2025年2月7日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。本多バンマス(tp)が掲げた今日の(インスト楽曲の)テーマは、黒人ジャズピアニストのボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)の曲特集とのこと。まずは御子柴さん(ts)と「Fat Lady」「Gettin’It Togetha,AnotherYou」。


【1金レギュラーバンド:十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】


ここでセッション参加者のYuka Kawabataさんが登場し「There Will Never Be Another You (あなたなしには)」。彼女はあの「新しい学校のリーダーズ」の全国ツアーメンバーだったようだ。本多バンマスと某セッションで知り合って1金ライブに誘われ律義にも早々に遊びに来てくれたのだ。

【左足の爪先をちょっと上げる癖がカッコ良くて可愛い】

Kawabataさんは本多バンマスから「このあとも入れる曲にはどんどん入ってね」と言われていた。この後はティモンズの「Dat Dere」「Minor Strain」を演奏して休憩となった。2nd.setは冒頭に「Black Nile」をインスト(楽器のみ)で演奏してからヴォーカルコーナーに突入!

トップはマッキーこと牧かおるさんが「Cherokee」。彼女にそんな意図はなかったろうがこの曲はNYでジャズマン達が超高速で演奏し未熟なプレイヤーをセッションから追い出す曲として知られる。でもKawabataさんは当然ビクともせず、寧ろ歌っているマッキーの方が追い出されそうだ(笑)。

二番手の私はコード進行が同じ2曲「Pennys From Heaven (棚からボタ餅)」と「I Can’t Give You Anything But Love (捧げるは愛のみ)」をマッキーとの掛け合いで歌った。これは昨年2月にRumikoさんとやった趣向(*1)だが、あの時は彼女の枠だったので曲順が逆だった。

♪「Pennys From Heaven ~ I Can’t Give You Anything But Love」 with Mackey…2025年2月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

果たして今回は上記録音でお分かりの通り、明らかな失敗に終わった。我々は5コーラス目を歌ったがバンドは4コーラスで終わりだと思って一旦終わってしまったし、ラストの繰り返しはマッキーが4小節分を繰り返して終わったが私は8小節分のつもりだったので尻切れトンボで終わってしまった。

う~ん、事前に口頭でバンドに伝えるだけではなく譜面にも「全体5コーラス」と明記しておくべきだったし、ラストも同様だ。予定調和に陥らなかったという点では「これもセッションの面白さ」と言えなくもないが、練習不足だと指弾されても仕方なく、バンマスには本当に申し訳なかった

続く益田伸子さんは「Only Trust Your Heart」をしっとりと歌い、大津晃子さんは2月の定番曲「My Funny Valentine」。そしてヴォーカルコーナーのトリは柳田さんの「A Lovers Concerto」(原曲はバッハのメヌエット)で“愛のバレンタインデー”を控えた2月の1金を盛り上げてくれた

そして店内には毎年のお約束とばかりレギュラー女性ヴォーカル陣からのチョコレート(今回は大津さんがデパートの北海道フェアで仕入れてきたロイス社製チョコ詰合せ)が配られた。ラストはNHK「美の壺」テーマ曲にもなっているティモンズの代表曲「Moanin’で御披楽喜に。

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*1:昨年2月の1金ライブ&セッションは下記ブログご参照。
捧ぐるは愛のみは棚からボタ餅 | Saigottimoのブログ

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