大学関連のデータの集計に一区切りがつきましたのでしばらくイギリスの大学の紹介を行っていきます。大学の一般的な情報はWikipediaなどの繰り返しになりますので、今までこのブログで紹介してきましたデータを中心に書きます。それぞれのデータの根拠はページの最後の方の一覧に載せました過去の記事を参考にしてください。
今回はインペリアルカレッジロンドンをとりあげます。
インペリアルカレッジロンドン (Imperial College London, IC, ICL)
![イギリスの大学徹底分析-ICL (撮影者Pyrope/Wikipediaより)](https://stat.ameba.jp/user_images/20110802/06/brituni/b5/9e/j/t02200298_0442059911389218949.jpg?caw=800)
(撮影者Pyrope/Wikipediaより)
![イギリスの大学徹底分析-Imperial Collegeの入学難易度/大学の特徴](https://stat.ameba.jp/user_images/20130603/08/brituni/b7/bf/p/t02200078_0728025812562324216.png?caw=800)
グラフで見たインペリアルカレッジロンドンの主な特徴
インペリアルカレッジロンドンは創立100年ちょっとでイギリスでは比較的新しい大学の一つとなります。理系のみの大学です。元々はロンドン大学のカレッジの一つでしたが2007年に独立しました。英国の研究型上位大学連合であるラッセルグループに属しています。
特徴を箇条書きにしますと次のようになります。
(1) 立地・大学の雰囲気
ロンドンの中心から電車で20分ほどの距離にあるサウスケンジントンに位置しています。サウスケンジントンはロンドン有数の高級住宅街の一つで立地的には英国の大学の中で最も恵まれている大学の一つです。大学構内の雰囲気や大学のシステムは都会型で緑地が少なく敷地の大半が宗教色の無い近代・現代的な建物で占められています。ただしロンドンの大学の中では広めのキャンパスを持っています。州立高校卒業生比率が65.1%とかなり低く、裕福な家庭の学生が数多く集まる大学です。
(2) 学生数・教員数
教員一人当たりの学生数は11.6人でイギリストップクラスです。学生数は学部・大学院を合わせて約13,000人と単科大学という事もありイギリスの上位大学の中では少なめです。在学生の男女比は65:35と男子学生が多めになっています(参照元)。
(3) 入学難易度
学部入学難易度は非常に高く、UCASの入学者平均スコアから計算した2013年度入学者の偏差値は75でイギリスの理系で3番目です。専攻や年によって上下しますが、毎年同世代人口でだいたい英国の上位1.0%の学生が集まっています。工学が特に強く、オックスフォード大が工学に力を入れていない事もあり電子工学や機械工学など工学系の主要分野ではケンブリッジ大に次いで2番目の入学難易度です。なお学部入試の平均倍率はおよそ6倍です(参照元)。
(4) 成績評価・卒業難易度
最終的な卒業率は平均して94.8%、学部生の成績優等率は平均して71.8%と、学生の学力水準に対して卒業難易度や成績評価がイギリスの中で厳しい大学グループに属します。
(5) ノーベル賞受賞者数・研究力
ノーベル賞受賞者総数はやや少なく16人で英国では7番目に留まっています。これはインペリアルカレッジが理系のみの大学である事と、創立年度が新しく新興勢力であることに起因していると推測されます。なお米国の大学と比較すると理系受賞者数では総数でカーネギーメロン大学とほぼ互角、卒業生の受賞者数でデューク大学と互角です。RAEで見ました大学の総合研究力はイギリスでは4番目(理系では3番目)です。工学は全般的に研究力が高く、機械工学、土木工学、情報工学などではケンブリッジ大に次いで英国2番です。なお、研究人件費を含んだ2011年の研究費予算配分では英国で2番目に多い2億9920万ポンド(約449億円)を獲得しています(参照元)。
(6) 就職力・経済界での活躍度
卒業生の収入は初任給平均では英国2位、理系1位で非常に良い結果となっています。これは地の利による就職の有利さが理由だと推測されます。卒業6ヶ月後時点の未就職者数は10.0%です(参照元)。一方、時価総額で世界上位500社の経営者の輩出力のランキングでは2011年のランキングでロンドンビジネススクールを除いたロンドン大学全体としてイギリス国内で8位、世界全体で92位という結果になっています(参照元)。また、2012年にNewYorkTimesが世界20カ国のトップ企業に聞き取り調査しました卒業生の採用評価では英国3位、世界9位となっています(参照元)
(7) 日本のライバル
日本で同水準の大学は選抜度に関しては、以前掲載しました英国上位12大の選抜度国際比較データの傾向から推測しますと東京工業大学です。研究力及び研究者育成力では、ARWU分野別の研究力世界200位のデータから推測しますと京都大学です。一方、教員一人あたりの平均研究実績はARWUのPer Capita Performanceのスコアで見ますと日本の全ての大学を上回っています。また企業の採用評価に関しては、2012年にNewYorkTimesが世界20カ国のトップ企業に聞き取り調査しました卒業生の採用評価で日本の全ての大学を上回るという結果(世界9位)が出ています。
(8) アメリカのライバル
米国で同水準の大学は選抜度では、上記同様の理由からジョンズホプキンス大学などの全米総合大で選抜度上位15~16位水準です。研究力及び研究者育成力ではジョージア工科大学がほぼ同水準です。一方、教員一人あたりの平均研究実績はARWUのPer Capita Performanceのスコアで見ますと35.7ポイントでイェール大学がほぼ同水準です。また企業の採用評価に関しては、2012年にNewYorkTimesが世界20カ国のトップ企業に聞き取り調査しました卒業生の採用評価でプリンストン大学(全米6位/世界8位)とボストン大学(全米7位/世界17位)の間という結果(世界9位)が出ています。
(9) 国内大学ランキング
新聞社が毎年出している国内大学ランキング表を見ますとIndependent社のランキングで2008年~2014年の7年間の平均ランキングで国内3位、Guardian社の2008年~2014年の7年間の平均ランキングで国内7位となっています。(近年授業料の急激な変動や景気変動などの国内情勢を反映し国内の大学ランキングは毎年乱高下しています。特にGuardian社のランキングは変動が激しくなる傾向があります。そのため、変動要素を減らすためにここでは平均で見ています。)
(10) 世界大学ランキング
2013年度版の世界大学ランキングではTHEのランキングで10位、QS社のランキングで5位、ARWUのランキングで24位となっています。世界大学ランキングのポジションは英国の中で3番目に高い結果になっています。
(11) 著名なOB
著名なOBはペニシリンの発見者であるノーベル医学賞受賞の医学者アレクサンダー・フレミング、ノーベル化学賞受賞の化学者のジェフリー・ウィルキンソン、インド元首相のラジーヴ・ガンディーなどです。理系研究者のOBが目立つのが特徴です。
(12) 人種・国際性
人種別の学生比率は白人が62.2%、非白人が37.8%です(参照元)。イギリスの全大学の非白人の人口平均が16%(参照元)である事を考えると非常にマイノリティの学生が多いのが伺えます(参照元)。研究型大学の上位20校(ラッセルグループ)の中ではLSE、KCLに次いでマイノリティが多い大学です。特に中国系の学生の割合はラッセルグループの中で一番です(参照元)。学部学生の2010年の出身地の構成は欧州が73.5%、その他の地域が26.5%となっています(参照元)。ケンブリッジ大やオックスフォード大が主に白人の学力上位層を中心に集めているのに対し、インペリアルカレッジはマイノリティの学力上位層を積極的に集めているという対比的な特徴がある事が見てとれます。
総合的に見ますと英国で理系の3番目の大学と言ってよいと思います。
今回はインペリアルカレッジロンドンをとりあげます。
インペリアルカレッジロンドン (Imperial College London, IC, ICL)
![イギリスの大学徹底分析-ICL (撮影者Pyrope/Wikipediaより)](https://stat.ameba.jp/user_images/20110802/06/brituni/b5/9e/j/t02200298_0442059911389218949.jpg?caw=800)
(撮影者Pyrope/Wikipediaより)
![イギリスの大学徹底分析-Imperial Collegeの入学難易度/大学の特徴](https://stat.ameba.jp/user_images/20130603/08/brituni/b7/bf/p/t02200078_0728025812562324216.png?caw=800)
グラフで見たインペリアルカレッジロンドンの主な特徴
大学名 | Imperial College London | |||
主要な所属大学連合 | ラッセルグループ | |||
創立 | 1907年 | |||
立地 | London市内 (London中心から電車で20分) | |||
学生数(正規のみ) | 学部 | 2012 | 1学年 平均3,017人 /全学年 9,050人 | |
大学院 | 2012 | 5,445人 | ||
学生の割合(学部) | 英国人 | 2012 | 62.4% | |
欧州留学生 | 2012 | 11.2% | ||
他留学生 | 2012 | 26.4% | ||
学生の割合(大学院) | 英国人 | 2012 | 53.5% | |
欧州留学生 | 2012 | 19.4% | ||
他留学生 | 2012 | 27.1% | ||
学部学生の出身高校 (2009) | (私立高卒) 34.9% : 65.1% (公立高卒) | |||
男女比 (2013) | (男) 65% : 35% (女) | |||
人種の多様性 (2008) | 非白人学生率 37.8% | |||
学部入学難易度 (2013) | 3位 | (理系 3位) | UCAS 560 / 換算偏差値 75 | |
学部入学難易度 (過去8年平均) | 3位 | (理系 3位) | 平均偏差値 72 | |
同世代人口比で見た選抜水準(学部) | (2013) 上位1.1% (過去8年の平均) 上位1.0% | |||
卒業難易度 | 厳しい | 学部最終卒業率 94.8% 学部成績優等率 71.8% | ||
教員一人当たり学生数 (2013) | 6位 | 11.6人 | ||
学生一人当たり教育支援支出 (2013) | 3位 | £2,448 (約37万円) | ||
学生一人当たり施設支出 (2013) | 9位 | £681 (約10万円) | ||
研究力 (2008) | 4位 | RAE 2.94 / 換算偏差値 67 | ||
研究費予算配分 (2011 / 人件費込) | 2位 | £299,200,000 (約449億円) | ||
ノーベル賞 | 7位 | 16人(OB 3人 教員 15人) | ||
就職/進学率 (2012) | 3位 | 87.7% | ||
卒業生の初任給平均 (2009) | 2位 | (理系 1位) | £28,975 (約435万円) | |
NYTimes トップ企業の採用評価 (2012) | 3位 | 世界9位 | ||
Spear's 富裕層の輩出人数 (2013) | 6位 | 世界68位 | ||
時価総額世界上位500社のCEO輩出力 (2011) | 8位 | 世界92位 (ロンドン大学全体) | ||
日本の大学ライバル校 | 総合選抜度 | 東京工業大学 | ||
平均研究力 | 分野別順位平均: 理系:京都大学 教員当たり平均研究実績: 該当無し | |||
採用評価 | 該当無し | |||
米国の大学ライバル校 | 総合選抜度 | 全米総合大学選抜度上位15位~16位水準 | ||
平均研究力 | 分野別順位平均: Georgia Institute of Technology 教員当たり平均研究実績: Yale University | |||
採用評価 | 全米総合大学採用評価上位6位~7位水準 | |||
国内大学ランキング | Independent社 | (2014) 4位 (過去7年の平均) 3位 | ||
Guardian社 | (2014) 9位 (過去7年の平均) 7位 | |||
世界大学ランキング | Times社 | 2014 | 10位 | |
QS社 | 2013 | 5位 | ||
上海交通大 | 2013 | 24位 | ||
Times名声調査世界ランキング | 2013 | 14位 |
学問分野 | 全平均 | 法律 | 政治 | 経済 | 経営 | 会計 | 心理 | 哲学 | 歴史 | 古典 | 英文 | 芸術 | 言語 | 教育 |
難易度(学部) | 75 | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- |
研究力 | 67 | -- | -- | -- | 73 | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- | -- |
学問分野 | 数学 | 物理 | 化学 | 生物 | 電子 | 機械 | 材料 | 土木 | 情報 | 建築 | 医学 | 歯学 | 薬学 | |
難易度(学部) | 81 | 81 | 73 | 71 | 73 | 77 | 73 | 77 | 74 | -- | 74 | -- | -- | |
研究力 | 68 | 62 | 67 | 62 | 66 | 70 | 61 | 77 | 73 | -- | 66 | -- | -- |
学問分野 | 社会科学 | 自然科学 | 工学 | 生命科学 | 医学&薬学 | |||||
経済学&経営学 | 数学 | 物理学 | 化学 | 情報工学 | ||||||
順位 | 151-200位 | 101-150位 | 27位 | 47位 | 14位 | 36位 | 19位 | 51-75位 | 42位 | 20位 |
インペリアルカレッジロンドンは創立100年ちょっとでイギリスでは比較的新しい大学の一つとなります。理系のみの大学です。元々はロンドン大学のカレッジの一つでしたが2007年に独立しました。英国の研究型上位大学連合であるラッセルグループに属しています。
特徴を箇条書きにしますと次のようになります。
(1) 立地・大学の雰囲気
ロンドンの中心から電車で20分ほどの距離にあるサウスケンジントンに位置しています。サウスケンジントンはロンドン有数の高級住宅街の一つで立地的には英国の大学の中で最も恵まれている大学の一つです。大学構内の雰囲気や大学のシステムは都会型で緑地が少なく敷地の大半が宗教色の無い近代・現代的な建物で占められています。ただしロンドンの大学の中では広めのキャンパスを持っています。州立高校卒業生比率が65.1%とかなり低く、裕福な家庭の学生が数多く集まる大学です。
(2) 学生数・教員数
教員一人当たりの学生数は11.6人でイギリストップクラスです。学生数は学部・大学院を合わせて約13,000人と単科大学という事もありイギリスの上位大学の中では少なめです。在学生の男女比は65:35と男子学生が多めになっています(参照元)。
(3) 入学難易度
学部入学難易度は非常に高く、UCASの入学者平均スコアから計算した2013年度入学者の偏差値は75でイギリスの理系で3番目です。専攻や年によって上下しますが、毎年同世代人口でだいたい英国の上位1.0%の学生が集まっています。工学が特に強く、オックスフォード大が工学に力を入れていない事もあり電子工学や機械工学など工学系の主要分野ではケンブリッジ大に次いで2番目の入学難易度です。なお学部入試の平均倍率はおよそ6倍です(参照元)。
(4) 成績評価・卒業難易度
最終的な卒業率は平均して94.8%、学部生の成績優等率は平均して71.8%と、学生の学力水準に対して卒業難易度や成績評価がイギリスの中で厳しい大学グループに属します。
(5) ノーベル賞受賞者数・研究力
ノーベル賞受賞者総数はやや少なく16人で英国では7番目に留まっています。これはインペリアルカレッジが理系のみの大学である事と、創立年度が新しく新興勢力であることに起因していると推測されます。なお米国の大学と比較すると理系受賞者数では総数でカーネギーメロン大学とほぼ互角、卒業生の受賞者数でデューク大学と互角です。RAEで見ました大学の総合研究力はイギリスでは4番目(理系では3番目)です。工学は全般的に研究力が高く、機械工学、土木工学、情報工学などではケンブリッジ大に次いで英国2番です。なお、研究人件費を含んだ2011年の研究費予算配分では英国で2番目に多い2億9920万ポンド(約449億円)を獲得しています(参照元)。
(6) 就職力・経済界での活躍度
卒業生の収入は初任給平均では英国2位、理系1位で非常に良い結果となっています。これは地の利による就職の有利さが理由だと推測されます。卒業6ヶ月後時点の未就職者数は10.0%です(参照元)。一方、時価総額で世界上位500社の経営者の輩出力のランキングでは2011年のランキングでロンドンビジネススクールを除いたロンドン大学全体としてイギリス国内で8位、世界全体で92位という結果になっています(参照元)。また、2012年にNewYorkTimesが世界20カ国のトップ企業に聞き取り調査しました卒業生の採用評価では英国3位、世界9位となっています(参照元)
(7) 日本のライバル
日本で同水準の大学は選抜度に関しては、以前掲載しました英国上位12大の選抜度国際比較データの傾向から推測しますと東京工業大学です。研究力及び研究者育成力では、ARWU分野別の研究力世界200位のデータから推測しますと京都大学です。一方、教員一人あたりの平均研究実績はARWUのPer Capita Performanceのスコアで見ますと日本の全ての大学を上回っています。また企業の採用評価に関しては、2012年にNewYorkTimesが世界20カ国のトップ企業に聞き取り調査しました卒業生の採用評価で日本の全ての大学を上回るという結果(世界9位)が出ています。
(8) アメリカのライバル
米国で同水準の大学は選抜度では、上記同様の理由からジョンズホプキンス大学などの全米総合大で選抜度上位15~16位水準です。研究力及び研究者育成力ではジョージア工科大学がほぼ同水準です。一方、教員一人あたりの平均研究実績はARWUのPer Capita Performanceのスコアで見ますと35.7ポイントでイェール大学がほぼ同水準です。また企業の採用評価に関しては、2012年にNewYorkTimesが世界20カ国のトップ企業に聞き取り調査しました卒業生の採用評価でプリンストン大学(全米6位/世界8位)とボストン大学(全米7位/世界17位)の間という結果(世界9位)が出ています。
(9) 国内大学ランキング
新聞社が毎年出している国内大学ランキング表を見ますとIndependent社のランキングで2008年~2014年の7年間の平均ランキングで国内3位、Guardian社の2008年~2014年の7年間の平均ランキングで国内7位となっています。(近年授業料の急激な変動や景気変動などの国内情勢を反映し国内の大学ランキングは毎年乱高下しています。特にGuardian社のランキングは変動が激しくなる傾向があります。そのため、変動要素を減らすためにここでは平均で見ています。)
(10) 世界大学ランキング
2013年度版の世界大学ランキングではTHEのランキングで10位、QS社のランキングで5位、ARWUのランキングで24位となっています。世界大学ランキングのポジションは英国の中で3番目に高い結果になっています。
(11) 著名なOB
著名なOBはペニシリンの発見者であるノーベル医学賞受賞の医学者アレクサンダー・フレミング、ノーベル化学賞受賞の化学者のジェフリー・ウィルキンソン、インド元首相のラジーヴ・ガンディーなどです。理系研究者のOBが目立つのが特徴です。
(12) 人種・国際性
人種別の学生比率は白人が62.2%、非白人が37.8%です(参照元)。イギリスの全大学の非白人の人口平均が16%(参照元)である事を考えると非常にマイノリティの学生が多いのが伺えます(参照元)。研究型大学の上位20校(ラッセルグループ)の中ではLSE、KCLに次いでマイノリティが多い大学です。特に中国系の学生の割合はラッセルグループの中で一番です(参照元)。学部学生の2010年の出身地の構成は欧州が73.5%、その他の地域が26.5%となっています(参照元)。ケンブリッジ大やオックスフォード大が主に白人の学力上位層を中心に集めているのに対し、インペリアルカレッジはマイノリティの学力上位層を積極的に集めているという対比的な特徴がある事が見てとれます。
総合的に見ますと英国で理系の3番目の大学と言ってよいと思います。
イギリスの大学の分類 | ・ イギリスの大学の4つの分類 |
入学難易度(偏差値)と研究力 | ・ イギリスの大学入学難易度と研究力のランキング ・ イギリスの大学の専攻別の入学難易度と研究力 ・ 近年のイギリスの大学の学部入学難易度の変遷 ・ 2013年度の大学入学難易度 ・ 2014年度の大学入学難易度 |
選抜度の国際比較 | ・ 英米大学の選抜度比較一覧表 ・ 選抜度で見たイギリスの大学とその国際比較 ・ ラッセルグループなど主要大学グループの難易度と選抜水準 |
研究力の国際比較 | ・ 英米大学の研究力比較一覧表 ・ イギリスの大学の研究力の国際比較 ・ イギリスの大学の研究力の国際比較 (2013年版) |
ノーベル賞受賞者数 | ・ ノーベル賞受賞者数で見るイギリスの大学 |
卒業生の初任給 | ・ イギリスの大学の初任給ランキング |
富裕層の出身大学 | ・ 富裕層を輩出する英国大学はどこか |
公立高校出身比率 | ・ 公立高校卒業生比率で見るイギリスの大学 |
成績評価と卒業難易度 | ・ イギリスの大学の成績評価と卒業難易度の傾向 |
世界大学ランキング | ・ 世界大学ランキングの問題点と信頼性 |