私もなんちゃってヴォーカリストの端くれなので、(大それた夢だが)いつか公式な場で国歌を歌ってみたいと思ったりもする。大相撲では日本国歌の演奏があるがMLBでは毎試合前に米国国歌を著名なプロ歌手やアマチュアの歌手が独唱してスタジアムを大いに盛り上げている。(*1)


【MLB試合前の国歌独唱(ドジャースタジアムにて撮影)】

但し日本の国歌「君が代」はワーッと人々を盛り上げるような雰囲気ではない。私は個人的には厳粛な感じがして好きな曲なのだが、オリンピックやスポーツの国際試合等で様々な国歌を聴くたびに「日本の国歌は他国の国歌とは随分雰囲気が違うなぁ」と「君が代」の特異性を感じていた。

日本の国家は世界中の国歌の中で最も短く最も古い歌詞なのだそうだ。まあそれはそうだろう、だって「君が代」の詞は10世紀初頭に編纂された「古今和歌集」掲載の読み人知らず(作者不詳)の和歌だから三十一文字(みそひともじ)つまり31音しかないので最古かつ最短は当然だと思っていた。

作曲は「林廣守」と記載があるから、この人はきっと著名な音楽家なのだろうと思っていた。しかし、いつ誰が何故その和歌を国歌の歌詞に選んだのか、そして作曲者の林廣守とはどんな音楽家なのか?となると、全く知らない。そこでちょっと調べてみたら“ビックリの連続”だった。(*2)


ビックリ①:国歌としての公式な制定は1999年とつい最近
ビックリ②:歌詞選定したの海外貴賓饗応担当者
ビックリ③:作曲者は外国人(英国陸軍楽隊長フェントン)


まず「いつ国歌になったか?」だが、これはなんと1999年(平成11年)に成立した「国旗国家法」だというのだ。よく“重要なものほどちゃんとしていない”などといわれるが、それまで「君が代」は“100年以上も慣例的に国歌として使われてきただけ”だというからビックリだ(国旗「日の丸」も同様)。

そして「この和歌を国家の歌詞に選定したのは誰か?」だが、1869年(明治2年)に英国王子エディンバラ公アルフレッド(ヴィクトリア女王の次男)が西洋王族として日本史上初めて来朝し天皇に謁見する。その際の接待担当者だった鹿児島藩の原田宗助、静岡藩の乙骨太郎乙たちだったというのだ。

彼らは政府の要人でもなく、英語に堪能だという理由で選ばれた英国貴賓饗応掛員に過ぎない。横浜に駐屯していた英国の軍楽隊長から外交儀礼上両国の国歌を演奏する必要があると求められたが日本に国歌など無く、指示を仰いだ政府からは「自分達で考えろ」と突き放されて困り果てたという。

当時の日本政府にとっては、国歌の制定など単に外交儀礼上の些事だったようでビックリだ。彼らは協議し、古歌「君が代」を歌詞とした。「何故か?」といえば、数ある古歌の中でも「君が代」は「古今和歌集」巻第七の「賀歌」冒頭にあり、将軍家でも元旦の儀式に使われていたからである。(*3)

そして作曲については、日本に国歌が無いと聞いて作曲を申し出た英国軍楽隊長のフェントンに任せた。フェントンが作曲を申し出たのは、立場上、日英両国の国歌を演奏しなければならなかったからだろう。西洋楽器用の譜面を作る必要があったとはいえ国歌の作曲者が外国人とはビックリだ。

フェントンが作曲した「君が代」はこの年に初演されたものの、下図上段にあるように日本語の文節とメロディが全然合わず歌い難いため、11年後の1880年(明治13年)に現在のメロディ(下段)に改訂された。しかしこの改訂をしたのは作曲者として記載された林廣守ではないというのである。(*4)

実際に改訂をしたのは宮内省雅楽課の若手(当時22歳)課員の奥好義(おく・よしいさ)だった。なのでメロディも雅楽調だ。作曲者として記載されている林廣守は宮内省雅楽課の代表者で、当時重要な曲は代表者名義で発表されたという。こうした(個人より)組織重視の姿勢も極めて日本的といえよう。
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*1:MLB唯一の米国外(カナダ)のチーム、トロント・ブルージェイズの試合では、カナダ国歌も演奏される。
*2:主に辻田真佐憲「ふしぎな君が代」幻冬舎新書・2015、を参考にした。
*3:「君が代」の意味は“主君(将軍やお殿様)の治世が安寧に永続しますように”、“大切な貴方の生涯が健やかで長寿でありますように”など、謡曲、浄瑠璃、小唄、長唄等において、武家から町人まで国内で最も一般的な祝いの歌だったという。ただ戦前の皇国教育では天皇制を称える歌として用いられたため斉唱拒否など国内外からの反発は現在も根強い。
*4:これを「作曲」とする見方もあるが両譜面をよく見ると同じフレーズ(「千代に八千代にさざれ」の部分)もあり、あくまでも日本語で歌い易くした「改訂」のようだ。当事者の奥も「(そのまま)国歌になるとは思わなかった」と述懐しているそうだから、なんだかなである。

Saigottimo

2025年8月1日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今日はベースの萬造寺さんがエレクトリック・ベースを持って来ている。今月もインスト(楽器演奏)曲は先月に続いてCedar Walton特集で最初はヤコブの梯子という意味の「Jacob’s Ladder」だが、エレベが合っててカッコいい!



【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

2曲目はCedar Waltonからは外れるが先月84歳で亡くなったジャズ・トランぺッター、チャック・マンジョーネの「Feel So Good」。1978年全米5位の大ヒットとなったフリューゲルホーンのフュージョン・サウンドは当時とても新鮮だったことを覚えている。確か私もレコードを買ったような記憶が...。

再びCedar Walton特集に戻って彼がジョビンに書いたとされる「Theme for Jobim」「Underground Memoirs」「Ugetsu」と続いて休憩。私は彼の存在もその作品も殆ど知らなかったが、こうして聴いてみると、なかなかどうして盛り上がる良い曲ばかりではないか、と思った。

2nd.setはまずインストでディズニー映画からのジャズ・スタンダード「Someday My Pince will Come (いつか王子様が)」を演奏してヴォーカルコーナーに。1番手は柳田(やなだ)さんで、今日は彼のステージデビュー曲でもあるビリー・ジョエルの「Just the Way You Are (素顔のままで)」。

なかなかジャズ・スポットでビリー・ジョエルを聴く機会は無いし、御子柴さんのテナーサックスの炸裂が聴いていて気持ちがいい。この曲も本多さんのアレンジが利いているのだろう。そしてデビュー曲だけに柳田さんの「この曲が好きだ~」という気持ちが伝わってくる歌唱がいいんだなぁ。

ヴォーカルコーナー2番手は“1金の美空ひばり”こと益田伸子さん。彼女は“夏はラテン”とばかりにサンバで「What a Difference a Day Made (縁は異なもの)」を16ビートでブチかまして一気に店内を盛り上げる。3番手の私は先月の「Aloha Oe」に続く“夏はハワイアン”の第2弾「Blue Hawaii」。

♪Blue Hawaii…2025年8月1日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

今月もお店のウクレレをお借りしてアロハ・シャツで登場し、お店の空気も一気にクールダウン。ま、これはこれでいいか。そしてトリは大津晃子さん。“夏は西瓜だ”とばかりにハービー・ハンコックの「Watermelon Man (西瓜売り)。柳田さんがカウベルを叩き私はビブラスラップを鳴らす。


最後はインストでCedar Waltonの「Cedar’s Blues」で御披楽喜となった。やっぱり夏はワイワイ盛り上がるのが一番だと感じたライブ&セッションだった。

Saigottimo

2025年7月11日(金)、渋谷・SEABIRD第2金曜(2金)ライブ(通算358回)。今回のテーマは「外来ジャズ」...ん?どーゆーこと?外国の言葉が日本語になると「外来語」というから、外国由来の音楽がジャズに?って、そもそもジャズ自体が外来音楽じゃん、と思うのは日本を基準に考えるからだ


ジャズ発祥の地である米国を基準に考えれば、米国以外から来た音楽、例えば「枯葉」のようにフランス由来のシャンソンなどが米国に渡ってジャズとして演奏されるパターンだ。ジャズというのは曲目ではなく演奏スタイルだから、どんなジャンルの音楽でもジャズとして演奏出来るのだ。(*1)


 【中川さとし(pf)、Saigottimo(vo)、小島幸三(ds)】

 【岩井バンマス(tp)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Samba do Mar (千尋&求実)

2 Beatrice (山内恵英&求実)

出雲井さんの1曲目はボサノヴァの定番「イパネマの少年(娘)」だが、今月のテーマにより、これを敢えて4beatのスイングで歌う。ネイティブ・ポルトギーの出雲井さんも初めてのチャレンジだというが、この曲をボサノヴァ以外のリズムで聴くことはなかなかないだろう。

3 The Girl from Ipanema (出雲井裕実&求実)
4 Moon Ray (裕実&千尋)


マッキーこと牧かおるさんの曲は日本からのアニソン「キテレツ大百科」のエンディングテーマ「はじめてのチュウ」の英語詞版。先月ややバンドと合わない点があったので出雲井さんが楽譜を書き直してくれてのリベンジ。けいちゃんと加藤さんのアンサンブルもキマって見事成功と相成った。
5 My First Kiss (マッキー&恵英&求実)
6 Old Fisherman’s Daughter (千尋&求実)
7 Desert Moonlight (千尋&求実)
↑これは日本人なら誰でもわかる童謡「月の砂漠」だが、リー・モーガンのアルバムでは彼の作品となっているそうだ。いやいや、これはどう聴いても「月の砂漠」でしょう。短い休憩を挟んでゲストのナカニシ氏(ts)が、なおちゃんと1曲。

Ex Like Someone in Love (ナカニシ氏&杉山尚子)
2nd.set
今月のなおけいコンビの曲のタイトルは現代風の日本語に訳すと「あんた、マジ?」といったところか。

1 Are You Real? (恵英&尚子)
続いて岩井バンマスとなおちゃんの曲のタイトルを直訳すると「酒場のサンバ」となるそうだ。ラテン系の曲だろうか。

2 Samba Cantina (千尋&尚子)

私は2金ライブでは8年ぶりとなる「ハワイの結婚の歌」。ハワイは米国50番目の州だから厳密には「外来」じゃないが、ハワイ王国は元々米国とは別の文化圏だったから、ま、いいことにしましょう。この曲はスロウなアンディ・ウィリアムス盤が有名だがここはジャジーにSwingで歌ってみた...

...のだが、アッと言う間に終わってしまった。あーあ、大失敗!これは私がテンポ出しを間違えたからだ
。構想では♩≒80(1分間に四分音符で80拍)のゆったりしたスイングで歌うはずだったが、実際には♩≒130(1分間に130拍)くらいになった(*2)。う~ん、何十年やっててもテンポ出しはムズッ!

3 The Hawaiian Wedding Song (Saigottimo)

マッキーの2曲目は、今やすっかりジャズのスタンダードと化しているが、あの「ラ・メール (海)」の作者、シャルル・トレネが作ったフランス由来のシャンソンだ。マッキーは金子由香里の歌で聴いていたというが、ゲストのナカニシ氏が「よくもまあ、こんな難しい曲を…」と感嘆していた。
4 I Wish You Love (マッキー&求実)

5 Slow Hot Wind (裕実&千尋)
6 Isfahan (千尋&求実)

ライブの最後は、いつものようにブラス陣総出演で5管での大合奏で賑やかにフィナーレとなった。

7 Anti Calypso (全ブラス陣)
今回は日頃あまり演らない曲も多かったが、これは「外来ジャズ」というテーマに拠るところも大きい。岩井バンマスが毎回頭を捻ってテーマ設定していることが、バンドとして煮詰まらずマンネリに陥らずチャレンジをする姿勢となり、それが30年も毎月継続している秘訣の一つかも知れない。
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*1:とは言えジャズ向きじゃない曲もあり、jazz屋じゃない私は変な曲を持ち込んではよくバンドを困らせている。
*2:翌週の中川さんのセッションで♩≒80でリベンジした。
♪The Hawaiian Wedding Song…2025年7月17日、渋谷・SEABIRDにて♪

Saigottimo

2025年7月4日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。この日のインスト(歌無し)曲はジャズ・メッセンジャーズのピアニストで作曲家のシダー・ウォルトン(Cedar Walton)の曲特集。「Firm Roots」「Hindsight」「Clockwise」「Fiesta Espanola」と聴き慣れない曲が続く。

   【上段:十河さん、岩渕さん、萬造寺さん】

    【下段:本多バンマス、御子柴さん】
ここでセッション参加者のノブ高橋さん(as)と岸本晃司(Ds)さんに入ってもらってスタンダードの「It Could Happen To You」。休憩を挟んで再びシダー・ウォルトンの「Bolivia」を演奏してヴォーカルタイムに突入。1番手はマッキーこと牧かおるさんでボサノヴァの定番曲「Meditation (瞑想)」。


そして2番手は本多バンマス夫妻のご友人、石川るい子さんが「帰ってくれたらうれしいわ (You’d Be So Nice to Come Home to)」(業界用語で所謂「ユビソ」)をカッコよく歌うんだわ、これが。そしてバンマス夫人の恵美子さんがピアニカ(*1)で、結婚式以来という共演も果たす。

3番手の私はハワイアンの「アロハ・オエ (Aloha Oe)」を歌った。今風だと“夏はボサノヴァ”だが、昔は“夏はハワイアン”あるいは“夏はラテン”だった。そこで私はアロハシャツ(*2)を着てパナマ帽を被り、お店にあるウクレレも借りて、お店のライブでは初めて弾き語りに挑戦してみた。

♪Aloha Oe…2025年7月4日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪

普段はアロハシャツは着ても足下はデッキシューズを履くのだが、この日はハワイアンに徹して、ママが「ゴム草履」と呼ぶビーチサンダルを履いてきた。確かにハワイに移住した日本人がゴムで作った草履だが、「ゴム草履」という言葉は「写真機」「帳面」などと同様に最近なかなか聞かない。


4番手の柳田(やなだ)勝史さんは“夏はラテン”の「Sway、これはラテン音楽の超有名曲「キエンセラ」の英語詞版である。そしてトリは大津晃子さん、彼女はスタンダードとしては定番ではあるが以前に御子柴さん(ts)の歌を聴いて歌いたいと思ったという「Like Someone in Love

ラストはインストで「Now’s The Time」、この曲もライブやセッションのメンバー紹介等でよく使われる定番曲だ。ということで、今月はシダー・ウォルトンの曲からジャズスタンダード、さらに夏の音楽であるボサノヴァ、ハワイアン、ラテンを網羅した“夏らしいライブ&セッション”となった。
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*1:「ピアニカ」はヤマハの商品名で、楽器のカテゴリとしての一般名称は「鍵盤ハーモニカ」というそうだ。
*2:実はアロハシャツもハワイに移住した日本人が和服の生地を裏表に裁断して開襟シャツを作ったのが起源らしい。

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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「アカリのほんわか旅日記」に出演させて戴いた。直前作の「リコの大切な約束」(*1)は3年前にリリースされた「海辺のレストラン」(*2)の前日譚なのに対して、今作はその後日譚とでもいうべき物語で、私はレストランのマスター役である。

これまでの石貫作品は極めて日常的な状況の中で、タイムスリップや動物との会話、霊魂や妖怪の登場など非日常的な出来事が起こる。でも今作はそうした不思議な出来事が何も起こらない。でも心理的にはドラマチックな展開で最終的にはkoto☆hana作品らしく心癒される物語に仕上がっている。

本作ではモノローグで進行役も務めタイトルにも登場する主人公格のアカリはこれまでのオーディオドラマでも複数の作品に登場している(*3)。そしてやはり「海辺のレストラン」の後日譚である「海をわたる糸」(*4)、これらの作品もまだお聴きになっていない方は是非併せて聴いて戴きたい

●「アカリのほんわか旅日記」【約36分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽/ギター:石貫慎太郎
エンディングテーマ「明日の私へ」
歌/作詞:cozue
作曲/編曲/ギター:石貫慎太郎

■キャスト
アカリ:山木梨花
リコ:月宮はる
貴也:能登洋宇
沙羅先生:​中田真由美

長さん:Saigottimo (開始早々から登場)
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*1:「リコの大切な約束」は下記ブログご参照。
レストラン経営者の意外な前歴 | Saigottimoのブログ
*2:「海辺のレストラン」は下記ブログご参照。
今度は海辺のレストラン経営者 | Saigottimoのブログ
*3:他のアカリ登場作品は下記ブログご参照。
ラジオドラマ最優秀作品公開! | Saigottimoのブログ
フルート吹く爺ぃになりました | Saigottimoのブログ
「夏の夜空を見上げて」に出演 | Saigottimoのブログ
*4:「海をわたる糸」は下記ブログご参照。
今度は不思議な島の半住人です | Saigottimoのブログ

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2025年6月13日(金)、渋谷・SEABIRD第2金曜(2金)ライブ(通算357回)。なんと今日は「13日の金曜日」で「仏滅」なのだ。何もないと良いなと思っていたらメインヴォーカルの出雲井さんがお風邪を召し、私とマッキーに「1st.setの3曲を2人で埋めて!」との緊急指令がライブ開始数時間前に入った。

【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、岩井バンマス(tp)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】

PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Samba do Mar (千尋&求実)

2 Nica’s Dream (山内恵英&求実)

ここで私のソロ1曲、Duet1曲、マッキーのソロ1曲を演らせて戴く事になった。私のソロは懐かしい「リンゴの木の下で」(*1)。Duetはアメリカ民謡「オーラ・リー」にプレスリーが主演映画のタイトルと歌詞をつけたもの(*2)。マッキーのソロは今なら恋愛体質者(恋愛依存症患者)の歌だろうか?

3 In the Shade of the Old Apple Tree (Saigottimo&千尋)

4 Love Me Tender (Saigottimo&マッキー&千尋)

5 I Fall in Love Too Easily (マッキー&千尋)

幸いにして出雲井さんも「声が出せそう」とのことで予定していたボサノヴァを1曲を歌ってくれることになった。たかが風邪でもされど風邪、このところの気候変動は極端なので我が身も含めてまだまだ油断はできないが、取り敢えず出雲井さんが大事に至らなくてよかった。

6 Feitio De Oracao (裕実)
7 Come Rain or Come Shine (千尋&求実)

次の曲は小学校の音楽の教科書に載っていたように私は記憶しているが実際はどうか...。岩井バンマスによれば立教大学のキャンパス内にこの曲の題材となった小径(こみち)が実際にあって歌碑もあるとのこと。日本生まれのjazzとして鈴木章治(cl)やピーナッツ・ハッコー(cl)の演奏が有名である。
8 鈴懸の径 (千尋&求実)

2nd.set

1 Tricotism (恵英&尚子)

2 This I Dig of You (千尋&尚子)

私は2金ライブでは2010年以来15年ぶりとなる「月光値千金」を歌わせてもらった。この曲には伊庭孝をはじめたくさんの日本語詞があるのだが、私は雨宮雄二の訳詞が明るくて好きなので毎回この日本語詞を原詞に加えて歌わせてもらっている。(*3)

3 月光値千金 (Saigottimo&千尋)

4 Night and Day (マッキー&求実)
マッキーの2曲目は、どこか聴き覚えのある曲だと思うはず。そう、これは「キテレツ大百科」のエンディングテーマでアニソンの「はじめてのチュウ」の英語詞版である。

5 My First Kiss (マッキー&求実)
6 Dat Dere (千尋&求実)
ライブの最後は、いつものようにブラス陣総出演での大合奏で賑やかにフィナーレとなった。

7 Full House (全ブラス陣)
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*1:この楽曲については下記ブログご参照。
リンゴの木の下では8月でも可 | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲については下記ブログご参照。
ラブミーテンダーはオーラリー | Saigottimoのブログ
*3:この楽曲については下記ブログご参照。
「月光値千金」も6月の歌です | Saigottimoのブログ

Saigottimo
2025年6月8日(日)、渋谷ズンチャカ2025当日。この日は「真夏日になる」という天気予報だったが朝は雨模様で寒い。でも徐々に天候は回復の兆しを見せ、明るい曇天になった。

第11回目となる今年は12ステージ116組のパフォーマーが出演する。本イベントもなかなかの規模になってきたゾ。

私は昨年と同じキャットストリートにある特設ステージで2番手、11時半からの出番である。ステージではトップバッターのシモキタ器楽部さんのセッティングが行われ、開始時刻の11時丁度に演奏が始まった。「イパネマの娘」「ウェイブ」と、日曜の朝に相応しい軽快なボサノヴァが響き渡る

11:15に拍手を受けての終演、私がセッティングに取り掛かる。今回は譜面台を客席に向け、ステージネームと当ブログのQRコード、そして下記の歌唱曲目を書いた紙を掲示した。

1.My Blue Heaven  私の青空
2.SUKIYAKI     上を向いて歩こう
3.What a Wonderful World
          この素晴らしき世界
4.Smile       スマイル

私のパフォーマンス内容は下記の動画の通りである。
♪Saigottimo in 渋谷ズンチャカ2025 (約13分の動画)♪
撮影も仰角が足りずに頭が切れてしまっているしMCも歌も思った通りとはいかなかったが、まあ、自分の実力からすればこんなものだろうし、何より気持ち良く歌わせてもらった。

お客さんは殆ど居なかったが、途中で通りかかった外国人観光客らしき人達がモノ珍しさに聴いてくれたりカメラを向けたりしていた。私が歌うのは洋楽のスタンダードなのでメロディや英語の歌詞が馴染み易いのかも知れない。運営スタッフの1人が「アカペラ、良いですね!」と気遣ってくれた。

私の次、3番手の彩音(あやと)さんのヴォーカリスト(下記写真)も私の歌を聴いてくれていて声をかけてきた。「一人でアカペラって凄いですね!」「いや、音程やテンポを伴奏と合わせる必要も無いので、むしろ気楽ですよ」「...でも勇気、要りますよね?」アハハ…そこは根が図々しいのでね。(*1)

結婚式のスピーチと同じで自分の出番が終わると気が楽になるものだ。このステージで数組を見た後に、キャットストリートのカフェでコーヒーを買ってきて持参した手製のサンドイッチを食べる。そして昨年このステージでご一緒した、うえぽんWendyさんのステージを見にさくら坂に向かった。

昨年は「初心者ウクレレ弾き語り」と称していたが「初心者」が取れてルックスもすっかりお洒落になっている。彼女のステージを最後まで聴いていたかったが、そうすると時間的に間に合わないので途中で失礼して今度はスクランブル交差点を渡って宮下公園(屋上)のバンドステージに向かう

ここではSEABIRD仲間の井上さんや千佳ちゃんや内田さん達のホノルル・ストンプ・ジャグ&スイング・バンド(ホノスト)が演奏するのだ。私が昨年から渋谷ズンチャカに出演しようと思ったのも一昨年の彼らの演奏を聴いたのがきっかけ(*2)(*3)だから、今年もこれを聴かない訳にはいかない。

このイベントの良いところは自治体や商店街ではなく若手のボランティアによる実行委員会が主催だからか「〇〇ジャズストリート」とか「〇〇サンバフェス」などのようにジャンルを限定したりしない点と、巧拙を一切問わない自由さだと思う。来年も自分が健康で元気だったら是非参加したい。
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*1:アカペラに関しては下記ブログご参照。
アカペラで歌えるなんて凄い? | Saigottimoのブログ
*2:昨年の渋谷ズンチャカは下記ブログご参照。
第10回渋谷ズンチャカ参加報告 | Saigottimoのブログ
*3:一昨年の渋谷ズンチャカは下記ブログご参照。
練馬で渋谷街中で音楽祭真盛り | Saigottimoのブログ

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2025年6月6日(金)、渋谷・SEABIRD第1金曜(1金)ライブ&セッション。今月はクリフォード・ブラウン(tp)が参加したアート・ブレイキー(ds)のアルバム「バードランドの夜」(*1)特集。本多バンマスは学生時代に聴き込んでいたが最近久しぶりに聴いて彼の上手さに改めて感銘を受けたという。


  【「バードランドの夜」のアルバムジャケット】
普段はテナーを吹く御子柴さんもこの日はアルバムの奏者(ルー・ドナルドソン)に合わせてアルトサックスを持って来ている。またこの日はSEABIRD開店以来の常連というベーシストの岡本勝之さん(*2)が富山からゲスト参加してくれたが、このライブアルバムのMCの声真似までするから凄いなあ...。

【岩渕さん(ds)、十河さん(pf)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(as)、岡本さん(b)】

私を含めヴォーカリストは皆ポカーンとしているが、バンドメンバーは大抵ジャズ屋だからjazzの名盤は皆が聴いている共通言語、この話題だけでも大いに盛り上がる。まずは同アルバムからインスト(楽器のみの演奏)で「Mayreh」「Once In A While」「Quick Silver」「If I Had You

ここで都合により2nd.setまで居られない中村美津子さんがR.ロジャースの名曲「Where or When」をしっとりと歌う。

2nd.setは同アルバムの冒頭曲である「Split Kick」でスタート。そしてヴォーカルコーナーのトップは“お祭り男”柳田さんが「君の瞳に恋してる (Can’t Take My Eyes Off of You)」で大いに盛り上げ、2番手の益田伸子さんは定番スタンダードの「Almost Like Being In Love」を達者に聴かせる。

3番手の私はグレンミラー楽団のテーマ曲「Moonlight Serenade」の和訳詞を朗読してからボサノヴァで(*3)。
♪Moonlight Serenade …2025年6月6日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

ヴォーカルコーナーのトリは大津晃子さんが最近仕込んだという“雨の歌”、セルジオ・メンデスの「The Constant Rain」。6月に入ったのにこの日は雨ではなくあいにくの?晴天、最後は同アルバムに戻って「WeeーDot」。この日の東京は29℃!暑くて熱い「バードランドの夜」だった。


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*1:1954年に発表されたライブアルバムで、参加メンバーはアート・ブレイキー(ds)、クリフォード・ブラウン(tp) 、カーリー・ラッセル(b)、ホレス・シルヴァー(pf)

*2:岡本さんは2金の岩井バンマスや1金の萬造寺さん(b)と同窓で、富山シティFMで「JAZZ CITY」という番組を持っているとの事(圏外からはRadikoで聴けます)。
*3:この楽曲については下記ブログご参照。
6月はムーンライトセレナーデ | Saigottimoのブログ

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2025年6月3日(火)午前6時39分、読売巨人軍終身名誉監督、長嶋茂雄氏が亡くなった。享年89歳。私は彼の現役時代そして全盛期を少年時代に見てきた世代であり、クラスの男子の殆どが「巨人で背番号3を付けて3塁を守りたい」と思っていたし皆で銭湯に行くと下足箱の三番を奪い合ったものだ。


   【写真:文芸春秋社 Number Webより】

今朝からTVやネットなど各種メディアは彼のフィールドでの功績を並べて称えているが、彼より優れた実績を残した選手は何人も居ると思う。だが私は以前ブログに記した様に(*1)「長嶋はプロ野球選手ではない」と思っている。野球とかスポーツ界とかそんなスケールでは評価できない存在だった。

美空ひばり、石原裕次郎、手塚治虫、三船敏郎、黒澤明、クレイジーキャッツ(*2)、小澤征爾、そして長嶋茂雄...。昭和生まれの我々が若き日に心を躍らせたビッグネーム達が次々と逝く。“昭和は遠くなりにけり”ということか。私もそうだが「そろそろ次は自分達か」と思ったに違いない。合掌

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*1:本件については下記ブログご参照。
大谷翔平は長嶋茂雄を超えたか | Saigottimoのブログ
*2:本件については下記ブログご参照。
クレイジーキャッツ全員他界す | Saigottimoのブログ

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私がヴォーカリストとしてデビューしたのは1999年10月1日。つまり昨年10月の第1金曜日(1金)ライブ&セッションが「デビュー25周年」だったのだが、その時は特にそんな意識はなかった。でも年齢を考えると5年後の30周年が迎えられるかというと、う~ん、ちょっと自信がなくなってきた。


ならば今のうちに「デビュー25周年記念Live」をやりたい。そして出来れば無伴奏つまりアカペラで歌いたい。ただアカペラで私の歌だけというのもキツいので女声ヴォーカルのマッキーこと牧かおるさんに声を掛けたら彼女もデビューしてから25年だというので一緒にやろうということになった。

そしてLiveをするなら土曜の昼間がいいというところまで決めた。場所は、私のデビュー地でもあり現在2人ともお世話になっている渋谷のjazz喫茶「SEABIRD」が筋だが、一般のお客様も来る店で私的なLiveはどうかと思うし、ピアノ等もあるjazzスポットでアカペラだけというのも不自然である

そこで楽器も何も置いてないスタジオのようなスペースを借り、これまでお世話になった特定少数のお客様だけをお招きしたいと考え、代々木上原のムジカーザなどを当たったものの、なかなか思った日程が確保できない。ところがところが願ってもない理想的な場所の情報が舞い込んできたのだ。

【TBS本社ビルが倒れたら破片が降りそうな場所にある】

そこは新築一軒家の半地下で素晴らしい音響環境のこじんまりとした音楽堂、しかも場所は都心も都心の地下鉄千代田線赤坂駅から徒歩数分という立地なのだ。5/28にマッキーと一緒に下見をさせてもらったのだが余りにも理想的で非現実的な空間に2人ともド肝を抜かれて暫し言葉を失ってしまった。

オーナーは会社役員にしてクラシック音楽家、自ら数々のフルオケや弦楽四重奏団で活躍するヴァイオリニストである。彼とは私が現役の広報マン時代からの知己であり、奥様は大手総合人材サービス企業のベテランキャリアコンサルタントで私は資格取得に際してご指導戴いたこともある。

そして当方の希望日程を打診して今年の11月29日(土)に我々の「デビュー25周年記念Live」で使わせてもらえる運びとなった。まだ企画の詳細もプログラムもこれからだが、時間帯は16時開演(30分前開場)で遅くとも夕刻18時前に終演すると思う。今からドキドキワクワクである!

椅子に座ったまま2人で口ずさんでみた。マイク無しでも自然のリバーブが効き石造りの教会の中で歌っているようだ。↓
♪ラブミーテンダー with マッキー 2025年5月28日、赤坂・某音楽堂にて♪

↓音響設計会社のプロモーション動画(4分11秒)
設計者が語るこの音楽堂の音響特性

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