乱歩酔歩--Random Walk official blog-- -192ページ目

「秋」がテーマだよ!

ようやく衣替えをしました。
季節の中では秋が一番好きなので機嫌がいいです。
夏野です。


今日はミーティングでした!
「秋」をテーマに、各自事前に1~2作品ずつ制作。
その作品たちの講評会でした。

共通テーマでしたが、かなり色々な作品が提出され、
どれも面白かったです。
媒体もいつもより幅があった印象でした。

今回メンバーが制作した作品は、そのうちこのブログや、
各々のpixivアカウント、小説家になろうなどで公開されると思いますので、
ぜひご覧下さい~!

私も少し手直しして、アップしたいなーと思います。

みんな同じテーマで作品を作ると、
視点や感性の違いが見えてくるので、楽しいですね。
ちなみに、私が「秋」と言われてすぐ思いつくのは美味しい食べ物です。笑


その後は今期初キムチ鍋をやりまして、のんびり語らいました。
良い感じになった頃合いから、
凛さんとshoさんのトークが白熱していて面白かったです!

サークルでは、アニメや映画、漫画など、
好きなものの話で盛り上がれるので楽しいです。
もちろん創作まったく関係ない話も沢山しますが、
やはり「創作サークル」なので、そういう話をしていることも多いですね。


そういえば11月のミーティングでは、
「なんか身体動かそうぜ」ってことになったので、
今年はスポーツの秋も堪能できるかもしれません!

最近、代表が療養中なこともありまして、
メンバー一同、身体を大切にしようという意識が高まっている感じです。
創作しているとつい家にこもってしまい、運動不足になりがちなので、
意識して身体使わないといけないなぁと……


例年、食欲の秋ばかり楽しんでいるので、
今年は運動と……読書ももう少ししたいです。


というわけで、ざっくり本日の報告でした。
今日はこれからドラえもんを観ます~!
夏野でした。

aka

映画観たよ!26

もう明け方です。
おはようございます。夏野です。

今週はちょっと体調がおかしくて、
やっぱり季節の変わり目はダメだなーと思います。
秋の花粉が飛んでいる気配がする……

新しい話を組み立てようとしているのですが、
まだもうちょっと時間がかかりそうです。


というわけで、
観た映画を報告するシリーズです。
ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

以前の記事はこちら↓
第1回「海街diary」
第2回「パフューム ある人殺しの物語」
第3回「エコール」「ミネハハ 秘密の森の少女たち」
第4回「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」「おおかみこどもの雨と雪」
第5回「パニック・ルーム」
第6回「最後の恋のはじめ方」
第7回「インディジョーンズ レイダース/失われたアーク<聖櫃>」
第8回「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」
第9回「バケモノの子」
第10回「クリスティーナの好きなコト」
第11回「四十九日のレシピ」
第12回「東のエデン」
第13回「DEATH NOTE」
第14回「親友の彼女」
第15回「僕たちは世界を変えることができない。」
第16回「あしたの私のつくり方」
第17回「ピラニア」
第18回「フォーン・ブース」
第19回「ジュマンジ」
第20回「銀のエンゼル」
第21回「サマーウォーズ」
第22回「NANA」「NANA2」
第23回「SAW」
第24回「イエスマン」
第25回「12人の優しい日本人」



「サイコ」

ヒッチコックの作品。
観たこと無いけど名前は聞いたことあるって人も多そうですね。
私もその一人でした。

ちなみに私は「鳥」が結構好きです。
最近観てないからまた観たいなぁ。


OLのマリオンは、お金がない恋人と暮らすため、
4万ドルを会社から盗んで逃亡を図ります。
銀行で小切手にして来て、と社長に言われたのを、そのまま持ち逃げ。
車を飛ばし、恋人が暮らす街を目指します。
酷い雨で車を進めるのを諦めたとき、ふと目に留まった「ベイツ」というモーテル。
そこで一泊することにするのですが……というお話。


面白かったです。
ハラハラドキドキ、続きが気になって目が離せない。
モノクロ映像なのですが、それもまた想像力を掻き立てます。
美しいマリオンの肌の色や、濡れた髪の色、モーテルの佇まい。
カラーだったらまた違った印象になっただろうなと思います。

とりあえず印象深かったのは、襲われるシーンの音楽。
なんかこう……キィンキィンという甲高い音で……
いかにも不吉!って感じの音。
(おそらく多くの人が、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。)
この音楽が、素晴らしい演出効果を生んでいるんだと知りました。


物語は大きくわけて前半と後半に別れており、
どちらにも、質の違うハラハラがあります。


特に後半は、マリオンの身に何があったかを知っている状態で、
モーテルに足を運ぶマリオンの姉と恋人・サムを観ることになるので、
とてもハラハラしました……

こわ……怖かった……

シャワーシーンの演出方法もすごいな!と思いましたが、
沼に沈んで行く車も恐ろしかったですね。
特に私立探偵の行方がわからなくなったと言って、
サムが再びモーテルを訪れたシーン。
沼のほとりに立つノーマンのカットにぞーっとしました。

ラストも納得いくオチ方で、面白い映画だなと思いました。
しかし独りで夜中に観るのは嫌だな……笑



いわゆる名作の数々も、
少しずつ勉強してきたいなーと思いました。
夏野でした!

aka

映画観たよ!25

気がついたらもうすぐ10月半ばでした。
寒い日もアイスが食べたい、夏野です。


遅くなりましたが今週の頭はミーティングがあって、
投稿用に書いたシナリオの完成形にコメントをもらったり、
みんなでカタンをして遊んだりしました。
議長の私の権限で、まったりモードのミーティング。

9月は投稿やらなにやら、みんなあれこれ忙しそうだったので、
良い息抜きになっていたらいいなと思いました。

カタンは副代表が強くて……
完敗だったので近いうちにリベンジしたいですね!!


というわけで、以上を近況報告としまして、
以下観た映画を報告するシリーズです。
ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

以前の記事はこちら↓
第1回「海街diary」
第2回「パフューム ある人殺しの物語」
第3回「エコール」「ミネハハ 秘密の森の少女たち」
第4回「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」「おおかみこどもの雨と雪」
第5回「パニック・ルーム」
第6回「最後の恋のはじめ方」
第7回「インディジョーンズ レイダース/失われたアーク<聖櫃>」
第8回「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」
第9回「バケモノの子」
第10回「クリスティーナの好きなコト」
第11回「四十九日のレシピ」
第12回「東のエデン」
第13回「DEATH NOTE」
第14回「親友の彼女」
第15回「僕たちは世界を変えることができない。」
第16回「あしたの私のつくり方」
第17回「ピラニア」
第18回「フォーン・ブース」
第19回「ジュマンジ」
第20回「銀のエンゼル」
第21回「サマーウォーズ」
第22回「NANA」「NANA2」
第23回「SAW」
第24回「イエスマン」



「12人の優しい日本人」

いつか観たいと思っていた、三谷幸喜さん脚本の映画。
元は舞台だったようです。

「十二人の怒れる男」のオマージュ作品で、
もし日本だったら?という感じのお話。

舞台は陪審員制度がある日本。
ある裁判のために、陪審員として集められた12人の一般市民は、
会議室で評決を話し合います。
最初の決は全員「無罪」、これで解決とばかりに会議が終わりかけたところで、
「話し合いがしたい」と意見を「有罪」に変える者が現れて……というお話。


とにかく有罪か無罪か、どちらかに十二人全員の意見が一致しなければならない。
陪審員たちがあーだこーだと話し合うだけの映画なのですが、
これが面白いから不思議です。

舞台はほぼ狭い会議室のみ。
密室で行われる話し合いの中で、徐々に事件の真実が明らかになり、
証言の矛盾や謎が解決されていく。
この辺は謎解き要素として楽しいなと思いました。

でもやっぱり、一番面白い要素はキャラクターだと思います。
12人はそれぞれに個性的で、しかも日本人風。
「こういう人居るなぁ~」と思わされるキャラクターで、
そこにうんざりもするんですが、そのうんざり感がリアルです。笑

人の話にすぐ流されたり、
気になってることがあるのに、なかなか言えない……とか、
同調圧力が強かったり、事なかれ主義だったり。

全員一致じゃないと評決不一致になり、
別の陪審員たちが集められてもう一度話し合いになるらしいのですが、
話し合いがちょっとこじれてくると、
「不一致ってことにして、他の人に任せましょう」みたいなノリになっちゃうんですよね。

それでいいのか!?と思ってしまいますが、
確かに納得出来る心理というか、こういう場の空気ってあるよなーと……。


そういえば豊川悦司さんが演じていた「陪審員11号」がかっこ良かったですね。
ちょい悪みたいな若いお兄さんで、最初は会議に全く参加しないんですが、
途中でいきなり「自分は弁護士だ」と言い始めて、
あれよあれよと場の空気を変えて行く。

「ヒーロー」や「主人公」の居ない映画でしたが、
彼はとてもクールで素敵でした。個人的に好きですね。

笑えるシーンもたくさんある素敵な映画でした。
これはまた観たいし、人にもオススメしたいですね。



アイスもいいですが、
そろそろコタツでミカンも食べたい季節です。

夏野でした。

aka

高校時代のあだ名の多さには自信がある

どうも、引き続き療養中の遊木です。


相変わらず通院生活です。
そういえば数日前から治療方法が変わりました。変わったというか、追加されたというか…。

ようやく治療の痛みにも慣れてきて、固まっていた筋肉もだいぶほぐれてきたようで。でも、まだベッドから起き上がるときはつらかったり、しっかり歩けないなー…なんでかなー…とか思っていました。
その答えが、数日前に追加された治療で判明。
どうやら一番ガッチガチに固まっている最奥の筋肉にはまだ手を出していなかったようで(っていうか表面からほぐしていくのは当然なのですが)、追加された治療はその奥の筋肉をほぐすためのものだそうで。
…まぁ、周囲の筋肉がだいぶほぐれたからその奥の筋肉に手を出したわけですから、もちろん容体は改善してってるんですけど。

追加された治療クッソ痛い。

自業自得なのはわかってるから喚くわけにもいかず、ひたすら「ぁ”あ”ぁ”…」と唸っています。
人間って失神することで精神を守ってるんだな…とかそういうこと考えて耐えてます。
いや、本当に人間の身体は良くできてるよ…うん。


いや、でももう一息だと思うんですよね…もう一息。



そういえば実家にいるので、久しぶりに高校の卒アルを見ました。
懐かしいなぁー…あの頃は毎日ファンタジーだったなぁー…とか年寄り臭いことを考えつつ思い出に浸っていたのですが、あれ、えっと、最後のページに友達にメッセージ書いてもらうフリースペースみたいなのあるじゃないですか。

すっかり忘れてたけど、私へのメッセージ明らかにおかしいっていう。

「○○ちゃんへ、3年間ありがとう!」とかは、まぁ普通だと思うんですよ。
もちろん、そういう普通に書いてくれてる子もいるんですけど…なぜか大半の友人が↓↓のあて名でメッセージ残してるっていう。


・パパへ
・お父さんへ
・息子へ
・兄ちゃんへ
・愛人さんへ



いやいやいやいや…愛人って何よ?
しかも「おれの本当の母ちゃんってだr」とか書き残してるやつもいやがる…どういうことだ、高校の私は一体どういう家族構成をしていたんだ…。


っていうか、女子高だけどな?



そんな感じでこの機会にいろいろ昔を思い出そうと思います。
かなりの率で黒歴史ですが。


aki

「がっこうぐらし!」見ましたので、つらつらと。

須々木です。


録画していたTVアニメ「がっこうぐらし!」をバババンと見たので、それについて。


この作品は、『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて連載している漫画をアニメ化したもので、今年の7月から9月まで全12話が放送されました。


とりあえず第1話の概要(コピペ)と動画(ニコニコ無料配信)を↓



ゆき(丈槍由紀)とくるみ(恵飛須沢胡桃)、りーさん(若狭悠里)、みーくん(直樹美紀)の4人は、「学園生活部」の仲良しカルテット。この部活の目的は「授業だけでは触れられない学園のさまざまな部署に親しむ」こと! 今日も、おいしいパスタに舌鼓を打ったり、園芸部の屋上庭園でプチトマトの収穫に励んだり、あるいは授業で居眠りしたり。なんだかんだと賑やかに、毎日を楽しんでいる。そんなある日、学園生活部のマスコット的存在、柴犬の太郎丸が行方不明に。学校中を探してまわるゆきたちだったが……?

(脚本:海法紀光〈ニトロプラス〉 絵コンテ:安藤正臣 演出:安藤正臣 総作監:飯野誠)









以下、本作品についてつらつらと書いていきますが、アニメを見ていない人は、少なくとも第1話のラストまで見ておくことを激しくおススメします





さて、これから書いていくのは「面白かった!」とか「可愛かった!」とは少し方向の違う備忘録のようなものです。
あくまで個人的見解ですので、予めご了承ください。
あと、ネタバレに配慮していませんのでご注意





さて、この「がっこうぐらし!」という作品。

一見すると、昨今よくある日常系の萌えアニメなわけですが、これがなかなか興味深い作品でした。

そこで、作品単体としての好みやクオリティーといった、単純な鑑賞における評価とは別の次元で触れていこうかと思います。



まず本作品のジャンルについてですが、通してみると、非常に多くの要素を含んでいることが分かります。

・萌え(女の子ばっかり)
・日常系(ゆるっと)
・サバイバル(ゾンビ、パンデミック)
・学園(部活動)



主要なものだけでもこのような感じです。

そして、これだけ見ると、特に真新しさはありません。

それぞれがすでに市民権を得た、ごくありふれたジャンルです。

個々に見ればすでに真新しさのない要素を、これまでにないような組み方をして一つの作品としている・・・というのが本作品のざっくりとしたポイントでしょう。

かなり異質なものどうしをハイブリッドしていることもあり、どこに重点を置いているのか分かりにくいという不安定さはありますが、ある意味でそれが現代的とも言える気がします(そして、好みが分かれるのもこの点かと)



「カワイイ」という要素さえあれば最低限どうにかできるという世相、そしてネタの枯渇(特に、組み合わせ方のネタ切れ)の両方を受けての実験的な試みであったと推測されます。


当然、ストーリーより表面的な「萌え」のみを追求しているように見せて、視聴者を油断させておくという手法については、「魔法少女まどか☆マギカ」の影響は無視できないでしょう。

また、テレビ画面にうつしだされるのは客観的情報であるという暗黙の了解を逆手に取った叙述トリック(所謂「信頼できない語り手」)は、「ひぐらしのなく頃に」の影響を多分に感じるところでしょう。

主人公たちが学校にいる時点で悲劇が始まり、身近な人を手にかける必要を迫られる展開、そしてそれが屋上でなされる(より広く状況を理解するためのストーリー的要請はあるものの)という点については、「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」とも重なりますが、本作ではバイオレンスは主軸ではありません。

ただ、いずれにせよ、「がっこうぐらし!」を構成する各要素は、すでに何度も描かれ語り尽されている感があります。



その他の切り口として、ビジュアル的なところで言えば、主人公のキャラデザは少々気になる点もあります。

主人公・丈槍由紀のキャラクターデザインは、「Kanon」のメインヒロイン・月宮あゆを連想させるところがあります。

白い羽根が両サイドにあるリュックを背負っている点、猫耳のように尖がりがある帽子を被っている点は、ほぼそのまんまです。

むしろ、それを逆手にとって、「実は主人公に見えているものがおかしいのではなく、周囲の人物こそがおかしい(実在しない主人公を存在しているように感じている)という方向へのミスリードを誘っているような気もします(ミスリードのための仕掛けなのか、単なるオマージュなのかは、実際には分かりませんが)

そもそも、天使の羽根というのは、無駄にシンボリックなパーツであり、先読みや解釈をあおるところがありますし(実際、放送からの流れを見るに、ネットではまんまと乗せられた感がある)



そして、ストーリーとしては悲劇的な状況であるにもかかわらず、学校という場を非常にポジティブに――率直に言えば、「違和感を覚えるほどポジティブに」――捉えようとする姿勢が特徴的だと感じました。

学校というのは、一般社会から切り離されたある種の異空間(作中では、「まるで一つの国みたい」とも言及される)ですが、これは視聴者が生きる現実世界に対してのメタファーとなっているとも言えそうです。

すなわち、「実在する世界」「実在すると願いたい世界」です。

この両者は、しばしばすれ違いを起こし、そのギャップに人は苦悩したりするわけですが、「がっこうぐらし!」ではこの点を非常にストレートに描いていて、視聴者に響くところなのだろうと。

ただし、この点について、単純な共感を誘うというのではなく、少々刺激的な形で視覚化しているのは新しいところかもしれません。

「実在/非実在」を「見えない/見える」に大胆に変換しているのは、伏線的効果も発揮しています。

というか、そもそも「日常系」というジャンルそのものを伏線にしているようなものであり、既存の「日常系」を逸脱する作品の可能性を示してくれました。


これらについて、表面的にはテーマとして据えられていませんが、このような二項対立構造は、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」との相関を見出すことができる気がします。

視聴者が生きていて感じるような二項対立を作品に織り込むことで、全体としてメタフィクショナルな骨格を与えているのかと。



要約すると、ベースとなる「単なる日常系萌えアニメ」を一度分解し、その他にいくつか既存のサブカル要素を持ってきて、メタフィクショナルなフレームに組み直すという、かなりやりたい放題の作品となっているように思います(制作サイドがどの程度まで意図していたのかは知らないが)



そんなわけで、現在そこかしこで量産されている、「萌え」や「日常系」がその後に進みうる方向性の一つを垣間見たような気がして、興味深い作品でした。

そして、このような作品が登場したという現象そのものが興味深いところだと感じました。





TVアニメ「がっこうぐらし!」公式サイト
http://gakkougurashi.com/





sho