【家を追い出されたばーちゃん】がウチに来ちゃった！
～★介護日記★～
「内科医に叱られた９５歳の母と私」の続きです
★これまでのお話
ばーちゃん（姑）の、ワガママカマッテチャンぶりは、たびたびこのブログで登場しているけど
私の母（2020年97歳11か月で没）の方は、昔は自由奔放ワガママだったのに、晩年は自分からホームに入り、私たちになるべく負担がかからないよう、最後の日まで毅然とした気持ちを持ち続けていた
仲が良かった私たち４人兄弟。上の兄は母に一番近い距離にいたけど、交通事故もあったし、兄嫁は仕事で忙しい。下の兄と姉は関東にいる。だから、暗黙の了解（？）で末っ子の私が大概、行っていた。それで、うまく回っていて、母は喜んでいたし、私も負担は感じていなかった。この感じで行けると思っていたのだけど
それが・・・母が９７歳半ばの時に、急に大きな亀裂が
そして、そのとき下した強引な決断が、母の寿命を縮めたかも・・・
どうすれば良かったのか？ 今でもよくわからない
そんなわけで、順を追って考えていきます
☆後悔しない自分の老後を考えるために
９６歳母、ペースメーカ入れる？入れない？
かなり前から、2週間に一度、母は内科に通って、降圧剤をもらっていた。
私は腎臓のガンが見つかった９２歳から、泌尿器の受診には一緒に行っていたけど、95歳でインフルエンザになったとき母が一人だったことに、内科の女医の先生に叱られてから、内科にも一緒に行くようになった。
２週間に一回、毎日朝晩測って記録した紙を先生に渡す。内容は、最高・最低血圧と、心拍数、体温。その心拍数が６０を切ることが増え始めたので、
２４時間ホルダーを付けて調べると・・・
内科の先生「時々不整脈が出ていますね。特に夜中に、５～６秒ほど心臓の鼓動がない・・・これは良くないです。もし昼間に１０秒近く鼓動が無くなると、失神します。ペースメーカーを入れたほうが良いと思いますよ」
母と私はまた、腎臓の摘出手術をするかどうか悩んだ時のように、ペースメーカーを入れる手術をするかどうか、何か月も悩んだ。
泌尿器の先生に相談しても
「大事なことですから、迷って当然です。よ～く考えて、良いと思う方を選んでください」
としか言ってくれない。
内科の先生は「酸素が上手くそれぞれの内臓に回らないから、このままではとてもしんどいですよ」
紹介状を書いてもらって総合病院の循環器の先生の所へ行くと・・・
「ペースメーカーを入れましょう！手術は簡単なものですよ。１０２歳の方に入れたことがありますから、大丈夫！ただ、体の中にこういう機械を入れるので、気になりますよね？ 手術する決心がついたら、やりましょうね」
私たち兄弟ラインとのグループラインにも、
「今日も心拍数が５０近くなって、しんどい」
といった内容が増えた。
数か月悩んだ末、９６歳の初夏に、母が決断
「ペースメーカーを入れて、元気になる！」
ただ、臓器に酸素がしっかり送られるのはいいけど、同時に腎臓の腫瘍にも酸素が十分いって、急に大きくなったりしないのだろうか・・・私はそれが気になった
つづく
☆後悔しない自分の老後を考えるために
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