『スター・ウォーズ』スピンオフの企画見直しか!? 『SW』新3部作は2020年公開? | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『スター・ウォーズ』スピンオフの企画見直しか!? 『SW』新3部作は2020年公開?


『スター・ウォーズ』スピンオフ製作中止? ディズニーは否定
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の興行不振で今後の『SW』映画になんらかの影響が出るかもしれないと、以前にもお伝えしたニュースが早くも現実に?


全米公開から約1ヵ月経った今でも米国興収は2億ドルにも達しておらず、最低でも7億ドル以上稼がないと宣伝費込みの製作費を回収できないと言われている現在の世界興収は3億4430万ドルで、『SW』実写映画史上、最低興行で終わりそうな『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の深刻な状況を鑑み、ディズニー/ルーカスフィルムが『SW』アンソロジー映画2作品『オビ=ワン』『ボバ・フェット』の企画を保留にしたと米サイトのColliderが独占スクープで報じた。滝汗


記事によると、オビ=ワン・ケノービを主人公にしたアンソロジー(スピンオフ映画)のスタッフは既に企画から離脱しているという。『EP4 新たなる希望』の前日譚として描かれ、『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督がメガホンを取ることになっていた。ユアン・マクレガーの出演はまだ決まっていないが、本人は再演に前向きだ。『ボバ・フェット』は『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督が脚本を手掛け、メガホンも取る予定だった。『SW』ファンはこの2本のアンソロジーに注目していたが、一部では「そもそも若き日のオビ=ワンやボバ・フェットはルーカスのプリクエル3部作で描かれていたのに、これ以上何を描くんだ?」と、企画そのものに疑問を抱く人もいる。


シークエル3部作とアンソロジーが毎年のように公開されているが、伝わってくるニュースは監督交代や大幅な撮り直し、賛否両論、興行不振といったネガティブな情報ばかりの『スター・ウォーズ』。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ ストーリー』以降、クオリティを高められていない内容に懐疑的になっているファンからは、『SW』映画の質とブランドを落としていると批判が続出。この批判がディズニー/ルーカスフィルムに届いていないわけがなく、製作関係者が「今後は製作ペースを見直すことになると思う」と発言しているとの情報もある。


しかし今日になって米ディズニーは傘下のABCニュースを通じて、スピンオフ製作中止報道は「正確ではない」と否定した。現在は『スター・ウォーズ エピソード9』に注力し、ライアン・ジョンソン監督による新トリロジー、『ゲーム・オブ・スローンズ』クリエイターのデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスによる新シリーズの他に、タイトルは明らかにしなかったが単独作品の企画が進んでいると強調。そもそも『オビ=ワン』も『ボバ・フェット』もルーカスフィルムは製作決定の公式発表をしていないのだから、“製作中止”というのはおかしいということか。とりあえず“今のところ”はアンソロジーの企画が消えたわけではないが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の興行不振の影響が全くないはずがなく、製作体制やスケジュールなどが見直される可能性は高い。キョロキョロ






ライアン・ジョンソン版『SW』新3部作は2020年から公開?
「『SW』の製作ペースを見直すかもしれない」と言った(かどうかは分からない)その矢先、ライアン・ジョンソン監督による『スター・ウォーズ』新3部作の第1弾の公開が2020年になるとの噂が出ている。これまでも彼の作品を製作してきたプロデューサーのラム・バーグマンが「企画はまだ初期段階なので何とも言えないが、2年以内には公開したい」とFROM THE GRAPEVINEのインタビューでコメント。2019年12月公開の『スター・ウォーズ エピソード9』でスカイウォーカー・サーガが完結し、レイ3部作が締めくくられる。「すべて新しいキャラクターになり、全く新たなストーリーが始まる」というライアン・ジョンソン3部作だが、つまり『スター・ウォーズ』という冠が付いた新たなSF映画になるわけで、ある意味、真価が問われる『SW』映画となるわけだ。

 

しかし『SW』のようなビッグバジェット大作となると、もし2020年公開だとしたら年内には脚本を仕上げ、キャスティングを決め、来年前半には撮影に入らないと間に合わない。観客離れの“スター・ウォーズ”疲れが起こっている今、絶対に失敗しない『SW』が求められているわけで、また生半可なものが作られてしまうと今度こそ『SW』ブランドが終了する恐れもある。プロデューサーが発言した「2年以内」はあくまで“憶測”なので、実際の公開はもっと先になりそう。

 

おなじみのキャラクターがいなくなる新3部作へのファンの期待値は未知数だが、スケジュール縛りで焦って作ったような『SW』は勘弁してください。キョロキョロ







ライアン・ジョンソン、うるさいアンチをブロック!
賛否両論となった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でアンチから殺害予告を受けたことがあるライアン・ジョンソン監督。「好意的な意見の方が多かったよ」と考えを切り替えて、度重なるバッシングにはもう慣れたようだが、同作でローズを演じたケリー・マリー・トランが差別的発言や誹謗中傷が相次いでいることに嫌気が差し、Instagramの全投稿を削除してしまったことについて、「大多数の健全なSWファンはこんなことしない」とコメント(由緒正しい『SW』ファンはこんな心ない無意味なヘイト発言はしませんよね)。

 

ただ、彼は、今月10日にTwitterで「I’ve started blocking assholes, and it feels soooooooo good.」(クソ野郎どものブロック開始! すごーーーーーい気持ちいいぜ!)と煽るように投稿。これにアンチがまた過剰に反応し、コメント欄では『最後のジェダイ』のロッテントマト数値の画像(批評家に比べて観客評価は極端に低い)や、ビデオセールス記録の画像(『ローグ・ワン』よりも売れていない)を貼るなど、案の定、火に油を注ぐ状態になっている。この人も炎上にノッてしまうんですねえ。余計なことしなきゃいいのに・・・・。えー
 

 

 




幻のジョージ・ルーカス版3部作はどうなっていたか!?
ジョージ・ルーカスは自分が思い描いていた『スター・ウォーズ』エピソード7~9のアイデアを、ジェームズ・キャメロンとの対談を掲載した書籍「James Cameron’s Story of Science Fiction」の中で明らかにしており、ファンの間で話題になっている。ニコニコ


ルーカスは、「このシリーズは共生関係について描いてきた。私たちは支配者じゃない。新3部作はマイクロバイオティックな世界に踏み込むはずだった。この世界の生物は我々の世界とは違う生き方をしていて、それをウィルズ(Whills)と呼んでいる。このウィルズが全宇宙を支配する存在となるものだ。ウィルズこそがミディ=クロリアンの源であり、意思疎通を図っているんだ」と語っている。

 

ミディ=クロリアンといえば『エピソード1 ファントム・メナス』で突如語られた「全ての生命体と共生している知性を持った微生物」であり、フォースの根源でもある。この数値が高いほどフォースの資質があるとされ、“フォースのバランスを保つ存在”であるアナキン=スカイウォーカーがまさにそれだった。しかし「フォースって細胞単位で優劣が決まるのか? もっと神秘的なものでは?」と世界中の『SW』ファンに受け入れてもらえず、生みの親であるルーカスでさえ『エピソード2』以降はその設定を封印してしまった。


ルーカスの中では、6部作では語り尽くせなかったフォースやジェダイについての事細かな設定や世界観、精神世界などが構築されていたという。この設定を聞いたキャメロンは「ジョージ、君は宗教を創作してたんだね。その世界の精神や神、スピリットを取り込もうと。神話の創造を目指してたんだ。世界を創り上げるには神話が必要だ」と理解を示している。


ルーカスは、再びミディ=クロリアンの設定を出すとなると「多くのファンは嫌悪しただろう。『ファントム・メナス』が叩かれたようにね」と批判になることは覚悟の上で、ディズニーに企画書を提出したが、スタジオは「もっとファンよりなシリーズにしたい」とその案を却下。自分の『SW』が作れないなら身を引いたほうがいいと考えたルーカスはJ・J・エイブラムスに託し、『フォースの覚醒』が完成した。今思えばこの『フォースの覚醒』というサブタイトルは、内容は全く違うものになったが、フォースの本質に迫ろうとしたルーカス案に対する“敬意”のようなものが感じられる。


とはいえ、このウィルズの設定は全くナシになっているというワケではなく、小説版ではウィルズについて言及され、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ ストーリー』に登場したチアルート(ドニー・イェン)はウィルズの守護者として描かれている。しかし、問題作『最後のジェダイ』ではその“神秘的な”フォースの設定を“なんでもアリな超能力”にしてしまい、今や世界中のファンから『EP1』以上に不評を買ってしまっているわけだが・・・。『ファントム・メナス』公開から19年経っても、ミディ=クロリアンの設定は今ひとつ馴染めないけど、個人的には少なくとも『最後のジェダイ』よりはこの幻となったルーカス案のほうが興味ありマス。チュー






『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で共演者がチューバッカをホメまくる映像