2025年5月9日(金)、渋谷・SEABIRD第2金曜(2金)ライブ(通算356回)。今月のテーマは「映画の中の名演jazz」とのこと。以前も映画がテーマになったことはあった(*1)が、今回は映画に使われているjazzの名演ということだから前回のテーマよりハードルが高いということなのだろうか。

最近は新宿でも渋谷でも街中に出ると外国人だらけで驚かされるが、この日も純粋な聴衆5人中4人が外国からのお客様(シカゴとアトランタからの男女ペア2組)だ。ここは街を歩いててたまたま迷い込める場所ではないから、以前来店された外国のお客様がSNSで穴場だとでも発信しているのだろう。

【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、岩井バンマス(tp)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Killer Joe (千尋&求実)
2 Darn That Dream (山内恵英&求実)

3 Moon River (出雲井裕実&千尋)
4 Watch What Happens (裕実&求実)
5 As Time Goes By (裕実&求実)

出雲井さんの前半3曲は、よく知られた名曲揃いではあるが、それぞれにアレンジを利かせているので、ありきたりな歌唱や演奏にはならない。演る方も真剣にならざるを得ないし聴く方にも飽きさせない。そうやって常にチャレンジングな姿勢を貫いているのはさすがである。
6 Saga of Harrison Crabfeathers (千尋&求実)
7 Del Sassar (千尋&恵英&尚子&求実)

Guest Corner
幕間にシカゴから来たペアの男性が歌えると知ると岩井バンマスはすかさずステージに上げ、1曲歌ってもらうことに。おお、英語の発音がイイネ(当たり前か)、そして堂々たる歌いっぷりだ。さらにゲストコーナーとして久しぶりに登場の湯浅さんにも「星影のステラ」を吹いてもらった。
Fly Me to the Moon (Guest vo. from Chicago)
Stella by Starlight (Guest tp. 湯浅さん)

2nd.set
1 Recard Bosa Nova (千尋&尚子)

2 Cheek to Cheek (Saigottimo&千尋)
私は、映画「トップ・ハット」(1935年)からアーヴィング・バーリン作詞作曲の「Cheek to Cheek (ほほ寄せて)」。この映画では今も語り継がれるほど伝説的なフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンスシーンで使われた曲だ。おーおー、見るとシカゴのペアは早々と頬を寄せているし!

この曲はオリジナルのアステア盤以外にもルイ・アームストロング&エラ・フィッツジェラルド盤トニー・ベネット&レディ・ガガ盤など男女Duetの名演がある。私もこのところ女声とのDuetで歌うことが多かった(*2)のだが、今回は2金では2004年以来21年ぶりとなるソロでの歌唱となった。

3 Manha De Carnaval (裕実&千尋)
4 Felicidade (裕実&求実)
5 Portrait in Black and White (千尋&求実)
6 Tequila (全ブラス陣)

ライブの最後は、お約束の「テキーラ!!」と叫び声が入るラテンの名曲だ。うーん、流石にこれは盛り上がるネ!
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「TheNAOKAYライブin渋谷⑦」は5月17日(土)午後6時~8時にSEABIRDで開催!いつもより少し早い時間帯ですのでお間違いなく。またセッションタイムもありますので楽器奏者は楽器を、ヴォーカリストは譜面をお持ち下さい。純粋な聴衆はいつも通りノーチャージ(飲食代金のみ)で大歓迎です!

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*1:以前、映画がテーマとなった際は下記ブログご参照。
10月のテーマはキネマ(映画) | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲のDuetに関しては下記ブログご参照。
同じ曲を4種類目のキー(調)で | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷④ | Saigottimoのブログ

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2025年5月2日(金)、渋谷・SEABIRD第1金曜(1金)ライブ&セッション。今回のインスト(楽器演奏)曲は特定ミュージシャンの曲特集ではなく「1958MILES」というアルバム特集で「On Green Delphine Street」「Fran Dance」「Stella by Starlight」「Love for Sale」と定番スタンダードが続く。

【レギュラーメンバーの十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】
ここでいつもより早い休憩になった思いきや、突然、ティラノサウルスが店の入り口から乱入してきた。は?なに?どーいうこと?みな呆気に取られているとティラノサウルスがトランペットを手に取った。あ、本多バンマス!新婦のドレスの裾を持つように尻尾を持って入場してきたのは奥様だし。

【ティラノサウルスは手が短くてtpは吹けないらしい】

そしてTopsのチョコレートケーキに「41」を象ったキャンドルに火が灯されると「Happy Birthday to You」の大合唱が始まった。そう、今日(5/2)はお店の41回目の開店記念日だったのだ。ティラノサウルスはそのお祝いに駆け付けたという本多バンマスからのサプライズだった。
 【セッション参加者の泉さん(b)、ノブ高橋さん(as)】
2nd.setはセッション参加者のノブ高橋さん(as)と泉さん(b)がインストで「How Insensitive」「If I Were Bell」。そしてヴォーカルコーナーのトップは、昨年の5/2にギタリストのご主人と来店された青木夫人みゆきさんが、“春の風物詩”?ヒバリの歌「Skylark」を達者なバラッドで聴かせる。(*1)

2番手の私は古いロカビリーのヒット曲「My Special Angel」(*2)をロッカバラード(3連符×4拍/小節)で歌った。そして3コーラス目の冒頭にいきなりポケットから飛び道具のハーモニカを取り出して前半(16小節)だけ吹いて後半のサビから歌ったものだから、途中、バンドが混乱をきたしてしまった!

♪My Special Angel…2025年5月2日、渋谷SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

譜面には2コーラス目はインスト(楽器演奏)で3コーラス目は再びvo(ヴォーカル)と書いていたのでハーモニカを含めてインストが1コーラス半に伸びてヴォーカルがコーラスの先頭から始まると思われても仕方ない(御子柴さんも時々ハーモニカを吹くしね)。いや、これは私が悪い!スンマセンでしたー

3番手の大津晃子さんは「The Frim Fram Sauceこの曲は先日4/6のJazz Vocal House, TOKYO 2025 “春の発表会”でも披露した。そしてトリは“お祭り男”柳田さんが「Galaxy Express 999 (銀河鉄道999)を本多バンマスのブラスアンサンブルアレンジでブチかまして大盛り上がり!

最後はブラス陣全員参加の「Little Melonae」で終演。外は春の嵐も収まって、すっかり穏やかな春の夜になっていた。
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*1:昨年5/2のライブの様子は下記ブログをご参照。
同じ曲を4種類目のキー(調)で | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲については下記ブログをご参照。
私のスペシャルな天使の正体は | Saigottimoのブログ

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バス車内に自動音声で流れるアナウンスがずーっと気になってて仕方がなかった。停留所を発車する際に男性の声で「発車します。お掴まり下さい」に続いて女性の声でゴニョゴニョ言ってて聴き取れないのだが、最後のくだりは「~デパート、先ほどたい」と言っているようだ、はぁ?熊本弁?

亡母の郷里、熊本では語尾が「~たい」となる。さしずめ「(今じゃなかたい、そん)デパート、先ほどたい」てなこと?んな訳ねーだろ、と思うのだが“空耳アワー効果”で、もはやそうとしか聴こえてこない。でも話しているのは外国人女性のようでネイティブ熊本人のアクセントではないし...。

   【聞こえてきたのは、こんな車内アナウンス
どうしても気になるので、先日一緒にバスに乗った際に英文科卒のカミさんに「これ、なんて言ってると思う?」と聞いたら「う~ん、最後の方はkeep hold on tightじゃないかな?」と言う。そうか、やっぱ英語か。ま、他の外国語ならともかく熊本弁でアナウンスする必然性ないしね。

そして先日、渋谷駅からの帰途に耳を澄まして何度も聴いていたら、ゴニョゴニョの部分を含めてようやく聴き取れた。「The bus will now depart. So, keep hold on tight. 」だ!(と思う)「発車します。お掴まり下さい」の日本語と同じ内容を英語で言っていたのだ。ああ、すっきりした!

でも、やはりヒアリングは難しい。特に我々日本人は読み書きはある程度出来ても聴く話すは苦手だ。若い頃の話だが「いま何時か聞く際は『掘った芋いじんな!』と叫べ」(*1)と言われたし、米国で水(water)が欲しい時には「ウォーター」では通じず「藁(わら)」と言えば完璧に通じたものだ。

そして、我々日本人は入場券(ticket)のことを「チケット」とか「ティケット」とか発音するが、何故かこれでは全然通じない。ところが日本語のつもりで「手尻(てけつ)」と言えば、それこそネイティブ・イングリッシュのように聞こえて通じてしまうから、アーラ不思議、である。

昔流行った英語の歌で♪罰点棒(ばってんぼう)♪と皆が口ずさんでいたのは映画主題歌の「ボタンとリボン」(*2)のサビだった。そう、英語詞の「Buttons and Bows」は我々日本人には確かにそう聴こえるので日本語で「罰点棒」と発音すれば英語圏の人には「Button and Bows」と聴こえるはずだ。

   【↑今期からの新企画 (写真は番組HPから)】
私はもともと英語が苦手なので退職してからは日課として毎日15分間、毎回録画してあるNHK教育TVの英会話番組(*3)を好きな時間に視聴している。今期からは特にリスリングを中心としたプログラムに変わったので、今回の“謎の熊本弁事件”を契機に今後は聴き取りを意識してみようか。
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*1:英語のWhat time is it now? (いま何時?)を「ホワットタイムイズイットナウ」と発音しても通じないが、日本語で「掘った芋いじんな!」と叫ぶと見事に通じてしまう。

*2ボブ・ホープ主演のコメディー映画「腰抜け二丁拳銃」の主題歌「ボタンとリボン」は、1948年の第21回アカデミー歌曲賞を受賞している。

*3:「会話が続く!リアル旅英語」NHK Eテレ 火~木曜 午前11時10分(再放送 火~木曜 午後11時20分)は、講師役が英語教師のサマー レイン、生徒役がタレントのウエンツ瑛士とpeco。

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最近はTVでプロ野球中継を見るとホームベース上にストライクゾーンの枠が表示されることがある。そしてピッチャーの投球が通った部分がマークされる。そのマークが枠の外なのにストライクとコールされたりすると視聴者は「なんだ、この下手クソ審判め!」と思ってしまうだろう。

こういう場合、アナウンサーは「この枠はあくまでも目安ですから」と言う。最終判定が人間の審判に委ねられていることは承知しているが、結局人間は機械のように正確に判定できない故の誤審だと我々は思うしかない。でも「本当にそうか?」と改めてルールを調べて驚いた!そうじゃないのだ。

 【白枠はTVのストライクゾーンで数字は球速(mile/h)】


ルールブックによればストライクゾーンはTVで示す様なベース上に想定した平面の枠ではない。五角形のホームベースをそのまま上空に投影し、下限をバッターの膝、上限を胸迄の水平線で仕切った五角柱の3次元空間であり、この空間を少しでもかすめた球はストライクと定義されている。(*1)

もしこの定義通り厳密に判定したら大変なことになる。何故ならフォークボール(最近の言い方ではスプリット)等でホームベースの投手側先端のストライクゾーン下限をかすめてベース上に落ちる球も打者の顔の前を通過してホームベース後方のゾーン上端をかすめる山なりの球もストライクになる。

問題は上下限だけではなく左右でも起こる。スイーパー(曲がりの大きなスライダー)などはホームベースの投手側左右両端どちらかの角をかすめて曲がれば捕手が横っ飛びで獲るような球でもストライクになってしまう。でも人間の審判はそんなバッターが打ち難い球をストライクとは判定しない。


野球に限らず、ルールや法律の具体的な条文や定義が時代背景等によって変わった場合は「立法精神(意味)」に立ち返って適用することが求められる。ストライクゾーンも速球だけの時代から多様な変化球の時代になって「定義」自体が本来の「立法精神(意味)」と合わなくなっているのではないか。

ストライクゾーンの「立法精神(意味)」は「打者が自然体で構えた時にバットにボールを当てられる範囲」である。だから打ち難い球を「Strike!(動詞の命令形だから「打て!」)」とはコールできない。つまり人間の審判の判定は「定義」を踏まえ「立法精神(意味)」に則った高度な判断なのだろう。

勿論、人間であれば個人によって多少異なる事もあろうし同じ人でも同じ球に違う判定を下す事もあろうから判定が機械化されることで一貫性は向上する。実際に米国ではマイナーリーグでロボットアンパイアを試験的に導入しているというが、その際は「定義」の見直しも必要になるだろう。(*2)

いずれにしても、あのTVでの安易な枠表示は審判の権威を貶めているだけではなく、視聴者のリテラシーに対しても“百害あって一利なし”だと思う。審判の皆さんはもっと声を上げて抗議しても良いのではないかと思うし、この点について野球ファンの私は一視聴者としてTV局にも一考を促したい

そして何より私が驚いたのは、これだけ野球が好きな日本国民でもストライクゾーンの正しい定義を知らない人が多いであろうことだ。自分もそうだったが、正しい定義も知らずに「今のは(ストライクじゃなくて)ボールだろ!この下手クソ!」等と罵るのは無体であり、これは大いに自省したい

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*1:公認野球規則 定義74「STRIKE ZONE『ストライクゾーン』…打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである」
ストライクゾーンはルールブックでどのように定義されている? | 野球コラム - 週刊ベースボールONLINE
ストライクゾーン - Wikipedia

*2:米国でのロボット審判に関する事象は下記ご参照。
【MLB】ストライクゾーン機械判定導入に向けた課題 公認規則上のゾーンと機械判定のゾーンの違いとは?

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前作(*1)には予想外に反響が多かった。まず陶芸経験者から「美味しく飲めるようフチは薄く作ってました」つまり「フチの厚さ」で味が変わる説。そしてビール好きからは「瓶と缶で味が違う」という「器の材質」説。さらに「ウチも高級カップで試します」という「カップの質(価格)」説等々だ。

自らの経験でも小学校の水飲み場や合宿所の洗面台に鎖でつながっていたアルマイトのコップで飲む水は美味しく感じた。また超美味しく炊いたご飯と超美味しい味噌汁を逆の器に(ご飯を木椀や漆器に、味噌汁を瀬戸物の茶碗に)入れることを想像したら「絶対に美味しくない!」と確信できる。

つまり我々が単に「味覚」だと思っている“モノの味“というものは、往々にして純粋な味覚ではなく視覚や触覚等の総合的な知覚というか状況や環境によって作られているということだ。ましてやお酒や珈琲のような嗜好品に至っては、その時の状況や心情や雰囲気などが大きく左右するに違いない。

  【お洒落なカフェには入りたくなる雰囲気がある】

「勝利の美酒に酔う」とか逆に「苦い酒」等もよく言われる事だ。私も現役SEだった頃、客先でシステム障害の対応等を無事終え徹夜明けに保守員室でホッと一息ついて飲んだインスタントコーヒーの旨さはいまだに忘れられない。喉が渇いている時の水も名水や浄水でなくても充分に美味しい。

「風呂上りの生ビールを美味しく飲むためにサウナに入るんですよ」と話す輩も居て我々サウナー(サウナ愛好者)からすれば「そんな奴は本当のサウナ好きじゃない!」と思っていたがビール好きとしては理に適っている。ならば珈琲も同じように美味しく飲むための工夫があってもいいはずだ。

そう考えると「美味しい珈琲」を飲むには、寝起きのまま居間で普段使いのマグじゃダメだ。まず着替え、一休みしたくなるくらい外を軽く散歩し、街のお洒落なカフェで時間を過ごすように、自宅の椅子やテーブルや照明等を整え、薄く音楽を流し文庫本を持つなど“環境作り“から臨む必要がある

 【カフェのメニューは家でも簡単に作れるものが多い】

カフェではメニューを見てサンドイッチや厚切りトースト、スイーツなどに食指が伸びることもある。ならば自宅でもコンガリ焼いたパンにジャム等を塗って斜めにカットして大き目の皿に盛れば結構いい雰囲気が出る。そう、この“雰囲気”が大事なのだ。水もちゃんとグラスに注いでおこう。

同じ1時間でも上記の工夫によって全く違う良質な1時間になるだろう。珈琲専門店やお洒落なカフェの珈琲は確かに味覚的にも美味しいに違いない。でも我々は実は珈琲そのものに対してではなく、こうした“美味しく珈琲を飲む環境や雰囲気に満ちた時空間”に対価を払っているのではないか

珈琲にはバリスタという専門家が存在するくらい奥が深い。豆の産地やブレンド比率、焙煎、挽き方、器や湯の温度、抽出方法等に拘ったらキリがない。だから味を追求するよりも、魅力的なカフェの雰囲気を模すなど“自分にとって美味しく珈琲が飲める状況”を整える方がはるかに効果的だと思う。
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*1:前作については下記ブログをご参照。
珈琲は何で飲むかが9割なのか? | Saigottimoのブログ
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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「リコの大切な約束」に出演させて戴いた。これは3年前にリリースされた作品「海辺のレストラン」(*1)の前日譚とでもいうべき物語で、初老のレストラン経営者となった私と若いウエイトレスの知られざる事情や実に奇妙な関係が明らかにされている。

そして本作に登場する関西出身の旅する女子大生アカリは2年前にリリースされたSTVラジオグランプリ受賞作品「カンナの旅日記」(*2)にも登場している。こうしてkoto☆hana作品は時代を跨ぎ縦横無尽に繋がりながら物語として紡がれているところが我々の実際の人生の様で本当に面白いと思う。

「リコの大切な約束」【約38分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
エンディングBGM演奏:Au Bonheur

■キャスト
リコ:月宮はる
アカリ:山木梨花
山岡:能登洋宇
尼僧、エンディングナレーション:​中田真由美

長さん:Saigottimo (開始早々から登場)
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*1:本作の続編とさらにその続編は下記ブログご参照。
今度は海辺のレストラン経営者 | Saigottimoのブログ
今度は不思議な島の半住人です | Saigottimoのブログ
*2:アカリが出演している作品は下記ブログご参照。
ラジオドラマ最優秀作品公開! | Saigottimoのブログ

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2025年4月11日(金)、渋谷・SEABIRD第2金曜(2金)ライブ(通算355回)。春風に舞う桜吹雪にしみじみとなるこの時期に岩井バンマスが設定した今月のテーマは「もののあはれ」との事。散る花を儚(はかな)いと感じ、その儚さを美しく尊いと感じるのは日本人特有の感性ではないかと思う。


なーんてことをいろいろ勉強させてもらったのだが、この日はなんと岩井バンマスが欠場!どうやら午後になって急に激しい腰痛に襲われたらしい。大丈夫かな?まあ、我々みんなお年頃の“アラ古希バンド“だからねー。てことで今日はまるで「担任の先生がお休みでHRは自習」的な雰囲気である。

【中川さとし(pf)、小島幸三(ds)、加藤求実(ts)、榎本任弘(b)、杉山尚子(ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Hackensack (求実&尚子)
2 Beatrice (求実&山内恵英)

3 Sambou Sambou (出雲井裕実&尚子)
4 Spring Can Really Hang You Up the Most (裕実&求実)
5 Robbins' Nest (裕実&求実)

出雲井さんは先ずお手のもののボサノヴァに続いて春の定番曲、そして3曲目はタイトルからして「コマドリの巣」かと思いきやRobbinは (“b“が2個あるので)昔の人気ラジオ番組のパーソナリティの名前で、その番組のテーマ曲だという。初めて聴いた曲だが、どこか懐かしく味のある曲である。
6 April in Paris (求実&尚子)
7 Up Jumped Spring (恵英&求実)

2nd.set
1 Corcovado (恵英&尚子)
2 Recado Bossa Nova (恵英&尚子)
3 Too Young (Saigottimo&尚子)
私は“もののあはれ”から諸行無常を連想して「いつまでも若いと思うなわしゃ爺ぃ」との自戒を込め「Too Young」を選曲した(*1)。この歳になって分かったことだが、誰かを見て「Too Young (若過ぎだろ)」と思う時は、実は自分が既に「Too Old (ヤキが回った)」ということなのである。

そして2金では20年ぶりとなる「Nice 'n' Easy」も歌った。普段「1曲入魂」と言っておきながら今日はマッキーも欠場だからと2曲歌ったので罰が当たったらしく突然マイクが利かなくなった。その後マスターがギターアンプを出して事無きを得たし終演後に試したらちゃんと機能するじゃないの。
4 Nice 'n' Easy (Saigottimo&恵英)
5 Morning (裕実&求実)
6 Blackberry Winter (裕実&尚子)
出雲井さんは(NHK「美の壺」テーマ曲の「Mornin’」ではなく)クレア・フィッシャーの「Morning」の後、予定になかった曲を急遽追加した。曲目は“春の寒波“などを指す「Blackberry Winter」。まさにこの日は雷と激しい雨が降ったが、それを即座に歌える彼女も支えるバンドも凄いなぁ。

7 Let's Cool One (恵英&求実)
8 I'll Remember April (全ブラス陣)

当初は岩井バンマスの急な欠場でどうなることかと思った。でも加藤さんがMC等でバンマス代行よろしく仕切れば、バンマスと同じトランペットのけいちゃんも頑張ったし、なおちゃんも大活躍。出雲井さんも急遽1曲追加するなど皆でステージを盛り上げて乗り切った。めでたしめでたし...
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*1:この楽曲に関しては下記ブログご参照。

僕達は若過ぎると皆言うけれど | Saigottimoのブログ


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2025年4月4日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今日はあのバークリー音楽院仕込みのジャズシンガー、彩木香里さんが遊びに来てくれた。彼女は赤坂や六本木で大活躍しているバリバリのプロであり、また我らがマッキーこと牧かおるさんを妹の様に可愛がってくれている。

そしてこの日のテーマは25歳で早逝した天才トランぺッター、クリフォード・ブラウンへのトリビュート。まずはインスト(楽器演奏)で「Brownie Speaks」「Sandu」と彼の名演をなぞるようにスタート。今日は彩木プロも来てくれたので1st.setからヴォーカルタイムに突入する。

【十河さん(p)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

外国人カップルで来ていたセッション参加者のヴィッキーさん(vo)が「What A Difference A Day Made (縁は異なもの)」を軽快に歌う。さすがnative English speaker!続くマッキーこと牧かおるさんも16beatの「Feel like Making Love」で先日亡くなったロバータ・フラックを追悼する。

そしてここからは彩木香里 on stage!「今日はかおるちゃん(マッキー)の応援に来たんで」と言うも周囲が放っておくわけがない。曲目は「Blue Monk」、jazzシンガーらしくバリバリのスキャットでバンドを鼓舞し挑発し引っ張っていくさまは怒涛の如くで観てても聴いてても痛快この上ない!

休憩を挟んで今や常連ともいえるセッション参加者のノブ高橋さん(as)と、益田伸子さんの香港jazz仲間だったという梅本さん(b)が加わって「Funk in Deep Freeze」。そしてクリフォード・ブラウンの死後に彼を偲んで作られた曲だという「Brownie」、ブラウニーとは彼の愛称だったらしい。

2nd.setヴォーカルタイムのトップは柳田さんでカーペンターズの「Top of The World」。この曲は誰でも知ってるので後半は皆が口ずさんで盛り上がる。続く中村美津子さんが時節モノ?「April in Paris」をしっとり歌えば益田伸子さんは「After You've Gone」を途中から倍テン(2倍速)で歌う。

私は、1965年の映画「グレートレース」の挿入歌で「運命の恋人を教えてくれる伝説の木がある」というジョニー・マーサ―の詞にヘンリー・マンシーニが作曲した「Sweetheart Tree (恋人の木)」(*1)を、1金では17年ぶりに歌った。この曲の譜面はプロの根市タカオさん(b)から戴いたものだ。

【動画を録られる2金のていでメンバーの写真を撮ってた】
ああ、この日は自分が歌った曲を録音するのを忘れてしまった。録音は後から自分で聴くことで反省にはなるのですべきなのだが、今回は私の歌がどうということではなく、むしろ十河さんのイントロと御子柴さんのソロがとっても素敵だっただけに録音忘れは悔やまれてならない。

大トリは大津晃子さんの「You Go to My Head」。これはダイナ・ワシントンがクリフォード・ブラウンらとのジャムセッションで歌ったLiveアルバムから。通常はスロウバラッドや単純な4beatで演奏されるが、ここではラテンで始まって途中でルバート(自由なテンポ)に戻ったりと複雑!

でも、そこはベテランの大津さんに辣腕の1金バンド、途中で若干「?」となりつつも見事に最後まで走り切った。そしてこの日のラストの曲はクリフォード・ブラウンに戻って「Joy Spring」で御被楽喜。まだ外の風は冷たいが桜は満開だし、確かに春になって来ていると感じる夜だった。
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*1:この楽曲については下記ブログご参照。
マンシーニの隠れた名曲を歌う | Saigottimoのブログ

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昨年は長男から誕生プレゼントに駆逐艦「雪風」のプラモデルをもらい、サンダーバードやミレニアムファルコンに続き初の艦船モデルを製作し、久々にプラモデルという趣味を楽しませてもらった(*1)。そして今年は次男から「盆景キット」のプレゼントをもらった

ズシリと重い長方形の箱に「瓦盆景」とある。「何だろう?」と開けてみると、長さ17~8cmの細長い三州瓦製の容器に瀬戸焼の白い石と生きた苔に白砂も入っている。ほう、これは今流行りのミニ盆栽、てか苔を楽しむキットのようだ。苔と白砂と岩(に見立てた白い石)が自由に配置できる。取説のQRコードで約2分間の製作動画も見られる(*2)。

同梱の取説によれば「苔に触れて、石を見立て、砂を敷いて...箱の中やお盆の上に小さな風景を作って楽しむ「盆景」は日本では古くから趣味として親しまれている芸術文化のひとつです」とある。なるほど、配置すれば後は週一回、霧吹きで苔に水をかければいいので盆栽ほど手もかからない。

若い頃は面白そうなものを見つけると何でも手を付けていたが、さすがにこの歳になると残された時間は限られているので、何かを始めることには随分慎重になってくる。残りの人生は楽しく時間を過ごしたいので修練の日々を経てようやく楽しめるような趣味はもう始められないと思うのだ。

でも、これなら最初にどうレイアウトするかをいろいろ考えて楽しめて配置は簡単に出来、あとは毎週水やりをするだけで毎日観て楽しめる。うん、これなら手軽な趣味として今から始めても良いのではないかと考えて早速やってみることにした。そして下記が私の瓦盆景の処女作である。

付属の陶器の石を使わずに岩っぽい小石を拾って来ようかとも思ったが折角の瀬戸焼の石なので使うことにした。但し白砂利の上に置くのではなくスポンジの上に直置きして白砂利に埋め、切り立った面を容器の壁に接するよう配置してみた。そしてさらに家にあった小さい猫も遊びで置いてみた。

この猫が何故わが家にあったのか分からないが、還暦の誕生プレゼントに朗読仲間から貰ったワイングラス入りのミニチュアセットのカンガルーにヒントを得て置いてみた。このセットもエアプランツこそもう何代目かだが、たまに水を遣る程度の手間でもう10年近く楽しませてもらっている。(*3)

盆景にしろ盆栽にしろ自然の景観をミニチュアの世界で「見立てる」というのは日本の伝統文化だろう。そう考えると私が好きなプラモデルもジオラマもこれに通じるものがあり、これらはもともと日本のお家芸と言えるのかも知れない。
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*1:これまでのプラモデル製作については下記ご参照。
駆逐艦“雪風”構想通リ二完成ス | Saigottimoのブログ
ミレニアムファルコン追加改造 | Saigottimoのブログ
図画がアリなら工作もアリね② | Saigottimoのブログ
*2瓦盆景の「はじめ方動画」(2:07)
*3:このプラントのその後は下記ブログご参照
生き物を愛でるということは... | Saigottimoのブログ

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私は下戸でお酒が全く飲めない。そう言うと「本当ですか?」「いやぁ飲みそうな顔をしているじゃないですか」等の反応を頂戴するが別に顔で飲むわけじゃなし。成人なりたての頃に散々試したが全くダメ、すぐに顔が真っ赤になり頭痛と嘔吐を繰り返し、これは体質なので仕方ないと諦めた。

ただ酒のアテは大抵好きで何でも食べるし、飲み会にも必ず出席してワイワイやってるので「本当に飲んでないんですか?」と信じてもらえなかったりする。「人生の楽しみが半分無いですね、可哀そうに」等と同情されたり、逆に「イイですねぇ、飲めなくて」などと羨ましがられることもある。

お酒は飲めないがコーヒーは大好き。それもインスタントや缶コーヒーではなく、豆や粉から淹れるレギュラーコーヒーが好きなのだ。但しここでも「何事も本格的にやらない」という妙な信条は生きていて、生豆から自分で焙煎しようとか高級な豆を独自にブレンドしようとは全く思わないのだ。

  【普段使いのマグ&コーヒー豆&ドリップパック】
でも外出時にはポットに熱湯を入れて持ち歩き、列車内や公園で紙コップにドリップパックのコーヒーを淹れて飲む。こんなに簡単にレギュラーコーヒーが飲めるのになぜ皆そうしないのか不思議だ。一方で普段飲むコーヒーは1g当たり2円程度の安いブレンドを業務スーパーで調達している。

高価な豆(や粉)のコーヒーは当然、美味しいのだが、豆なら挽き方と淹れ方、粉なら淹れ方だけでも味は大きく変わるという事を知ってからは温度計やタイマーを使ってお湯の温度や(第一湯での)蒸らし時間を測っている。それらの違いで同じ豆(や粉)を同じ量使っても濃さや味わいが全く異なる。

普段使いの安いコーヒーを、もっと美味しく飲める方法はないかと考えていたところ、街角やTVで観るカフェで美味しそうなコーヒーはそれなりのカップに入っていることに気づいた。「そうだ、家でもやってみるか!」と、試しに我が家のお客様用ソーサ付きカップ(ノリタケ製)を使ってみた。

   【我が眼いや我が舌を疑うくらいに旨い!】
そしていつも通りに淹れてみたところ「おおっ、旨い!」これは全然違うじゃないか。どーゆーこと?普段使いは、昨夏までDodgersロゴ入りのマグカップだったが落として割ってしまったので、今は丈夫そうで冷めにくい別の厚手のマグを使っている。でも、それで飲むより遥かに旨いのだ。

うーん、「人生、誰と飲むかが9割だから」というお酒のCMがあるが、コーヒーは何(どんな豆や粉)を飲むか、どう(挽き方や淹れ方など)飲むか以上に、何(どんなカップ)で飲むかで決まるということか?理由は今もって不明なのだが、実際に試してみたら余りの味の違いに驚いてしまった。

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