今日から、この時間は大分県の駅をご紹介します。
まずは日田彦山線から。
大分県内にある日田彦山線の中間駅は、2駅しかありません。
この2駅を経て、久大本線との接続駅夜明駅が終点です。
ただし、列車は全て大分県にある久大本線の日田駅まで運行しています。
さて、その2駅のうち、今日は大鶴駅の登場です。
訪問は平成16年でした。
当時は、まだ木造駅舎が残っていました。
黒板型の駅名標と手作りのポスター?が印象的な駅でした。
出札窓口です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190621/18/penguin-suica/b8/77/j/o0640048014475417625.jpg?caw=800)
当時はすでに無人駅でした。
昭和時代から無人駅だったようですが、改札脇の窓口はガラス窓が残っていて、ベニヤ板で打ち付けられた駅に比べると往時の面影を残してくれていました。
このような窓口を見ると、かつては、駅員さんが、この窓口から身を乗り出して乗降客を見送ったっり出迎えたりしていたんだろうなと想像してしまいます。
そして、そして、駅員さんと地元の方は、みんな顔見知り。毎日この駅を利用していた学生さんが卒業して都会に旅立つ日、駅員さんが笑顔で見送ってくれるなんて光景を妄想しちゃうのです。
で、実は笑顔で見送ってくれてる駅員さんの目には涙が浮かんでたりして...
あっ!こんなのはどう?
実は駅員さんと旅立つ卒業生は親子で、駅員さんは涙を堪えながら淡々と業務を遂行する...なんてね。
昭和女子はウルウルですよ。
でもね、現実的な鉄ちゃんの一面を持つ私はこうも思っちゃうのです。
ここからどんなルートで東京に行くんだろう
?
日田彦山線を北上し、小倉から新幹線?
それとも南下して久大本線で久留米、そこから新幹線乗り継ぎ?
てか博多から福岡空港?
う〜ん、どのルートが現実的?
ルート検索してみたら...
大鶴→(日田彦山線)→日田→(西鉄高速バス)→福岡空港→(飛行機)→羽田空港
...でした。
約5時間の旅、速いのか微妙。
それよりこのルート、大鶴から福岡空港を離陸してしばらくは、ほとんど北部九州をクルクル回ってるだけじゃないの!
で、何の話でしたっけ、そうそう大分の駅ぐるり、それも第1回でした。
最初からお話が飛んじゃってごめんなさい。
で、駅舎は。そうそう大鶴駅。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190621/18/penguin-suica/b6/2c/j/o0640048014475417628.jpg?caw=800)
個人的にはあまり好印象ではなかったカラーリングでしたが、駅舎が解体された今となっては懐かしいです。
では、構内です。
駅脇には製材所あります。
大分県日田市は、日田杉の産地です。
この大鶴駅からも特産の日田杉が荷出しされていた時代があったのでしょう。
駅前といえば農業倉庫、日通、製材所をよく見かけたものです。
もしかしたら製材所内部への引込線もあったかもしれないですね。
さて、そんな木造駅舎が残っていた大鶴駅の10年後の写真を紹介しましょう。
こちら、現在の大鶴駅駅舎です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190621/18/penguin-suica/68/ee/j/o1080060714475417652.jpg?caw=800)
木造駅舎として復活した駅舎はJR九州にはたくさんありますが、このように旧駅舎当時の備品いえ『美品』を再度利用している駅少ないように思います。
駅構内の空き地になっている部分には木製のベンチがあります。
だめでしょうか?
この新駅舎を撮影したのは平成25年3月のこと。現在も同じように保存され、利用されていると良いのですが。
その現在は長期不通となっている日田彦山線、早期の復旧とこの駅舎が地元の方で賑わうのを願うばかりです。
おんせん県大分えきめぐり