バス車内に自動音声で流れるアナウンスがずーっと気になってて仕方がなかった。停留所を発車する際に男性の声で「発車します。お掴まり下さい」に続いて女性の声でゴニョゴニョ言ってて聴き取れないのだが、最後のくだりは「~デパート、先ほどたい」と言っているようだ、はぁ?熊本弁?

亡母の郷里、熊本では語尾が「~たい」となる。さしずめ「(今じゃなかたい、そん)デパート、先ほどたい」てなこと?んな訳ねーだろ、と思うのだが“空耳アワー効果”で、もはやそうとしか聴こえてこない。でも話しているのは外国人女性のようでネイティブ熊本人のアクセントではないし...。

   【聞こえてきたのは、こんな車内アナウンス
どうしても気になるので、先日一緒にバスに乗った際に英文科卒のカミさんに「これ、なんて言ってると思う?」と聞いたら「う~ん、最後の方はkeep hold on tightじゃないかな?」と言う。そうか、やっぱ英語か。ま、他の外国語ならともかく熊本弁でアナウンスする必然性ないしね。

そして先日、渋谷駅からの帰途に耳を澄まして何度も聴いていたら、ゴニョゴニョの部分を含めてようやく聴き取れた。「The bus will now depart. So, keep hold on tight. 」だ!(と思う)「発車します。お掴まり下さい」の日本語と同じ内容を英語で言っていたのだ。ああ、すっきりした!

でも、やはりヒアリングは難しい。特に我々日本人は読み書きはある程度出来ても聴く話すは苦手だ。若い頃の話だが「いま何時か聞く際は『掘った芋いじんな!』と叫べ」(*1)と言われたし、米国で水(water)が欲しい時には「ウォーター」では通じず「藁(わら)」と言えば完璧に通じたものだ。

そして、我々日本人は入場券(ticket)のことを「チケット」とか「ティケット」とか発音するが、何故かこれでは全然通じない。ところが日本語のつもりで「手尻(てけつ)」と言えば、それこそネイティブ・イングリッシュのように聞こえて通じてしまうから、アーラ不思議、である。

昔流行った英語の歌で♪罰点棒(ばってんぼう)♪と皆が口ずさんでいたのは映画主題歌の「ボタンとリボン」(*2)のサビだった。そう、英語詞の「Buttons and Bows」は我々日本人には確かにそう聴こえるので日本語で「罰点棒」と発音すれば英語圏の人には「Button and Bows」と聴こえるはずだ。

   【↑今期からの新企画 (写真は番組HPから)】
私はもともと英語が苦手なので退職してからは日課として毎日15分間、毎回録画してあるNHK教育TVの英会話番組(*3)を好きな時間に視聴している。今期からは特にリスリングを中心としたプログラムに変わったので、今回の“謎の熊本弁事件”を契機に今後は聴き取りを意識してみようか。
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*1:英語のWhat time is it now? (いま何時?)を「ホワットタイムイズイットナウ」と発音しても通じないが、日本語で「掘った芋いじんな!」と叫ぶと見事に通じてしまう。

*2ボブ・ホープ主演のコメディー映画「腰抜け二丁拳銃」の主題歌「ボタンとリボン」は、1948年の第21回アカデミー歌曲賞を受賞している。

*3:「会話が続く!リアル旅英語」NHK Eテレ 火~木曜 午前11時10分(再放送 火~木曜 午後11時20分)は、講師役が英語教師のサマー レイン、生徒役がタレントのウエンツ瑛士とpeco。

Saigottimo