皆さま、こんにちは!


昨日は仕事で新潟市内まで足を延ばしてきました。

帰り道は米坂線経由で仙台まで戻ってきたんですけど、

改めて言うのもなんですが…

米坂線って、いいですね (´∀`)


JR東海の飯田線も風光明媚な沿線風景で人気がありますけど、

米坂線も、それに負けじとばかりな感じで。


ただ通過するもの勿体なかったので、

ついつい下車してしまったのが、こちらの無人駅でした。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c07131

米坂線・羽前沼沢(うぜんぬまざわ)駅です!

昭和8年11月に開業した駅です。

山岳地帯で難工事を極めた米坂線の延伸工事により、

羽前沼沢駅も2年間ですが、終着駅だった時代があるようでして、

わずかですが現在でも、

繁栄したその当時を偲ぶ遺構が残っておりました。

今回は、そんな部分を中心にチェックしてきましたよ。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c07132

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c07133


現在は単式ホーム1本に、

モーターカーを格納する側線が1本あるだけの羽前沼沢駅ですが、

開業当時から昭和59年までは、

更に島式ホーム1本と貨物列車の荷役ホームがあったようなんですよ。

駅員配置駅当時(昭和59年以前)の行き違い線は、

こんな感じで配線されていたようです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c07139

よく見ると、当時使用されていた島式ホーム、

雑草に覆われちゃってますけど、今でも残ってるようなんですね。

雑草を刈りたい!


今は1日30人弱しか利用しない無人駅なのに、

列車の交換や貨物列車の車扱いまでやってたというんですから、

凄いものです。

目の前に見える国道の整備が、

羽前沼沢駅の運命を大きく変えちゃったようですね。


昭和59年2月のダイヤ改正を機に、

それまであった木造駅舎を撤去、現在の待合室に建て替えられました。

(待合室の財産標に昭和58年5月の記載あり)
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c07138

それに併せて、

コンクリート製の近代的な跨線橋まで造られたんですけど、

島式ホームの廃止で、わずか15年ほどで撤去されてしまいました。


そんな羽前沼沢駅ですけど、

国鉄時代の遺構も数多く残っておりまして、

貨物列車の荷役ホームや
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赤線がかつてあった貨物側線。

埋められてますけど、赤線の奥にある車止めに注目です。


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貨物側線と辿ると、荷役ホームが雑草の中から顔を出しておりました。


開業当初から使用されていたと思われる倉庫が健在でした。
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かつて一大集落があったはずの羽前沼沢駅周辺なんですが、

今は完全に寂れた様子でした。

地元でも国道の完成は大歓迎だったんでしょうけど、

それによって人口が流出したと思うと、

何ともやりきれない気持ちにさせられます。


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駅前にあるバス停。もうここにはバスは来ないのかな?


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羽前沼沢駅の待合室は、昆虫たちのパラダイス (;^ω^A



米坂線


↑(米沢駅方面)

南米沢駅

西米沢駅

成島駅

中郡駅

羽前小松駅

犬川駅

今泉駅

萩生駅

羽前椿駅

手ノ子駅

羽前沼沢駅(平成24年7月13日)

伊佐領駅

羽前松岡駅

小国駅

越後金丸駅

越後片貝駅

越後下関駅

越後大島駅

↓(坂町駅)