宗太郎駅から1つ戻り、今日は重岡駅です。
重岡駅と宗太郎駅って昔からペアで扱われていることが多いのですが生い立ちはちょっと違います。
開業したのは重岡が先で大正11年、宗太郎はその翌年の大正12年でした。それも宗太郎駅は信号場としての開業でしたから、駅として開業したのは昭和22年で、かなり後のことになります。
駅前は、それぞれ国道10号線が並走しているので、そこは同じ。
ただし、重岡駅は駅前に国道が並走していて、トラックが通過する際などはかなり賑やかです。
では、重岡駅の紹介に移りましょう。
宗太郎駅との大きな違いがもう一つ、駅舎があることです。
ただ、北国の方から見るとこんなの駅舎じゃなくて、ただの壁って感じでしょうか。
待合室のベンチと言われても反論ができません。
九州の駅舎は窓がないものがあるので、重岡駅のそれも、そんなものだと思って納得してください。
私が訪問したときの時刻表です。
1日3往復だけの運行でした。
延岡方面から訪問すると、駅を眺めたあと延岡に折り返しできる時刻になっていてとても便利でした。
秘境駅のイメージがある重岡駅ですが、列車での駅訪問は難しくなかったのです。
現在も、佐伯方面へは3往復のままですが、延岡方面へは1.5往復となってしまいました。
しかし、佐伯方面から当駅折り返し列車の設定があるので、それを利用すれば駅訪問は難関ではなさそうです。
駅舎の近くにはこんなものがあります。
石積みの油庫でした。
財産票があったのかなかったのか写真を撮ってないのでなかったのだと思いますが、年代物のようです。
駅舎は新しくても、このような倉庫が残っていることがあるので駅訪問は油断できません。
これまで何度、見逃して後悔したことでしょう。
では構内に入ってみましょう。
さてここまでの写真は平成25年3月の撮影でした。
紹介した駅舎は、平成18年か19年の建設だったと思います。
その前、平成15年7月に重岡駅に訪問したときの写真をご紹介しましょう。
当時は国鉄急行型の交流電車が運行していたので、車掌乗務の3両編成でホームもワンマン対応になっていませんでした。
島式ホームの奥には木製の待合室が残っていましたが、現在は解体されています。
駅舎は改築しても、この待合室くらいは残して欲しかったです。
JR九州は固定資産税を払いたくなかったのでしょう。
重岡駅のご紹介ここまでです。
今は列車の本数がさらに少なくなって静かさを増した駅になっていることでしょう。
おんせん県大分えきめぐり