映画観たよ!3 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

映画観たよ!3

実家のパソコンから更新しようと思ったら、
パスがわからず30分近くおろおろしてしまいました。
夏野です。

今日も観た映画の報告です!
以前の記事はこちら↓
海街diary」「パフューム ある人殺しの物語


さて!
先日観た映画は「エコール」、
そして「ミネハハ 秘密の森の少女たち」です。

この二本の映画は同じ小説を原作としているらしく、
日本版DVDのパッケージも、深い緑の中に白い服を着た少女……とかなり似ています。
(個人的には「エコール」のパッケージの方が好きだ)

ふらふらとお店で棚を見ていたときにたまたまエコールを見つけまして、「なにこのパッケージ!気になる!」と思って手に取った次第です。

その後、同じ小説が原作ということでミネハハにも手を伸ばしました。
以下、若干ネタバレもあるかもしれません。



先に観たエコールは……あらすじを書くのが難しいのですが、
深い森の中で、6~12歳くらいの少女たちが五つの寮に分かれて学校生活を送っており、
森の動物について学んだり、バレエの練習をしたり、泳ぎを教わったりしています。

彼女たちは学校がある森の外についてほとんど無知で、
自分たちが何の為に何を学んでいるのか知らない様子。

物語は少女の視点で進んで行くので、もちろん観ている私にも、
バレエの練習を積み、最年長になると、どうやら卒業していくらしい……
そして、また新しい少女がやってくるらしい……
バレエを頑張り認められると、一足早く「外」へ行けるらしい……

みたいな感じで、ふんわりとこの世界のルールがわかる程度です。
お話が進むに連れて、少しずつ学校の秘密が明らかになってくるのですが、
直接的な描写はほぼほぼ無いので「おそらくこういうことなんだろう……」と想像するしかありません。

結末も、割とふんわりした感じで、雰囲気重視の映画です。

とにかく少女、少女、少女……
これでもか!というくらいに、ほぼ少女しか登場しない映画でした。
衣装や、舞台、少しざらっとした映像の質感はとても美しく、イメージビデオのような感じ。

「少女」を純真無垢な、何か神々しいもの……という風に扱うのではなく、
時が来たら女性に成長する、その過渡期として描いている感じが好きでした。
それでいて、少女期特有の純粋さや、残酷さもちゃんと感じられます。

取り立てて何か暗い背景設定が明確に描写されているわけではないのに、
棺に入れられて新しい少女がやって来る冒頭からずっと、
静かにドキドキさせられました。

何か恐ろしいことや、怖いことが起きそうな雰囲気がずっと漂っていて、
楽しそうなシーンにも翳りを感じ、 何か起こるんじゃないか……と身構えてしまいます。
その緊張が良いスパイスになったなと思います。

世界観や、物語が淡々と進む感じは、かなり好きです。
あと、作中、最年長のビアンカという子が居るのですが、この子がとても可愛い!




一方の「ミネハハ 秘密の森の少女たち」。

こちらも、全寮制の女学校で少女がバレエを学んでいる……という話なのですが、
同じ原作というものの、エコールとはかなり趣が違いました。

まず少女たちの年代。
エコールは一番大きくても12歳くらいでしたが、
ミネハハは17歳?くらいなのかな、といった印象。
既に「少女」というにはぎりぎりの年齢な気が……といった感じの子たちです。

自分たちが何の為に学校に居るのか知らぬまま、
バレエの発表会に向けてプリマ争いをしています。

……しているのですが、
正直そこは結構どうでもいい感じの映画でした!

こちらは完全にサスペンスで、次から次へと少女たちが行方をくらましていきます。
(もちろん裏で学校が糸を引いている)

主人公の女の子も無垢とかそういう感じではなく、 同室の女の子といい感じです。
そういうことです。
まぁ高校生くらいならそんなものよね。

同性愛、学校の秘密、女のどろどろ……みたいな映画でした。
ただ、物語の結末はちゃんと答えが提示されるので、観終わるとすっきりします。
あー、こういうことだったのね、という感じ。

……ただ、終始気になってしまうのが、主人公……

主人公が……可愛くない……!
薄めの顔立ちをした綺麗な役者さんなのですが。

いや!でも!美少女という感じではない……よね……!?と思い続け、
それが気になっている間に映画が終わってしまいました。


ぶっちゃければ、男の人に売る女性を育てる学校なんだけど、
どうしてこの主人公が選ばれるの……と思ってしまう。
(でも、バレエのシーンは全体的に素敵でした。特に薔薇を拾ってからの表情はとても良かった)


図書室や、緑の広がる庭、滝の落ちる水辺、ベッドが並ぶ寝室等、舞台の美しさや、衣装の可愛さは十分です。
世界観が、好きな人はとても好きだろうな~と思いました。
私も結構好き!


二本でどちらが好きかと言われたら、
私はエコールかなと思いました。



ではでは、
明日は早起きなので今日は慌てて寝ます!
夏野でした。

aka