皆さま、こんにちは!
昨日は仕事で新潟市内まで足を延ばしてきました。
帰り道は米坂線経由で仙台まで戻ってきたんですけど、
改めて言うのもなんですが…
米坂線って、いいですね (´∀`)
JR東海の飯田線も風光明媚な沿線風景で人気がありますけど、
米坂線も、それに負けじとばかりな感じで。
ただ通過するもの勿体なかったので、
米坂線・羽前沼沢(うぜんぬまざわ)駅です!
昭和8年11月に開業した駅です。
山岳地帯で難工事を極めた米坂線の延伸工事により、
羽前沼沢駅も2年間ですが、終着駅だった時代があるようでして、
わずかですが現在でも、
繁栄したその当時を偲ぶ遺構が残っておりました。
今回は、そんな部分を中心にチェックしてきましたよ。
現在は単式ホーム1本に、
モーターカーを格納する側線が1本あるだけの羽前沼沢駅ですが、
開業当時から昭和59年までは、
更に島式ホーム1本と貨物列車の荷役ホームがあったようなんですよ。
駅員配置駅当時(昭和59年以前)の行き違い線は、
よく見ると、当時使用されていた島式ホーム、
雑草に覆われちゃってますけど、今でも残ってるようなんですね。
雑草を刈りたい!
今は1日30人弱しか利用しない無人駅なのに、
列車の交換や貨物列車の車扱いまでやってたというんですから、
凄いものです。
目の前に見える国道の整備が、
羽前沼沢駅の運命を大きく変えちゃったようですね。
昭和59年2月のダイヤ改正を機に、
それまであった木造駅舎を撤去、現在の待合室に建て替えられました。
それに併せて、
コンクリート製の近代的な跨線橋まで造られたんですけど、
島式ホームの廃止で、わずか15年ほどで撤去されてしまいました。
そんな羽前沼沢駅ですけど、
国鉄時代の遺構も数多く残っておりまして、
赤線がかつてあった貨物側線。
埋められてますけど、赤線の奥にある車止めに注目です。
貨物側線と辿ると、荷役ホームが雑草の中から顔を出しておりました。
かつて一大集落があったはずの羽前沼沢駅周辺なんですが、
今は完全に寂れた様子でした。
地元でも国道の完成は大歓迎だったんでしょうけど、
それによって人口が流出したと思うと、
何ともやりきれない気持ちにさせられます。
駅前にあるバス停。もうここにはバスは来ないのかな?
羽前沼沢駅の待合室は、昆虫たちのパラダイス (;^ω^A
米坂線
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