2025年5月17日(土)、渋谷・SEABIRD。毎月第二金曜日に定例ライブをしている岩井千尋バンマス率いるSEABIRD2金レギュラーバンドが、この日は“なおけいバンド”となる“下剋上スピンオフ・ライブ“の通算7回目(*1)。なおちゃんもけいちゃんも今や堂々たる2大看板女優である。

【けいちゃん山内恵英(tp)、なおちゃん杉山尚子(ts)】
PROGRAM(各曲名⇒なおちゃん限定公開動画にリンク)
1st set
1 Gnid (恵英&尚子)
2 Del Sasser (岩井千尋&尚子)

3 O Grande Amor (出雲井裕実&尚子)
4 Sweet Pumpkin (裕実&恵英)
出雲井さんはソロで2曲。「偉大な愛」という意味のボサノヴァと「甘いカボチャ」という可愛い曲。前者はブラジル在住経験者らしく本場のネイティブポルトギーで聴かせる。後者は“私の可愛いヒト”という意味で「このカボチャ野郎!」という悪口ではないそうだ。

5 The Preacher (Saigottimo&恵英&尚子)
これは以前2金でインスト(楽器のみ)で演奏された曲(*2)。私が口笛を練習している(*3)と知ったけいちゃんが「2管(tp&ts)に口笛を加えたアンサンブルで演りましょう!」と提案してくれたのでトライした。タイトルのPreacherを訳すと(「宣教師」でも「説法師」でもなく)「説教師」だそうだ。

6 Triste (恵英&尚子)
7 Sandu (恵英&尚子)
2nd set
休憩を挟んだ2nd.set冒頭は本日聴きに来て下さったミュージシャンのお客様によるシットイン(*4)コーナー。昼間のセッションから残って参加してくれた川崎さん(tb)は、以前2金ライブのレギュラーだったので私は懐かしいが、なおけい両氏は初対面なのかトロンボーンの迫力が新鮮だったようだ。
客演 It Could Happen to You (Guests)

  【Guestのケニーさん(g)と川崎さん(tb)】
1 Armando's Rhumba (千尋&加藤求実)

2 Is That So (恵英&求実)

3 Candy (マッキー&恵英&尚子)

ここでアクシデント発生!ベースの榎本さんの指が攣ったらしく気付いた岩井さんが慌てて休憩を申告するも榎本さんは「大丈夫!演れますって」と拒否。ならば強制的に少しでも休んでもらおうとピアノとデュオで演れるスロウバラッドの「Misty」を急遽マッキーが歌うことになった。
4 Misty (マッキー)

5 Almost Like Being in Love (マッキー&恵英&尚子)
6 I Can't Give You Anything but Love ~ Pennies from Heaven (Saigottimo&マッキー&恵英)
数千曲あると言われるジャズスタンダードの中にはこの2曲のように殆どコード進行が同じ曲もある。以前に1金で演った際(*5)は上手くいかなかったが、今回は曲順も変え、キーも変えて再挑戦した。お客さんにもウケたし、たまにはこういう“jazzならではの遊び”もいいだろう。

7 Blue Minor (全楽器陣)

都合により後半途中から来店されたドラムの藤井さんにも参加してもらい、ライブの最後は全楽器陣が参加する賑やかなフィナーレ!となった。そして次回「TheNAOKAYライブin渋谷⑧」は半年後の11/24(振替休日)にブッキングされることが決まったので、どうぞお楽しみに!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:以前のTheNAOKAYライブin渋谷は下記ご参照。
ライブにおけるスピンオフ作品 | Saigottimoのブログ
お客様のシット・イン演奏凄っ! | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷③ | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷④ | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷⑤ | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷⑥ | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲が演奏されたライブは下記ご参照。
ディーバ3人そろい踏みライブ | Saigottimoのブログ
*3:私の口笛練習については下記ブログご参照。
口笛を毎朝3年間練習した結果 | Saigottimoのブログ
*4:シットインについては下記ブログご参照。
ライブ/セッション/シットイン | Saigottimoのブログ
*5:この楽曲の初演は下記ブログご参照。
失敗もセッションの醍醐味か? | Saigottimoのブログ

Saigottimo

2025年5月8日(木)午前7時7分、妹の愛犬“才蔵”が福岡の地で永眠した。“才蔵”は犬種としてはパピヨンとマルチーズを掛け合わせたオスの小型洋犬だ。疾患はいくつもあったものの12歳5か月だったから既に立派な老犬であり(人間の歳に換算すると60代半ば)、天寿を全うしたといえるのではないか


 【6年前に私が福岡を訪問した際の若かりし“才蔵”】

彼は殆ど吠えないし、頭が良い上に聞き分けも良く、周囲の人間にも犬たちにもよく気が回り、なにより主人である妹の事をいつも気遣う本当に“良く出来た子”だった。うちの二人の息子も昔からよく遊んでもらったし、今年小5になった甥(義妹の一人息子)も“才蔵”のことが大好きだった。

よく「ペットは家族と同様」というが、妹は独り暮らしなので本当に我が子の様に可愛がっていたし彼女の精神的な支えにもなっていたと思う。もとは妹が首都圏(埼玉)在住の頃に生後3ヶ月の“才蔵”に出会って一緒に暮らし始め7年前に妹が異動で福岡に移り住んでからもずっと一緒に暮らしていた。

今年の正月は「もう東京に連れて来れるのはこれが最後の機会かも知れない」と妹が新幹線に乗せてはるばる連れて来たが、本当に最後になってしまった。私から見れば(犬だからか)見た目は全然変わってないが、若い時は散々はしゃぎ回っていた彼もすっかり大人しくなっていた印象がある。

       【“才蔵”の遺骨と遺影】

訃報を聞いた私は「とにかくお参りしたい」と思い、昨日、5/18(日)に福岡に飛んで妹宅に赴き、まずは遺影に手を合わせた。会社を早期退職して“才蔵”との濃密な時間を過ごそうとしていた矢先だった妹の喪失感は拭いようもないが、遺影の彼は元気そうで、ちょっと笑っているようにも見えた。

日曜から私は妹宅に世話になったのだが、今日(月曜)は妹がシェアカーを借りてくれていて亡母の実家がある熊本まで足を伸ばし(私は全く思いもかけなかっのだが)兄妹揃って“才蔵”の遺骨と遺影を持って一緒に母の墓参りもできたし、サプライズで母の生家に寄り、久しぶりに従姉にも会えた。

今回、“才蔵”と出会ってからの様々な思い出話を妹からたくさん聞くことができた。何もできない私だが、こうして彼の話を聞くことが今の私に出来るせめてもの供養かも知れない。もう“才蔵”と一緒に散歩することは出来ないが、明日は妹と2人で近所をプラプラ歩いてから帰京しようと思う。

“才蔵”が永眠した5/8は奇しくも亡母の誕生日だった。当時小学生だった愛娘をおいて旅立った母親はさぞや心残りだったに違いない(私は既に社会人1年生だったが妹は小6)。まさに母親が遣わした守り神のように妹に仕えて生涯を終えた“才蔵”がこの日に旅立ったという事も感慨深い。鎮魂。

Saigottimo
渋谷のストリート音楽祭“渋谷ズンチャカ”、今年は6/8(日)に開催される。一昨年は猛暑の7月(*1)、昨年は晩秋の10月(*2)、今年はなぜ梅雨時?と思うが開催時期は区の他催事との兼ね合いらしい。6月なので雨かも知れないし晴れたら暑いかも知れないが、無料で終日楽しめるイベントである。


本日(5/13)“渋谷ズンチャカ”の公式サイトに各ステージの地図タイムスケジュール&出演者情報なども掲載された。今年はステージも12ヵ所に増え出演者も100組を超えている



私は一昨年このイベントの事を初めて知り聴衆で参加(*1)、昨年は初出演(*2)、そして今年も昨年に続いて出演させて戴くことになった。場所は昨年と同じキャットストリート(旧渋谷川遊歩道)で、時間はこのステージ(ステージ名「添(よりそい)」)で2番手となる午前11時半スタートである。

演奏時間は昨年同様15分間、昨年は「外国民謡」というジャンル名でハーモニカとウクレレの弾き語りで5曲を詰め込んだ(*2)が、今年は(ハーモニカは若干残すが)拙いウクレレは弾かず、ジャンル名も「アカペラ」として潔く無伴奏のヴォーカルのみで下記のスタンダード4曲を歌うことにしている。

My Blue Heaven 私の青空
SUKIYAKI 上を向いて歩こう
What a Wonderful World この素晴らしき世界
Smile スマイル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:一昨年の聴衆としての参加報告は下記ブログご参照。
練馬で渋谷街中で音楽祭真盛り | Saigottimoのブログ
*2:昨年の出演報告は下記ブログご参照。
第10回渋谷ズンチャカ参加報告 | Saigottimoのブログ

Saigottimo
2025年5月9日(金)、渋谷・SEABIRD第2金曜(2金)ライブ(通算356回)。今月のテーマは「映画の中の名演jazz」とのこと。以前も映画がテーマになったことはあった(*1)が、今回は映画に使われているjazzの名演ということだから前回のテーマよりハードルが高いということなのだろうか。

最近は新宿でも渋谷でも街中に出ると外国人だらけで驚かされるが、この日も純粋な聴衆5人中4人が外国からのお客様(シカゴとアトランタからの男女ペア2組)だ。ここは街を歩いててたまたま迷い込める場所ではないから、以前来店された外国のお客様がSNSで穴場だとでも発信しているのだろう。

【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、岩井バンマス(tp)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Killer Joe (千尋&求実)
2 Darn That Dream (山内恵英&求実)

3 Moon River (出雲井裕実&千尋)
4 Watch What Happens (裕実&求実)
5 As Time Goes By (裕実&求実)

出雲井さんの前半3曲は、よく知られた名曲揃いではあるが、それぞれにアレンジを利かせているので、ありきたりな歌唱や演奏にはならない。演る方も真剣にならざるを得ないし聴く方にも飽きさせない。そうやって常にチャレンジングな姿勢を貫いているのはさすがである。
6 Saga of Harrison Crabfeathers (千尋&求実)
7 Del Sassar (千尋&恵英&尚子&求実)

Guest Corner
幕間にシカゴから来たペアの男性が歌えると知ると岩井バンマスはすかさずステージに上げ、1曲歌ってもらうことに。おお、英語の発音がイイネ(当たり前か)、そして堂々たる歌いっぷりだ。さらにゲストコーナーとして久しぶりに登場の湯浅さんにも「星影のステラ」を吹いてもらった。
Fly Me to the Moon (Guest vo. from Chicago)
Stella by Starlight (Guest tp. 湯浅さん)

2nd.set
1 Recard Bosa Nova (千尋&尚子)

2 Cheek to Cheek (Saigottimo&千尋)
私は、映画「トップ・ハット」(1935年)からアーヴィング・バーリン作詞作曲の「Cheek to Cheek (ほほ寄せて)」。この映画では今も語り継がれるほど伝説的なフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンスシーンで使われた曲だ。おーおー、見るとシカゴのペアは早々と頬を寄せているし!

この曲はオリジナルのアステア盤以外にもルイ・アームストロング&エラ・フィッツジェラルド盤トニー・ベネット&レディ・ガガ盤など男女Duetの名演がある。私もこのところ女声とのDuetで歌うことが多かった(*2)のだが、今回は2金では2004年以来21年ぶりとなるソロでの歌唱となった。

3 Manha De Carnaval (裕実&千尋)
4 Felicidade (裕実&求実)
5 Portrait in Black and White (千尋&求実)
6 Tequila (全ブラス陣)

ライブの最後は、お約束の「テキーラ!!」と叫び声が入るラテンの名曲だ。うーん、流石にこれは盛り上がるネ!
      ー ★ ー ☆ ー ★ ー
「TheNAOKAYライブin渋谷⑦」は5月17日(土)午後6時~8時にSEABIRDで開催!いつもより少し早い時間帯ですのでお間違いなく。またセッションタイムもありますので楽器奏者は楽器を、ヴォーカリストは譜面をお持ち下さい。純粋な聴衆はいつも通りノーチャージ(飲食代金のみ)で大歓迎です!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:以前、映画がテーマとなった際は下記ブログご参照。
10月のテーマはキネマ(映画) | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲のDuetに関しては下記ブログご参照。
同じ曲を4種類目のキー(調)で | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷④ | Saigottimoのブログ

Saigottimo

2025年5月2日(金)、渋谷・SEABIRD第1金曜(1金)ライブ&セッション。今回のインスト(楽器演奏)曲は特定ミュージシャンの曲特集ではなく「1958MILES」というアルバム特集で「On Green Delphine Street」「Fran Dance」「Stella by Starlight」「Love for Sale」と定番スタンダードが続く。

【レギュラーメンバーの十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】
ここでいつもより早い休憩になった思いきや、突然、ティラノサウルスが店の入り口から乱入してきた。は?なに?どーいうこと?みな呆気に取られているとティラノサウルスがトランペットを手に取った。あ、本多バンマス!新婦のドレスの裾を持つように尻尾を持って入場してきたのは奥様だし。

【ティラノサウルスは手が短くてtpは吹けないらしい】

そしてTopsのチョコレートケーキに「41」を象ったキャンドルに火が灯されると「Happy Birthday to You」の大合唱が始まった。そう、今日(5/2)はお店の41回目の開店記念日だったのだ。ティラノサウルスはそのお祝いに駆け付けたという本多バンマスからのサプライズだった。
 【セッション参加者の泉さん(b)、ノブ高橋さん(as)】
2nd.setはセッション参加者のノブ高橋さん(as)と泉さん(b)がインストで「How Insensitive」「If I Were Bell」。そしてヴォーカルコーナーのトップは、昨年の5/2にギタリストのご主人と来店された青木夫人みゆきさんが、“春の風物詩”?ヒバリの歌「Skylark」を達者なバラッドで聴かせる。(*1)

2番手の私は古いロカビリーのヒット曲「My Special Angel」(*2)をロッカバラード(3連符×4拍/小節)で歌った。そして3コーラス目の冒頭にいきなりポケットから飛び道具のハーモニカを取り出して前半(16小節)だけ吹いて後半のサビから歌ったものだから、途中、バンドが混乱をきたしてしまった!

♪My Special Angel…2025年5月2日、渋谷SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

譜面には2コーラス目はインスト(楽器演奏)で3コーラス目は再びvo(ヴォーカル)と書いていたのでハーモニカを含めてインストが1コーラス半に伸びてヴォーカルがコーラスの先頭から始まると思われても仕方ない(御子柴さんも時々ハーモニカを吹くしね)。いや、これは私が悪い!スンマセンでしたー

3番手の大津晃子さんは「The Frim Fram Sauceこの曲は先日4/6のJazz Vocal House, TOKYO 2025 “春の発表会”でも披露した。そしてトリは“お祭り男”柳田さんが「Galaxy Express 999 (銀河鉄道999)を本多バンマスのブラスアンサンブルアレンジでブチかまして大盛り上がり!

最後はブラス陣全員参加の「Little Melonae」で終演。外は春の嵐も収まって、すっかり穏やかな春の夜になっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:昨年5/2のライブの様子は下記ブログをご参照。
同じ曲を4種類目のキー(調)で | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲については下記ブログをご参照。
私のスペシャルな天使の正体は | Saigottimoのブログ

Saigottimo
バス車内に自動音声で流れるアナウンスがずーっと気になってて仕方がなかった。停留所を発車する際に男性の声で「発車します。お掴まり下さい」に続いて女性の声でゴニョゴニョ言ってて聴き取れないのだが、最後のくだりは「~デパート、先ほどたい」と言っているようだ、はぁ?熊本弁?

亡母の郷里、熊本では語尾が「~たい」となる。さしずめ「(今じゃなかたい、そん)デパート、先ほどたい」てなこと?んな訳ねーだろ、と思うのだが“空耳アワー効果”で、もはやそうとしか聴こえてこない。でも話しているのは外国人女性のようでネイティブ熊本人のアクセントではないし...。

   【聞こえてきたのは、こんな車内アナウンス
どうしても気になるので、先日一緒にバスに乗った際に英文科卒のカミさんに「これ、なんて言ってると思う?」と聞いたら「う~ん、最後の方はkeep hold on tightじゃないかな?」と言う。そうか、やっぱ英語か。ま、他の外国語ならともかく熊本弁でアナウンスする必然性ないしね。

そして先日、渋谷駅からの帰途に耳を澄まして何度も聴いていたら、ゴニョゴニョの部分を含めてようやく聴き取れた。「The bus will now depart. So, keep hold on tight. 」だ!(と思う)「発車します。お掴まり下さい」の日本語と同じ内容を英語で言っていたのだ。ああ、すっきりした!

でも、やはりヒアリングは難しい。特に我々日本人は読み書きはある程度出来ても聴く話すは苦手だ。若い頃の話だが「いま何時か聞く際は『掘った芋いじんな!』と叫べ」(*1)と言われたし、米国で水(water)が欲しい時には「ウォーター」では通じず「藁(わら)」と言えば完璧に通じたものだ。

そして、我々日本人は入場券(ticket)のことを「チケット」とか「ティケット」とか発音するが、何故かこれでは全然通じない。ところが日本語のつもりで「手尻(てけつ)」と言えば、それこそネイティブ・イングリッシュのように聞こえて通じてしまうから、アーラ不思議、である。

昔流行った英語の歌で♪罰点棒(ばってんぼう)♪と皆が口ずさんでいたのは映画主題歌の「ボタンとリボン」(*2)のサビだった。そう、英語詞の「Buttons and Bows」は我々日本人には確かにそう聴こえるので日本語で「罰点棒」と発音すれば英語圏の人には「Button and Bows」と聴こえるはずだ。

   【↑今期からの新企画 (写真は番組HPから)】
私はもともと英語が苦手なので退職してからは日課として毎日15分間、毎回録画してあるNHK教育TVの英会話番組(*3)を好きな時間に視聴している。今期からは特にリスリングを中心としたプログラムに変わったので、今回の“謎の熊本弁事件”を契機に今後は聴き取りを意識してみようか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:英語のWhat time is it now? (いま何時?)を「ホワットタイムイズイットナウ」と発音しても通じないが、日本語で「掘った芋いじんな!」と叫ぶと見事に通じてしまう。

*2ボブ・ホープ主演のコメディー映画「腰抜け二丁拳銃」の主題歌「ボタンとリボン」は、1948年の第21回アカデミー歌曲賞を受賞している。

*3:「会話が続く!リアル旅英語」NHK Eテレ 火~木曜 午前11時10分(再放送 火~木曜 午後11時20分)は、講師役が英語教師のサマー レイン、生徒役がタレントのウエンツ瑛士とpeco。

Saigottimo
最近はTVでプロ野球中継を見るとホームベース上にストライクゾーンの枠が表示されることがある。そしてピッチャーの投球が通った部分がマークされる。そのマークが枠の外なのにストライクとコールされたりすると視聴者は「なんだ、この下手クソ審判め!」と思ってしまうだろう。

こういう場合、アナウンサーは「この枠はあくまでも目安ですから」と言う。最終判定が人間の審判に委ねられていることは承知しているが、結局人間は機械のように正確に判定できない故の誤審だと我々は思うしかない。でも「本当にそうか?」と改めてルールを調べて驚いた!そうじゃないのだ。

 【白枠はTVのストライクゾーンで数字は球速(mile/h)】


ルールブックによればストライクゾーンはTVで示す様なベース上に想定した平面の枠ではない。五角形のホームベースをそのまま上空に投影し、下限をバッターの膝、上限を胸迄の水平線で仕切った五角柱の3次元空間であり、この空間を少しでもかすめた球はストライクと定義されている。(*1)

もしこの定義通り厳密に判定したら大変なことになる。何故ならフォークボール(最近の言い方ではスプリット)等でホームベースの投手側先端のストライクゾーン下限をかすめてベース上に落ちる球も打者の顔の前を通過してホームベース後方のゾーン上端をかすめる山なりの球もストライクになる。

問題は上下限だけではなく左右でも起こる。スイーパー(曲がりの大きなスライダー)などはホームベースの投手側左右両端どちらかの角をかすめて曲がれば捕手が横っ飛びで獲るような球でもストライクになってしまう。でも人間の審判はそんなバッターが打ち難い球をストライクとは判定しない。


野球に限らず、ルールや法律の具体的な条文や定義が時代背景等によって変わった場合は「立法精神(意味)」に立ち返って適用することが求められる。ストライクゾーンも速球だけの時代から多様な変化球の時代になって「定義」自体が本来の「立法精神(意味)」と合わなくなっているのではないか。

ストライクゾーンの「立法精神(意味)」は「打者が自然体で構えた時にバットにボールを当てられる範囲」である。だから打ち難い球を「Strike!(動詞の命令形だから「打て!」)」とはコールできない。つまり人間の審判の判定は「定義」を踏まえ「立法精神(意味)」に則った高度な判断なのだろう。

勿論、人間であれば個人によって多少異なる事もあろうし同じ人でも同じ球に違う判定を下す事もあろうから判定が機械化されることで一貫性は向上する。実際に米国ではマイナーリーグでロボットアンパイアを試験的に導入しているというが、その際は「定義」の見直しも必要になるだろう。(*2)

いずれにしても、あのTVでの安易な枠表示は審判の権威を貶めているだけではなく、視聴者のリテラシーに対しても“百害あって一利なし”だと思う。審判の皆さんはもっと声を上げて抗議しても良いのではないかと思うし、この点について野球ファンの私は一視聴者としてTV局にも一考を促したい

そして何より私が驚いたのは、これだけ野球が好きな日本国民でもストライクゾーンの正しい定義を知らない人が多いであろうことだ。自分もそうだったが、正しい定義も知らずに「今のは(ストライクじゃなくて)ボールだろ!この下手クソ!」等と罵るのは無体であり、これは大いに自省したい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:公認野球規則 定義74「STRIKE ZONE『ストライクゾーン』…打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである」
ストライクゾーンはルールブックでどのように定義されている? | 野球コラム - 週刊ベースボールONLINE
ストライクゾーン - Wikipedia

*2:米国でのロボット審判に関する事象は下記ご参照。
【MLB】ストライクゾーン機械判定導入に向けた課題 公認規則上のゾーンと機械判定のゾーンの違いとは?

Saigottimo
前作(*1)には予想外に反響が多かった。まず陶芸経験者から「美味しく飲めるようフチは薄く作ってました」つまり「フチの厚さ」で味が変わる説。そしてビール好きからは「瓶と缶で味が違う」という「器の材質」説。さらに「ウチも高級カップで試します」という「カップの質(価格)」説等々だ。

自らの経験でも小学校の水飲み場や合宿所の洗面台に鎖でつながっていたアルマイトのコップで飲む水は美味しく感じた。また超美味しく炊いたご飯と超美味しい味噌汁を逆の器に(ご飯を木椀や漆器に、味噌汁を瀬戸物の茶碗に)入れることを想像したら「絶対に美味しくない!」と確信できる。

つまり我々が単に「味覚」だと思っている“モノの味“というものは、往々にして純粋な味覚ではなく視覚や触覚等の総合的な知覚というか状況や環境によって作られているということだ。ましてやお酒や珈琲のような嗜好品に至っては、その時の状況や心情や雰囲気などが大きく左右するに違いない。

  【お洒落なカフェには入りたくなる雰囲気がある】

「勝利の美酒に酔う」とか逆に「苦い酒」等もよく言われる事だ。私も現役SEだった頃、客先でシステム障害の対応等を無事終え徹夜明けに保守員室でホッと一息ついて飲んだインスタントコーヒーの旨さはいまだに忘れられない。喉が渇いている時の水も名水や浄水でなくても充分に美味しい。

「風呂上りの生ビールを美味しく飲むためにサウナに入るんですよ」と話す輩も居て我々サウナー(サウナ愛好者)からすれば「そんな奴は本当のサウナ好きじゃない!」と思っていたがビール好きとしては理に適っている。ならば珈琲も同じように美味しく飲むための工夫があってもいいはずだ。

そう考えると「美味しい珈琲」を飲むには、寝起きのまま居間で普段使いのマグじゃダメだ。まず着替え、一休みしたくなるくらい外を軽く散歩し、街のお洒落なカフェで時間を過ごすように、自宅の椅子やテーブルや照明等を整え、薄く音楽を流し文庫本を持つなど“環境作り“から臨む必要がある

 【カフェのメニューは家でも簡単に作れるものが多い】

カフェではメニューを見てサンドイッチや厚切りトースト、スイーツなどに食指が伸びることもある。ならば自宅でもコンガリ焼いたパンにジャム等を塗って斜めにカットして大き目の皿に盛れば結構いい雰囲気が出る。そう、この“雰囲気”が大事なのだ。水もちゃんとグラスに注いでおこう。

同じ1時間でも上記の工夫によって全く違う良質な1時間になるだろう。珈琲専門店やお洒落なカフェの珈琲は確かに味覚的にも美味しいに違いない。でも我々は実は珈琲そのものに対してではなく、こうした“美味しく珈琲を飲む環境や雰囲気に満ちた時空間”に対価を払っているのではないか

珈琲にはバリスタという専門家が存在するくらい奥が深い。豆の産地やブレンド比率、焙煎、挽き方、器や湯の温度、抽出方法等に拘ったらキリがない。だから味を追求するよりも、魅力的なカフェの雰囲気を模すなど“自分にとって美味しく珈琲が飲める状況”を整える方がはるかに効果的だと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:前作については下記ブログをご参照。
珈琲は何で飲むかが9割なのか? | Saigottimoのブログ
Saigottimo
石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「リコの大切な約束」に出演させて戴いた。これは3年前にリリースされた作品「海辺のレストラン」(*1)の前日譚とでもいうべき物語で、初老のレストラン経営者となった私と若いウエイトレスの知られざる事情や実に奇妙な関係が明らかにされている。

そして本作に登場する関西出身の旅する女子大生アカリは2年前にリリースされたSTVラジオグランプリ受賞作品「カンナの旅日記」(*2)にも登場している。こうしてkoto☆hana作品は時代を跨ぎ縦横無尽に繋がりながら物語として紡がれているところが我々の実際の人生の様で本当に面白いと思う。

「リコの大切な約束」【約38分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
エンディングBGM演奏:Au Bonheur

■キャスト
リコ:月宮はる
アカリ:山木梨花
山岡:能登洋宇
尼僧、エンディングナレーション:​中田真由美

長さん:Saigottimo (開始早々から登場)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:本作の続編とさらにその続編は下記ブログご参照。
今度は海辺のレストラン経営者 | Saigottimoのブログ
今度は不思議な島の半住人です | Saigottimoのブログ
*2:アカリが出演している作品は下記ブログご参照。
ラジオドラマ最優秀作品公開! | Saigottimoのブログ

Saigottimo

2025年4月11日(金)、渋谷・SEABIRD第2金曜(2金)ライブ(通算355回)。春風に舞う桜吹雪にしみじみとなるこの時期に岩井バンマスが設定した今月のテーマは「もののあはれ」との事。散る花を儚(はかな)いと感じ、その儚さを美しく尊いと感じるのは日本人特有の感性ではないかと思う。


なーんてことをいろいろ勉強させてもらったのだが、この日はなんと岩井バンマスが欠場!どうやら午後になって急に激しい腰痛に襲われたらしい。大丈夫かな?まあ、我々みんなお年頃の“アラ古希バンド“だからねー。てことで今日はまるで「担任の先生がお休みでHRは自習」的な雰囲気である。

【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、加藤求実(ts)、榎本任弘(b)、杉山尚子(ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Hackensack (求実&尚子)
2 Beatrice (求実&山内恵英)

3 Sambou Sambou (出雲井裕実&尚子)
4 Spring Can Really Hang You Up the Most (裕実&求実)
5 Robbins' Nest (裕実&求実)

出雲井さんは先ずお手のもののボサノヴァに続いて春の定番曲、そして3曲目はタイトルからして「コマドリの巣」かと思いきやRobbinは (“b“が2個あるので)昔の人気ラジオ番組のパーソナリティの名前で、その番組のテーマ曲だという。初めて聴いた曲だが、どこか懐かしく味のある曲である。
6 April in Paris (求実&尚子)
7 Up Jumped Spring (恵英&求実)

2nd.set
1 Corcovado (恵英&尚子)
2 Recado Bossa Nova (恵英&尚子)
3 Too Young (Saigottimo&尚子)
私は“もののあはれ”から諸行無常を連想して「いつまでも若いと思うなわしゃ爺ぃ」との自戒を込め「Too Young」を選曲した(*1)。この歳になって分かったことだが、誰かを見て「Too Young (若過ぎだろ)」と思う時は、実は自分が既に「Too Old (ヤキが回った)」ということなのである。

そして2金では20年ぶりとなる「Nice 'n' Easy」も歌った。普段「1曲入魂」と言っておきながら今日はマッキーも欠場だからと2曲歌ったので罰が当たったらしく突然マイクが利かなくなった。その後マスターがギターアンプを出して事無きを得たし終演後に試したらちゃんと機能するじゃないの。
4 Nice 'n' Easy (Saigottimo&恵英)
5 Morning (裕実&求実)
6 Blackberry Winter (裕実&尚子)
出雲井さんは(NHK「美の壺」テーマ曲の「Mornin’」ではなく)クレア・フィッシャーの「Morning」の後、予定になかった曲を急遽追加した。曲目は“春の寒波“などを指す「Blackberry Winter」。まさにこの日は雷と激しい雨が降ったが、それを即座に歌える彼女も支えるバンドも凄いなぁ。

7 Let's Cool One (恵英&求実)
8 I'll Remember April (全ブラス陣)

当初は岩井バンマスの急な欠場でどうなることかと思った。でも加藤さんがMC等でバンマス代行よろしく仕切れば、バンマスと同じトランペットのけいちゃんも頑張ったし、なおちゃんも大活躍。出雲井さんも急遽1曲追加するなど皆でステージを盛り上げて乗り切った。めでたしめでたし...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:この楽曲に関しては下記ブログご参照。

僕達は若過ぎると皆言うけれど | Saigottimoのブログ


Saigottimo