賞授賞式が行われ、ギレルモ・デル・トロ監督が初ノミネートにしてオスカー監督の仲間入りを果たし、そして『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞も受賞し、最多4冠に輝いた。爆  笑 近年は監督賞と作品賞は別々の作品が選ばれることが多かったため、作品賞は『スリー・ビルボード』との見方が強かったが、オスカーはこの“愛に満ちたクリーチャー映画”を選んだ。“クリーチャー映画”が作品賞に選ばれたのは、アカデミー賞90年の歴史で初めてという快挙(『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』はクリーチャー映画じゃないよ)。作品賞プレゼンターは、昨年、スタッフのミスによる読み間違いハプニングで世界中をざわつかせたウォーレン・ビーティとフェイ・ダナウェイがリベンジで再登板。司会のジミー・キンメルが「名前を呼ばれてもすぐに立たないで! 昨年のようなことがありますから!」とジョークを飛ばして会場を沸かせた。さすがに今回は『シェイプ・オブ・ウォーター』の製作陣がヌカ喜びするような事態にはなりませんでしたけどね。チュー

 

この満面の笑み! 子供のように喜ぶギレルモ・デル・トロ監督。メキシコ人監督としては3人目の受賞。オメデトーっ!

 

 

主演男優賞では、本命視されていたゲイリー・オールドマンが『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』での圧巻の演技が評価され、堂々の受賞。メイクアップ・アーティストの辻一弘氏のオスカーも日本人として誇らしかったデス(日本人の個人での受賞は25年ぶり)。

 

迫真の演技と完成度高すぎる特殊メイクのおかげでチャーチルを見事に演じきったオールドマンは母に感謝のスピーチ

 

 

 

主演女優賞では、サリー・ホーキンスとの一騎打ちと見られていた『スリー・ビルボード』のフランシス・マクドーマンドが2度目のオスカーを獲得。同作でヒロインと敵対する警官を演じたサム・ロックウェルが初ノミネートで助演男優賞を受賞したのも嬉しかった。

 

ガッツポーズのマクドーマンド。受賞スピーチの時、オスカーノミニーされた他の女優や女性クリエイターに向かって「みなさん立って!」と称えた姿も感動的だった

 

 

撮影賞では、14度もノミネートされている無冠の帝王、ロジャー・ディーキンスが『ブレードランナー 2049』でついにオスカー撮影監督に! 

 

94年の『ショーシャンクの空に』で初ノミネート以来、23年目でついに雪辱を果たしたディーキンス

 

 

番狂わせだった脚本賞を獲った『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール。本人も一番驚いてたようで

 

 

主題歌賞ノミネートのパフォーマンスでは、『グレイテスト・ショーマン』の歌曲「This Is Me」をキアラ・セトルが涙ぐみながら熱唱し、会場はスタンディングオベーション! 個人的にもこの曲に獲ってほしかったけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

作品賞
オスカー『シェイプ・オブ・ウォーター』

『君の名前で僕を呼んで』
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』
『ダンケルク』
『ゲット・アウト』
『レディ・バード』
『ファントム・スレッド』
『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』
『スリー・ビルボード』


監督賞
オスカーギレルモ・デル・トロ 『シェイプ・オブ・ウォーター』

クリストファー・ノーラン 『ダンケルク』
ジョーダン・ピール 『ゲット・アウト』
グレタ・ガーウィグ 『レディ・バード』
ポール・トーマス・アンダーソン 『ファントム・スレッド』


主演男優賞

オスカーゲイリー・オールドマン 『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』

ティモシー・シャラメ 『君の名前で僕を呼んで』
ダニエル・デイ=ルイス 『ファントム・スレッド』
ダニエル・カルーヤ 『ゲット・アウト』
デンゼル・ワシントン 『Roman J. Israel, Esq.』


主演女優賞

オスカーフランシス・マクドーマンド 『スリー・ビルボード』

サリー・ホーキンス 『シェイプ・オブ・ウォーター』
マーゴット・ロビー 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
シアーシャ・ローナン 『レディ・バード』
メリル・ストリープ 『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』


助演男優賞

オスカーサム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』

ウィレム・デフォー 『The Florida Project』
ウッディ・ハレルソン 『スリー・ビルボード』
リチャード・ジェンキンス 『シェイプ・オブ・ウォーター』
クリストファー・プラマー 『All the Money in the World』



助演女優賞

オスカーアリソン・ジャネイ 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』

メアリー・J・ブライジ 『マッドバウンド 哀しき友情』
レスリー・マンビル 『ファントム・スレッド』
ローリー・メトカーフ 『レディ・バード』
オクタビア・スペンサー 『シェイプ・オブ・ウォーター』


脚本賞

オスカー『ゲット・アウト』

『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
『レディ・バード』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スリー・ビルボード』


脚色賞

オスカー『君の名前で僕を呼んで』
『The Disaster Artist』
『LOGAN/ローガン』
『モリーズ・ゲーム』
『マッドバウンド 哀しき友情』


撮影賞

オスカー『ブレードランナー 2049』
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』
『ダンケルク』
『マッドバウンド 哀しき友情』
『シェイプ・オブ・ウォーター』


編集賞

オスカー『ダンケルク』

『ベイビー・ドライバー』
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スリー・ビルボード』


作曲賞

オスカーアレクサンドル・デスプラ 『シェイプ・オブ・ウォーター』

ハンス・ジマー 『ダンケルク』
ジョニー・グリーンウッド 『ファントム・スレッド』

ジョン・ウィリアムズ 『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』
カーター・バーウェル 『スリー・ビルボード』


視覚効果賞

オスカー『ブレードランナー 2049』
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
『キングコング 髑髏島の巨神』


音響編集賞

オスカー『ダンケルク』

『ベイビー・ドライバー』
『ブレードランナー 2049』

『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』


録音賞

オスカー『ダンケルク』

『ベイビー・ドライバー』
『ブレードランナー 2049』

『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』


美術賞

オスカー『シェイプ・オブ・ウォーター』

『美女と野獣』
『ブレードランナー 2049』
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』
『ダンケルク』


衣装デザイン賞

オスカー『ファントム・スレッド』

『美女と野獣』
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』

『シェイプ・オブ・ウォーター』
『Victoria and Abdul』


メイクアップ&ヘアスタイリング賞

オスカー『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』
『Victoria and Abdul』
『ワンダー 君は太陽』


主題歌賞

オスカー“リメンバー・ミー” 『リメンバー・ミー』

“Mighty River” 『マッドバウンド 哀しき友情』
“Mystery of Love” 『君の名前で僕を呼んで』

“Stand Up for Something” 『マーシャル 法廷を変えた男』
“This Is Me” 『グレイテスト・ショーマン』


外国語映画賞
オスカー『ナチュラルウーマン』(チリ)
『L'insulte』(レバノン)
『ラブレス』(ロシア)
『心と体と』(ハンガリー)
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(スウェーデン)


長編アニメーション賞

オスカー『リメンバー・ミー』

『ボス・ベイビー』
『The Breadwinner』

『Ferdinand』
『ゴッホ 最期の手紙』


短編アニメーション賞

オスカー『Dear Basketball』
『Garden Party』
『LOU』
『Negative Space』
『へそまがり昔ばなし』


短編実写映画賞

オスカー『The Silent Child』

『DeKalb Elementary』
『The Eleven O'Clock』
『My Nephew Emmett』

『Watu Wote: All of us』

長編ドキュメンタリー賞

オスカー『イカロス』

『Abacus: Small Enough to Jail』
『フェイセス・プレイセス』

『アレッポ 最後の男たち』
『ストロング・アイランド』


短編ドキュメンタリー賞

オスカー『Heaven Is a Traffic Jam on the 405』

『Edith+Eddie』
『ヘロイン×ヒロイン』
『Knife Skills』
『Traffic Stop』