秘境駅でも訪問しやすかった駅 日豊本線・重岡駅 | 駅が大好き!misakitty

駅が大好き!misakitty

日本中の駅と空港を旅するmisakittyの空鉄の記録です。
国内の鉄道はほぼ完乗済み、航空は、JGC・SFC取得済み2024年はJGCプレミア資格。

宗太郎駅から1つ戻り、今日は重岡駅です。

重岡駅と宗太郎駅って昔からペアで扱われていることが多いのですが生い立ちはちょっと違います。

開業したのは重岡が先で大正11年、宗太郎はその翌年の大正12年でした。それも宗太郎駅は信号場としての開業でしたから、駅として開業したのは昭和22年で、かなり後のことになります。

駅前は、それぞれ国道10号線が並走しているので、そこは同じ。

ただし、重岡駅は駅前に国道が並走していて、トラックが通過する際などはかなり賑やかです。


では、重岡駅の紹介に移りましょう。
宗太郎駅との大きな違いがもう一つ、駅舎があることです。

ただ、北国の方から見るとこんなの駅舎じゃなくて、ただの壁って感じでしょうか。
待合室のベンチと言われても反論ができません。

九州の駅舎は窓がないものがあるので、重岡駅のそれも、そんなものだと思って納得してください。


私が訪問したときの時刻表です。
1日3往復だけの運行でした。
延岡方面から訪問すると、駅を眺めたあと延岡に折り返しできる時刻になっていてとても便利でした。

秘境駅のイメージがある重岡駅ですが、列車での駅訪問は難しくなかったのです。

現在も、佐伯方面へは3往復のままですが、延岡方面へは1.5往復となってしまいました。
しかし、佐伯方面から当駅折り返し列車の設定があるので、それを利用すれば駅訪問は難関ではなさそうです。


駅舎の近くにはこんなものがあります。
石積みの油庫でした。
財産票があったのかなかったのか写真を撮ってないのでなかったのだと思いますが、年代物のようです。

駅舎は新しくても、このような倉庫が残っていることがあるので駅訪問は油断できません。

これまで何度、見逃して後悔したことでしょう。

では構内に入ってみましょう。
駅名標は新しいです。
おそらく駅舎が改築された頃に新製されたのでしょう。

構内は2面3線です。
運行本数の少なさから3本も使わないだろうと思われるかもしれませんが、全部のホームが現役です。
奥の3番のりばは、延岡方面からの折り返しに利用されています。

ワンマン列車で運行しているので、ホームの一部は嵩上げされているのが分かります。


側線もあります。
先程紹介した油庫の近くから撮影しました。

以前は貨物輸送もあったようです。
延岡方に向かって開いているのは、大分県にありながら宮崎県の延岡方面との貨物輸送が多かったからなのでしょうか?

駅訪問のときに思うのですが、貨物ホームのカットの仕方は、法則があるのか気になってしまいます。

再び駅を出て駅前へ
国道の向こうには、人が住んでいなさそうな民家がありました。

バス停がありますよ、鉄道より便利なのかな?
ほう、都市部の本数には遠く及びませんが、駅の時刻表を見た後はとっても便利に感じます。


さてここまでの写真は平成25年3月の撮影でした。

紹介した駅舎は、平成18年か19年の建設だったと思います。

その前、平成15年7月に重岡駅に訪問したときの写真をご紹介しましょう。
もうこの時点で木造駅舎が残っていたのがお分かりいただけると思います。

駅名標にイタズラはやめてほしいです。

純和風の木造駅舎が残っていて木々に囲まれる駅舎でした。
以前「なごり雪」という映画のロケに重岡駅が使われたそうで、そのパネルがありました。

駅舎全景です。
横長の大きな駅舎でした。

解体されるまで、カット駅舎になることもなく建物全体が残っていました。

左端は、おそらく畳敷の部屋、当直室だったのでしょう。

国鉄の頃は、どんな地方の駅でも、本線駅であれば当直勤務があり、夜行列車や貨物列車の運行を支えていた時代があったのでしょう。

これくらいの駅舎の規模であれば、駅員さんも10人くらいは勤務されていたと思います。

あくまで想像ですが...

駅内です。
訪問したときは、すでに無人化されて年月が経過していて、ベニヤ板で閉鎖された窓口跡自体が色あせていました。

構内です。
現在と変わりませんが、
当時は国鉄急行型の交流電車が運行していたので、車掌乗務の3両編成でホームもワンマン対応になっていませんでした。

島式ホームの奥には木製の待合室が残っていましたが、現在は解体されています。
駅舎は改築しても、この待合室くらいは残して欲しかったです。
JR九州は固定資産税を払いたくなかったのでしょう。

重岡駅のご紹介ここまでです。
今は列車の本数がさらに少なくなって静かさを増した駅になっていることでしょう。

照れおんせん県大分えきめぐり照れ

 

 

 


今日もお越しいただきありがとうございます。

こちらのPCサイト、ブログもよろしくお願いします。

 

全国の駅が見たくなったら

misakitty station

 

各駅停車の旅がしたくなったら

えきめぐり