こんばんは。
海遊書道教室の佐志田海遊です。
提出期限ギリギリまで粘って
日本習字「くらしの書」
実力認定試験【中級】の課題を提出し終えました
お手本のない、全5課題。
過去2〜3年分のお手本冊子から
参考になりそうな部分を
ピックアップして
・紙面構成
・文字の選択
・1文字1文字のバランス
・全体のバランス
など、ひたすら試行錯誤しました。
付箋だらけ (【初級】試験の時の付箋も混ざっています)
5課題中、3課題には
かなり時間とエネルギー費やしましたが
残りの2課題は…
時間切れ、取り組み不足が否めません😭
1課題ごとに
こだわればこだわるほど
時間もエネルギーもかかってしまい、
時間配分って難しいと痛感しました。
(もともと時間管理能力に欠けています

)
▼過去のお手本冊子を見る
▼実際に書く
▼また過去のお手本冊子を見る
▼新たな気づきが生まれる
▼また書く
課題制作中は
延々とこの繰り返し。
この他には
「日本習字だより」に掲載された過去の優秀作品一覧を見たり
書き方に悩んだ文字は、観峰字林などの字典でも調べたりも。
今回改めて思ったのは…
やっぱり、お手本が「ある」のと「ない」のでは、全然違う! ということ

ペン使いや筆使いだけでなく
その前の紙面構成の段階でも
気づきや学びがたくさんありました。
それにしても毛筆(小筆)は
思ったような理想の線が書けない…😭💦
あぁこの線がうまくいかない…
と書き直しばかり。
どんどん時間が足りなくなってくる…
自分の技量不足にも
時間管理の甘さにも
がっかりしました

「お手本を書いている方は
どれほどの鍛錬を積まれているのだろう…」
それに比べて私は… と落ち込みもしましたが
そんな学びがいのある教材に出会えた幸せも同時に感じています。
(参考:日本習字 くらしの書 公式サイト)
ご依頼いただく筆耕物も
こうした試験課題も
その時点での「最高作」をお渡ししたい、提出したいと思っています。
そうでないと
次の扉が開かないような気がするのです🚪✨
私は「のだめカンタービレ」が好きで、
ドラマも映画も何度か見ているのですが
映画のほぼ最終シーンでの竹中直人さんの言葉に深く共感しています。
音楽を続けていく限り
いつだって自分が最高と思える演奏を目指さなければ、次は決して無いかもしれない。
最高の演奏をして、
またそれを超えるものを目指すのです。
ーーシュトレーゼマン(のだめカンタービレ映画より)
ドラマや映画を見ながら
いつの間にか「音楽」や「演奏」を
「書」に置き換えて見ている自分がいます。
自分との闘いはストイックだし
ちょっと浮世離れしているかもしれない…
それを現実世界で
やってしまっている自覚も、あります。
でも、こだわらずには
いられない私がいます。
海遊書道教室の生徒さま方には
純粋に「お習字・書道の時間」を楽しんで欲しい。
そのためには
指導する私の「指導力」が大事。
こんな過去記事も書いています。
それもあるし
何より・・私は書を極めたい。
その時点での自分の字に「やり切った」と思いたい。
この気持ちが
海遊書道教室を開業して以来、ずっと変わらずに持ち続けている「芯」なのかもしれません。
書にはゴールは無い。
自分の技量不足に落ち込むことの連続ですが
「生涯かけて向き合い追求する楽しみ」を見つけたと思うと、これほどの幸せは無いのかとも思います。
とにかく過酷な【中級】の試験でした笑
【初級】の試験では、これほどの葛藤は無かったような…
今夏に受けたいと思っている
「漢字部・六段位試験」は
今回の5課題の、倍。10課題。
今からすでに…先が思いやられます
それではまた
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お受験願書の作成に
こちらの2つを
『必須グッズ』として
おススメしています。
悔いのないお受験をされることを
お祈りしております。
トレース台についての記事はこちら。
ROOMでも
をまとめています。

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