皆さま、こんにちは!

 

今朝も駅ネタからいっちゃいます。

塩漬けになってる駅の写真が膨大でして…

このデータさえあれば、ブログであと10ヶ月は戦える!

 

今日はこちらの駅ですよ。f05186/米坂線・手ノ子駅

米坂線・手ノ子(てのこ)駅です!

米坂線が延伸開業した昭和6年に開業しました。

 

昭和8年に羽前沼沢駅まで延伸するまでの2年間は

手ノ子駅が米坂線の終着駅だったそうです。

国鉄時代はそれに相応しい、巨大な駅舎を持った手ノ子駅でしたが…f0518d/米坂線・手ノ子駅

今の駅舎はなんか可愛いんす。

 

特にこの辺りが。f05182/米坂線・手ノ子駅

 

どことなくキュートでいて、

しかも駅舎内に有人駅時代の出札窓口が無かったりと。

てっきり無人駅化後に建て直された駅舎かと思いましたが…f05184/米坂線・手ノ子駅

開業当時から使用していた駅舎の一部を改装した、

大改造!劇的な待合室だったようです。

 

駅舎にはそれを示す建物財産標が貼りつけられておりましたよ。f05183/米坂線・手ノ子駅

 

手ノ子駅はかつて、相対式ホーム2面2線を持つ駅でしたが、

昭和58年の米坂線全線CTC化、貨物列車の廃止、無人駅化を受け、

棒線構造に改められたようです。f05185/米坂線・手ノ子駅f0518a/米坂線・手ノ子駅

 

手ノ子駅には国鉄タイプの駅名標が残るのですが、

こちらはなぜか、しばらくは「手子」と表記されていたらしく。f05187/米坂線・手ノ子駅f05188/米坂線・手ノ子駅

現在は正しい「ノ」の字が貼られておりましたけど、

石北本線の北日ノ出駅 といい、

「の」の字の扱いは全国的に難儀のようですね。

 

ところで、駅名にもなった「手ノ子」の由来ですが、

「出の郷」の当て字が地名になった説、

(出現したばかりの郷、すなわち新しい村を示す言葉らしい)

手子(てご)と呼ばれる荷負人夫が集落にいた説など、

いろいろあるようですよ。

 

置賜地方の豪雪地帯にある手ノ子駅ですが、風切室に加え…f0518b/米坂線・手ノ子駅

 

構内には流雪溝(排雪するための自然の流水を利用した側溝)もありました。

さすが雪国の駅って感じですよね。f0518c/米坂線・手ノ子駅

 

ところでところで…

デスティネーションキャンペーンが催されるたびに

JR東日本エリアは駅舎の改築が進行、

昨年の山形DCでは、西米沢駅と羽前小松駅の駅舎が撤去され、

米坂線で古い木造駅舎が残るのは

ここ、手ノ子駅と今泉駅 だけになっちゃいました。f05189/米坂線・手ノ子駅

 

来年夏は青森県でデスティネーションキャンペーンが催されますけど…

次はどこの駅舎が餌食になっちゃうのかしら?
 

 

訪問駅リスト(JR線)

米坂線

 

↑(米沢駅)

南米沢駅(平成24年11月3日)

西米沢駅(平成28年3月21日)

成島駅(平成28年3月21日)

中郡駅(平成28年3月21日)

羽前小松駅(平成28年3月21日)

犬川駅(平成28年3月21日)

今泉駅(平成25年11月24日)

萩生駅(平成28年3月21日)

羽前椿駅(平成28年3月21日)

手ノ子駅(平成26年6月7日)

羽前沼沢駅(平成24年7月13日)

伊佐領駅(平成26年6月7日)

羽前松岡駅(平成26年6月7日)

小国駅(平成28年3月21日)

越後金丸駅(平成26年6月7日)

越後片貝駅(平成26年6月7日)

越後下関駅(平成26年6月7日)

越後大島駅(平成26年6月7日)

↓(坂町駅)

 

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