皆さま、おばんです!
ついに、春がやって来ました!
世間は青春18きっぷシーズン真っ只中です。
我が地元の宮城県と日本海側にある新潟県、
鉄道地図を見るととても遠くにあるように感じますが、
クルマで移動すると3時間ほどで着けちゃいます。
直線で結べば、この2県はそう遠くないんですよね。
このルートに近いところを走る鉄道路線が
米沢駅と坂町駅を結ぶ米坂線でした。
東日本内陸と日本海側を結ぶバイパス線として、
かつては優等列車や数多くの貨物列車が運行されておりましたが、
現在は貨物列車は全廃され、
旅客列車も羽前椿駅以西の区間では
1日わずか6往復まで減少しちゃったのですよ。
地方のローカル線に成り下がってしまった感アリアリかな。
そんな米坂線の変貌ぶりをひしひしと感じさせられた駅がこちらでした。
米坂線・伊佐領(いさりょう)駅です!
米坂線の山岳区間にある無人駅でした。
伊佐領駅は昭和10年に開業した駅でして当時は駅員配置駅、
列車交換が可能な駅構造だったようです。
こちらは昭和52年に撮影された伊佐領駅周辺の航空写真ですが、
相対式2面2線構造だったことがわかりますよね。
現在は下り線ホームは撤去されて
単式ホーム1本だけの棒線構造になってしまったようです。
向かい側には生い茂った草むらが見えますけど、
この中にまだ廃ホームが残っているのかしら?
草むらを排除するボランティアと称しながら趣味に興じたい、
ちなみに伊佐領駅の交換設備が使用されていたのは
米坂線の貨物列車が全廃された昭和48年までのことでして、
このタイミングで米坂線の蒸気機関車も姿を消したそうですよ。
保線車両の留置用に側線が1本だけ残されたようですけど、
米坂線、今じゃ2両編成のキハ110でことが足りちゃってるのが現実。
そんな伊佐領駅にも風情ある木造駅舎があったようですが、
かつて賑わっていた頃の伊佐領駅の遺構というと、
最近じゃこのタイプも数が少なくなりましたよね。
個人的にはお部屋のオブジェとして使いたいですよ、マジで。
さてさて、
すっかりローカル線の雰囲気が染みこんでしまった米坂線ですが、
自分を含め、18きっぱーの皆さんには大人気な路線でしたの。
今年の冬の18シーズンにも米坂線に乗車しましたけど、
乗客の半数くらいがきっぱーさんだったような?
そんな皆さまもぜひ、
気が向いたら伊佐領駅にも降りてみてくださいね。
次にくる列車が4時間後だったりしますけど。
↑(米坂駅)
西米沢駅
成島駅
中郡駅
羽前小松駅
犬川駅
萩生駅
羽前椿駅
手ノ子駅
伊佐領駅(平成26年6月7日)
小国駅
越後下関駅
↓(坂町駅)