皆さま、おばんです!
複数の線区が分岐(合流)する駅は全国にごまんとありますけど、
合流した線区が再び分岐し合う駅は少ないんじゃないでしょうかね?
今晩は米坂線と山形鉄道フラワー長井線が分岐駅する
米坂線・今泉(いまいずみ)駅です!
大正2年、長井軽便線の駅として開業した駅でした。
長井軽便線ですが、元は左沢線の終着である左沢駅までを結ぶ路線として
鉄道地図サイトより転載。
長井軽便線は国鉄・長井線を経て
現在は山形鉄道フラワー長井線になりましたけど、
長井線の終着・荒砥駅と左沢線の終着・左沢駅までの距離は約20キロ。
もしここが鉄道で結ばれていたら、
大正15年に米坂線が開通しますが、
米坂線を長井市に通さなかったのは、
置賜地方の中心地を長井市に奪われたくない
米沢市の思惑があったみたいです。
この辺りの地域の鉄道路線、いろんな思惑が渦巻いてますな。
米坂線と第三セクターのフラワー長井線が接続する今泉駅でしたが、
今泉駅は島式ホーム2面4線構造で、
1番ホーム(1・2番線)がフラワー長井線、
2番ホーム(3・4番線)が米坂線、それぞれの専用ホーム。
さて、今泉駅にある2つのホーム、
昭和58年に旅中に撮影した今泉駅のホームです。
30年ぶりに見ると、
いや、むしろ待合室が無くなってしまって退化した感じ?
予算的な問題から仕様の違いは仕方ないのでしょうけど、
大人の事情が、こうもあから様に見えちゃう駅も
どちらのホームが好きかと聞かれましたら…
こんだけレトロ感あるホームの上屋はなかなか見れませんぜ。
この奥に、かつて除雪車の方向転換に使用した転車台が
現在も草木に覆われながら残っているようですけど、
存在に気づかず今回はスルーしてしまいました。
2線は2キロほど線路を共有した後に、
旧・白川信号場(現在は今泉駅の構内扱いとのこと)地点で分離します。
2線の分岐点が駅舎からあまりにも遠いために
構内を周回するのに1時間近くもかかったのですけど…
大都会の駅でもないのにこんなに構内が広い駅も
珍しいかもしれませんね。
↑(米沢駅)
今泉駅(平成25年11月24日)
↓(坂町駅)
今泉駅(平成25年11月24日)
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