皆さま、こんにちは！
前回のブログで駅のすぐそばにヤギがいた
くま川鉄道湯前線・木上駅のことを書きました。
最近は各地にどうぶつ駅長がいる駅が出現してきましたけど、
それじゃ、ヤギ駅長っているの？と思いましたら
いたのですよね。
しなの鉄道北しなの線の牟礼（むれ）駅で、
一昨年の夏に２頭のヤギが駅長と助役に就任いたそうですよ。
今回のヤギ駅長就任は全国で３例目だそうですけど、
その先駆けとなった駅がこちらでした。
米坂線・羽前小松（うぜんこまつ）駅です！
大正15年に米坂線の開通に併せて開業した駅でした。
現在の駅舎はカタチ的に見るとレトロっぽいですけど、
実は平成26年に建て替えられたばかりの駅舎。
先代駅舎は米坂線の今泉駅に似た造りの駅舎でした。
平成26年夏に山形デスティネーションキャンペーンが催されましたが、
それに合わせて建て替えされたみたいですね。
羽前小松駅は古く（国鉄時代かららしい）から、
地元の有志の皆さまによって
駅を中心にした街づくりが展開されてた駅です。
その一環でヤギ駅長が誕生したそうですけど、
ニャンコと違って代替わりが早いらしく。
ここ最近は姿を見せていないっぽい。
自分はヤギに会うためではなく、駅巡りが訪問の目的ですので、
着いて早々、駅のチェックを開始しました。
先ずは駅前からの眺めです。
ここの駅前風景はですね、
工場萌えな方ならきっとキュンキュンきちゃうはずです。
駅のすぐ近くにデッカな工場があるのですよ。
こちらの工場、三菱鉛筆さんの山形工場だそうです。
そう、誰もが知ってる色鉛筆で有名な三菱鉛筆さんですぜ。
色鉛筆といえば、小さい頃の思い出ですけど…
学校の図工の授業で色鉛筆を使うことがあり、
色鉛筆を買ってもらってウキウキしながら学校に行ったら
お金持ちの子が72色の超豪華色鉛筆セットを持ってきていて
人気者になってました（自分は確か12色だったかな？）。
あの時はちょっぴり羨ましく思いましたけど、
そもそもヤツは、それだけの種類の鉛筆を使いきれたのでしょうか？
どうでもいい話ですけど。
話を駅に戻しまして、続いては駅舎の中をチェック。
羽前小松駅は簡易委託駅で出札窓口が開いてました。
ここは東置賜郡川西町にある唯一の有人駅ですよ。
ユニークだったのが、駅舎の中でお野菜が売られていたことです。
このお野菜、ほとんどが超格安の100円で売られていたのにはビックリ！
他に「元気たまご（6個入り）120円」も気になりましたけど、
残念ながらこちらは売り切れていた模様。
お野菜が並んでいた奥に待合室がありました。
新しい駅舎だっていうのに、畳敷きがあるのはいいですよね。
ストーブも灯ってましたし、
ビールとポテチと話し相手さえいれば
何時間でもここに居れちゃいそうです。
他のお客様に迷惑になるので絶対にやりませんけど。
続いてはホームにイン。
羽前小松駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム２面２線構造です。
２本のホームは跨線橋で結ばれておりましたよ。
米坂線は昭和57年に全線がCTC化されてますが、
羽前小松駅もこの際に
国鉄職員の無配置化（簡易委託化）が行われているようで。
この跨線橋もCTC化に合わせて設けられたモノなのでしょう。
現在は、駅舎とは反対側の東側にも出入口が設けられたようですけど…
広場の端からホームを見ると線路を撤去した跡が残ってました。
羽前小松駅の古い線路配置図を見ると
駅舎と反対側にある相対式ホーム、
昔は外側にも線路が配置されてた島式ホームだったみたいですね。
そしてこの広場にはこんなモノもありましたよ。
鳴らすと幸せになれそうな鐘！
鐘の正体は説明書きが無かったのでわかりませんでした。
せっかくここまで来たのだから鐘を鳴らしたかって？
もちろん鳴らしたい気持ちは山々でしたけど、
近くに中学生男子っぽい３人組がじっとこちらを見ていて、
一人旅中の自分、彼らの前で鳴らす勇気がなく断念しちゃいましたよ。
たまには旅中の話し相手が欲しいっすね。
広場には他にも近隣の農業高校の生徒さんたちによる
産直品の販売店もありましたが、訪れたこの日は平日。
いつかは賑わっている羽前小松駅も見てみたいなぁ。
ヤギがいなくなっても、
なんだかんだ言いながら楽しめちゃった羽前小松駅でした。
最近は居るだけで楽しめちゃう駅が増えましたよね（駅が観光地？）。
これだから駅巡りは止められないの。
↑（米沢駅）
羽前小松駅（平成28年３月21日）
↓（坂町駅）
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