「マイ・スペシャル・エンジェル(My Special Angel)」は「ジングルベル・ロック」で知られるカントリー&ロカビリー歌手ボビー・ヘルムズの1957年のヒット曲だが、その後も1959年のコニー・フランシス盤、1963年のボビー・ヴィントン盤、1968年のヴォーグス盤、そして私イチオシのビリー・ヴォーン・シンガーズ盤等多くのカバーあり。
原詞は例によって歌詞専門サイトをご覧いただくとして、ナンチャッテ和訳をすると、こんな感じだろうか。
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マイ・スペシャル・エンジェル(by Jimmy Duncan)
貴方は、空から舞い降りた、私の特別な天使!
主は私に微笑み、愛するために天使を遣わされた
貴方は、楽園から来た、私の特別な天使!
私は貴方が天使であることも、貴方の眼の中に
天国があることも知っている
貴方の唇からは夏の陽差しのような笑顔、
貴方の眼からは慈雨のような涙がこぼれる
貴方に触れ、貴方の暖かい抱擁によって
私はいつでも天国にいられる
貴方は、永遠に変わらない、私の特別な天使!
私の特別な天使がいつもここで私を見守っている
(Translated by Saigottimo)
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【Photo by ナンバーさん from photoAC】
洋楽を和訳するたびに思うことだが、よくもまあ、こんなこっ恥ずかしい文言をズラズラと臆面もなく並べ立てられるものだ。でもそうやって言葉にしないと伝わらないのだろう。だから「そこはかとない」というか「言わぬが花」というか、はっきりと言葉にしない日本文化の方が、逆に世界的にはガラパゴスなのかも知れない。
だが、意外にも作詞・作曲者のジミー・ダンカンは、当時4歳の娘への愛情をこめたというから、この曲も「この世の果てまで」と同様に男女の色恋ではなく父と娘の歌だった。私には娘がいないが、確かに幼い女の子は他人の子供でも天使のように見えるから、この舞い上がった歌詞も、ま、分からなくはない気がする。
♪My Special Angel…2020年3月22日、渋谷「SEABIRD」第四日曜セッションにて♪
※jazzスタンダードではないのでヨンニチバンドは恐らく初めて伴奏したと思うが、沢田さん(ts.)のソロの泣きっぷりが、イイネ!
Saigottimo