■ 硯(すずり)のお手入れ法~硯の後始末、◯◯◯◯◯◯◯◯◯はNG?!
こんばんは。
海遊書道教室の佐志田海遊です。
お道具の手入れは大切です。
お習字道具のみならず
何事にも言えますね。
今回は、これだけ伝えます!
硯を使った後、ティッシュペーパーでは拭かないでください
理由はこちら
ティッシュペーパーで拭くと
硯にティッシュの繊維が残りやすいです
そこに墨液を入れると…
墨液とティッシュの繊維が絡まります
墨液とティッシュペーパーの繊維が絡んで
ダマになった汚れが残っている硯をたまに見かけます
墨液とティッシュ繊維の
ぶつぶつの固まりが混じった硯に
墨液を入れ
そこに筆を入れる…
その筆で書く…
それは
スムーズな筆運びの
妨害となります
作品の出来栄えにも
反映してきます。
では硯を何で拭いたらいいの?
となりますね。
オススメを
紹介していますので
よかったら最後までお読みください
ここで改めて
硯の後始末の手順です。
最近のプラスチックの硯でも
同様のお手入れで
硯の後始末は
2ステップのみ
↓↓
①余分な墨液を拭き取る。
練習で使った半紙に
墨液を吸い取らせて拭き取ります。
半紙はなるべく乾いたものが
手指に墨汚れが付きにくいのでおススメ!
練習の最初の方で使った半紙だと
けっこう乾いています!
海遊書道教室では
硯を拭き取るための
反故紙(ほごし)を
用意しています。
反故紙とは…
書きそこなうなどして不要になった紙。
また余った墨液が多い時のために
私の教室では
墨を流し入れるための
墨池(ぼくち)を
用意しています。
すぐに使い切るのであれば
自己責任になりますが!!
ご自身の墨液入れに戻してもOK🙆♀️
↑大きな声では言えない
②ウェットティッシュできれいに拭き取る。
半紙で余分な墨液を拭き取ったら
仕上げは
ウェットティッシュで拭き取る。
これでお手入れは完了です☑️
この時に
ティッシュペーパーを使わない方がいいのは、
上で書いた通り。
ウェットティッシュは
個人的には
赤ちゃんの『手口ふき』や『おしりふき』がベスト。
繊維が残りにくいです!
子育て経験が生きている?!
ちなみに
『おしりふき』と
『手口ふき』の違いはこちら。
おしりふきと手口拭きは生地に違いがあり、主におしりふきには不織布、手口拭きにはメッシュガーゼ生地が採用されています。
↑西松屋さんのページより
製品にもよりますが
成分は、ほとんど
変わりがありません。
アルコールなどの余分なものが入っていないものがいいと思います。
ベビーグッズで探すと
見つかりやすいです🔍
例えばこちら。
シンプルな見た目で
出先で使うのにも良き。
持ち歩きしやすいのがとってもいいですね
こちらの『手口ふき』と『おしりふき』は
サイズが1cm違うだけで、
成分も材質も全く同じ
以上の2ステップで
普段のお手入れは
バッチリです👍
それでも頑固な汚れが取りきれない場合は、
以下を参考にされてください
硯をしばらくぬるま湯に
浸しておき
不用になった食器用スポンジ🧽などを
小さく切ったものや
小さめのブラシで
こすり洗い。
これで硯が新品のように綺麗になります!
私は、無印良品の
隙間掃除シリーズのブラシを
愛用しています。
小さなヘッドなので
硯の角のところなど
細かいところまで
ブラシが行き渡ります
硯をきれいにお手入れしておくことは
いい字を書くことにはもちろん!
筆を長持ちさせることにも
つながります
お子さまは
新学期のお習字の時間の前に
お手持ちの硯のお手入れがきちんと出来ているかをチェックしてみてくださいね。
3学期もお習字の時間を
楽しんでください
筆の洗い方はこちらを参考くださいね。
それではまた
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お受験願書の作成に
こちらの2つを
『必須グッズ』として
おススメしています。
悔いのないお受験をされることを
お祈りしております。
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