時は遡って、その前年の夏です。
降り立った直川駅で私を迎えてくれたのは、優しそうな木造駅舎でした。
この写真を見ただけで、その翌年に更地になった駅を思い出し、家族が死んでしまったような気持ちになってしまいます。
大げさなのは分かっているのですが、私にとっての駅は、母親のようだったり、父親だったり、弟だったりするのです。
だから、棒線駅だろうが橋上駅舎のクールな駅(そんな駅はカレシかな)だろうが、大好きです。
おっと、また熱くなってしまいました。
では、ここからは木造駅舎があった頃の直川駅です。
JR九州ってこんなところが,とっても田舎企業だと思います。
フツウ,大手鉄道会社で,こんなものホームに放置してる会社はないでしょう。
ケガをする人がいたら危ないです。
逆にそんなところは大好きなんですけどね。
しかし,この古い椅子,きっと国鉄当時からあったんでしょうから,できれば駅内部で使っててほしかったですよね。
木製なんだから,ホームに設置したら,すぐに壊れてしまうのは分かりきってると思うのですが。
では,構内全景です。
単線区間にある島式1面2線の構内です。
さきほどの壊れたベンチがあったホーム上屋根は,現在はすっぽりと簡易な壁に覆われ待合室となっています。
また,ホームはかさ上げされ,植えられていた木は撤去されてしまいました。
奥が延岡方面です。
貨物列車がやってきました。
この駅舎は,自らの寿命があとわずかで尽きることをしっていたのでしょうか。
知っていようがいまいが,解体されるその瞬間まで,乗降客を温かく送り迎えしてくれたのでしょう。
おんせん県大分えきめぐり
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