ようやく山万ユーカリが丘線の駅に到着しましたが、もうちょっと焦らして、ここでユーカリが丘線の歴史についてお話ししましょう。
そもそも列車を運行している山万というのは鉄道会社ではなく不動産会社です。
この山万が昭和46年から開発に着手した千葉県佐倉市の新しい住宅団地、ユーカリが丘ニュータウン内の交通機関として昭和57年に最初の区間が開業しました。
じつは、このときに京成のユーカリが丘駅も開業したのです。
現在の区間が全線開業したのは、翌年の昭和58年、その後も山万独自の開発理念によって、ゆっくり少しずつ開発が進むユーカリが丘の交通機関として地元の方々に利用されています。
ユーカリが丘線の車両は、いわゆる新交通システムなのですが、国内では唯一のVONAと呼ばれる自動案内軌条式旅客輸送システムです。
路線はラケット状になっており、ユーカリが丘駅を発車すると公園駅で右に分岐し、反時計回りにエリア内を周り、公園駅に戻ってくると、そこからは単線両方向に運行する区間となってユーカリが丘駅に至ります。
運行本数は1時間に3~4本程度となっています。
運賃は一律200円、1日乗車券もあり500円ですが、1日乗車券を発売しているのはユーカリが丘駅だけです。
地元の方でなければ、ユーカリが丘駅から乗車することがほとんでしょうからあまり問題ないでしょうね。
編成は、1000形と呼ばれ3編成あり、ユーカリが丘の街の名前にちなんで『こあら1~3号』の名前がついています。
このこあら号は、先日のクイズの時間にも登場したこちらの車両になります。
では、かわいい『こあら1号』乗車して、ユーカリが丘線の乗り鉄旅に出発です。
おっとその前に…
駅名がなんか開業当時のポートライナーぽい?
ユーカリが丘駅と井野駅以外は特徴がないというか、当たり障りのない駅名になっています。
なんでこんな駅名にしたんでしょう?
この駅名、数年前に変更する予定があり、公募までしたらしいのですが、意外にも変更を希望しない住民が多かったらしく、それなりに地元住民には愛着をもって迎えられている駅名のようですね。
さて、乗ったのはよいですが、このままぐるりと回ってユーカリが丘駅に戻るだけにするのはもったいない気がしてきました。
運賃は一律200円、どこで降りても乗り越しになりませんしね。どこで降りようかなあ
…………
今月(令和元年8月)、ユーカリが丘線ではカードラリーを行っています。
必要なものは1日乗車券だけ!
7種類のカードを集めたらコンプリート証がもらえます。