2025年3月7日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今日のインスト(楽器演奏)曲は、早逝した天才トランぺッター、クリフォード・ブラウン特集。酒やドラッグ等に手を染めなかったのに交通事故により25歳で夭逝、わずか5年間程のプロ活動だがその名はジャズ史に燦然と輝く。
彼の曲が「Bones for Jones」「Jordu」「Minor Mood」「Daahoud」と続く間に、横地さんが「マイナーな今」と控え目に回文のジャブを繰り出す(*1)。ああ、そうだ、今日は御子柴さんは欠場だった。“回文王”こと横地さんはいよいよ我慢ができなくなったらしく休憩中に私のところに来た。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、“回文王”こと横地さん(ts)】
「時事ネタ回文があるんですよ」とトランプーゼレンスキー会談の回文を披露。「対話理解無く混乱酷な怒り湧いた(たいわりかいなくこんらんこくないかりわいた)」これを回文仲間に送ると「会談持ったら腹立つ問題か(かいだんもつたらはらたつもんだいか)」と回答が来たという…ヤレヤレ。
続けて最近の会心作「何だかバルト海でイカ獲るバカ旦那(なんだかばるとかいでいかとるばかだんな)」まで披露すると満足気に去っていった。休憩後は、ベニー・ゴルソンがクリフォード・ブラウンを偲んで作った名曲「I Remember Clifford」をたっぷり演ってヴォーカルコーナーに突入。

一番手はマッキーこと牧かおるさんがドラムのブラシワークから始まる「Cute」をcuteに歌うと、“竹笛太郎”の異名も持つ横地さんが自作のパンフルートで伴奏。彼はケーナなども自作し吹きこなすからねー。続く益田伸子さんは「All The Things You Are」を達者に歌って私にバトンタッチ。
私はこの1金では2023年3月以来2年ぶりとなる「If Love Is Good To Me」をナンチャッテ和訳詞の朗読から歌わせてもらった(*2)。2年前にも十河さんのピアノが素晴らしくて感動したが今回も朗読のバックを含めてこんな詩的で美しくパパっと弾けてしまうなんて本当に十河さんはすごいなあ…。
♪If Love Is Good To Me…2025年3月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪

などと余韻に浸っている暇もなく、続く中村美津子さんの「Lady Is a Trump」でもお相伴をすることになった。この曲は以前にレディ・ガガ&トニー・ベネット盤を模してマッキーとDuetしたが、今回はエラ&シナトラ盤のキー(A♭)かつヴァース(前歌)から歌うのに付き合う事になったのだ。
♪Lady Is a Trump with 中村美津子…2025年3月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪
私はシナトラを模してヒラヒラ踊ったのはウケたが、2コーラス目にシナトラと同じく下のオクターブで歌うつもりだったが、お聴き戴けばお分かりの通り何故か上のオクターブで歌い出してしまって苦しい!で、ラストコーラスは下のオクターブにしてみたら今度は低くて声がちゃんと出ない。
そしてクリフォード・ブラウン&ヘレンメリルといえば業界用語でいうところの所謂“ユビソ“こと「You’d Be So Nice to Come Home to」。これを大津晃子さんが歌い、2コーラス目にはスキャットも。「おお、」と聞きほれていたら写真を取り損ねた。可愛いワンピ着てたのに大津さん、ゴメン!
ヴォーカルのトリは柳田さんの「銀河鉄道999」、いつもの2管アレンジがラストで合わず消化不良に。これは再演だね。と、ここで聴衆に紛れていたセッション参加者の岡田さんがハーモニカを取り出し「I Love You」で参戦した。10年ぶりくらいに来店したそうだが何処に身を潜めていたのか?

オーラスはクリフォード・ブラウンに戻って「Tiny Capers」で御披楽喜となった。今日はクリフォード・ブラウン特集も回文もパンフルートもヴォーカルもDuetもユビソもあったが、終わってみれば、ぜーんぶハーモニカに持ってかれた感じがする。やっぱりハーモニカのインパクトは凄い。(*3)
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*1:回文(かいぶん)とは、後ろから読んでも同じ文。ex.)トマト、新聞氏、マカオのオカマ…etc.
*2:この楽曲については下記ブログご参照。
・もしこの愛が私に相応しいなら | Saigottimoのブログ
・ピアニストって本当に凄いなあ | Saigottimoのブログ
*3:ハーモニカには、①テンホールズ…穴が1段10個あるタイプ(「ブルース・ハープ」は独・ホーナー社の商品名だがこの種類)、②複音ハーモニカ…上下2段あり和音が出るので「トレモロ・ハーモニカ」とも呼ぶ、③クロマチック・ハーモニカ…レバー付タイプ、と主に3種類ある。①②はキー(Cなど)毎に違うので曲調に合わせて何本も必要だが③はレバーで半音も出せるので1本でOKだが値段も①②の10倍以上する。岡田さんや御子柴さんが使っているのは③。
私のは小学校で習った②、詳細は下記ブログご参照。
・ハーモニカとウクレレ始めました。 | Saigottimoのブログ
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彼の曲が「Bones for Jones」「Jordu」「Minor Mood」「Daahoud」と続く間に、横地さんが「マイナーな今」と控え目に回文のジャブを繰り出す(*1)。ああ、そうだ、今日は御子柴さんは欠場だった。“回文王”こと横地さんはいよいよ我慢ができなくなったらしく休憩中に私のところに来た。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、“回文王”こと横地さん(ts)】
「時事ネタ回文があるんですよ」とトランプーゼレンスキー会談の回文を披露。「対話理解無く混乱酷な怒り湧いた(たいわりかいなくこんらんこくないかりわいた)」これを回文仲間に送ると「会談持ったら腹立つ問題か(かいだんもつたらはらたつもんだいか)」と回答が来たという…ヤレヤレ。
続けて最近の会心作「何だかバルト海でイカ獲るバカ旦那(なんだかばるとかいでいかとるばかだんな)」まで披露すると満足気に去っていった。休憩後は、ベニー・ゴルソンがクリフォード・ブラウンを偲んで作った名曲「I Remember Clifford」をたっぷり演ってヴォーカルコーナーに突入。

一番手はマッキーこと牧かおるさんがドラムのブラシワークから始まる「Cute」をcuteに歌うと、“竹笛太郎”の異名も持つ横地さんが自作のパンフルートで伴奏。彼はケーナなども自作し吹きこなすからねー。続く益田伸子さんは「All The Things You Are」を達者に歌って私にバトンタッチ。
私はこの1金では2023年3月以来2年ぶりとなる「If Love Is Good To Me」をナンチャッテ和訳詞の朗読から歌わせてもらった(*2)。2年前にも十河さんのピアノが素晴らしくて感動したが今回も朗読のバックを含めてこんな詩的で美しくパパっと弾けてしまうなんて本当に十河さんはすごいなあ…。
♪If Love Is Good To Me…2025年3月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪

などと余韻に浸っている暇もなく、続く中村美津子さんの「Lady Is a Trump」でもお相伴をすることになった。この曲は以前にレディ・ガガ&トニー・ベネット盤を模してマッキーとDuetしたが、今回はエラ&シナトラ盤のキー(A♭)かつヴァース(前歌)から歌うのに付き合う事になったのだ。
♪Lady Is a Trump with 中村美津子…2025年3月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪
私はシナトラを模してヒラヒラ踊ったのはウケたが、2コーラス目にシナトラと同じく下のオクターブで歌うつもりだったが、お聴き戴けばお分かりの通り何故か上のオクターブで歌い出してしまって苦しい!で、ラストコーラスは下のオクターブにしてみたら今度は低くて声がちゃんと出ない。
そしてクリフォード・ブラウン&ヘレンメリルといえば業界用語でいうところの所謂“ユビソ“こと「You’d Be So Nice to Come Home to」。これを大津晃子さんが歌い、2コーラス目にはスキャットも。「おお、」と聞きほれていたら写真を取り損ねた。可愛いワンピ着てたのに大津さん、ゴメン!
ヴォーカルのトリは柳田さんの「銀河鉄道999」、いつもの2管アレンジがラストで合わず消化不良に。これは再演だね。と、ここで聴衆に紛れていたセッション参加者の岡田さんがハーモニカを取り出し「I Love You」で参戦した。10年ぶりくらいに来店したそうだが何処に身を潜めていたのか?

オーラスはクリフォード・ブラウンに戻って「Tiny Capers」で御披楽喜となった。今日はクリフォード・ブラウン特集も回文もパンフルートもヴォーカルもDuetもユビソもあったが、終わってみれば、ぜーんぶハーモニカに持ってかれた感じがする。やっぱりハーモニカのインパクトは凄い。(*3)
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*1:回文(かいぶん)とは、後ろから読んでも同じ文。ex.)トマト、新聞氏、マカオのオカマ…etc.
*2:この楽曲については下記ブログご参照。
・もしこの愛が私に相応しいなら | Saigottimoのブログ
・ピアニストって本当に凄いなあ | Saigottimoのブログ
*3:ハーモニカには、①テンホールズ…穴が1段10個あるタイプ(「ブルース・ハープ」は独・ホーナー社の商品名だがこの種類)、②複音ハーモニカ…上下2段あり和音が出るので「トレモロ・ハーモニカ」とも呼ぶ、③クロマチック・ハーモニカ…レバー付タイプ、と主に3種類ある。①②はキー(Cなど)毎に違うので曲調に合わせて何本も必要だが③はレバーで半音も出せるので1本でOKだが値段も①②の10倍以上する。岡田さんや御子柴さんが使っているのは③。
私のは小学校で習った②、詳細は下記ブログご参照。
・ハーモニカとウクレレ始めました。 | Saigottimoのブログ
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