こんにちは。
こじれた関係を整えます。
カウンセラーなかまき ひさえです。
こんなコメントを頂きました。
不倫された奥さんは我慢しなきゃいけないんですか？
過ちを正すのが夫婦じゃないですか？
我慢なんて、しなくても良いんです。
不倫を問いただしたい。
過ちを正したい。
その気持も分かります。
でもね。
あなたがこれから先、
どうしたいのか‥‥なのです。
もしも、
再構築したいと決めているとしたら…
それは懸命な判断ではないです。
夫婦関係も対人関係もそうなのですが、
正しい、正しくないで
出来事を判断しようとすると、
そこに優しさは欠けてしまいます。
ジャッジする思考で、関係を修復しようとする。
そこに、相手への愛はありますか？
私は正しい。
間違ってるのは相手。
自分のほうが正しいと
相手にわからせたところで、
その後、相手には
どんな感情が残るのでしょうか？
裏切られるようなことをされて、
あなたは傷ついたのです。
怒りが収まらないほど傷つけられたのです。
過ちだと、正すことより、
伝えるのは、怒りの奥にある気持ちです。
それを伝えるのです。
ここで、やってしまいがちなのが、
相手に向かっている気持ちを
伝えようとしてしまうことです。
相手に向いているのは、
怒り…ではないですか？
外に意識が向いていると、
とっさに出るのは、怒りだと思います。
伝えるのは、
自分がその出来事に対して、
どうされたように感じているのか…。
なのです。
伝えるのは、
自分の内なる感情。内なる声です。
自分の内なる感情を見ないままだと、
なんで！そんな事したの？
裏切って、腹が立つ。
謝ってよ。
反省しなさいよ！
私を傷つけた。
悪いのは旦那。
そうやって、
相手のしたことを自分の思考でジャッジして
被害者というあなたが出来上がります。
あなたが被害者になることで、
相手は加害者に追いやられるのです。
この関係ができあがると、
敵思考で物事がすすんでいくのです。
思考は戦闘モードです。
もちろん、怒りは湧きます。
その怒りを無視しなくても良いんです。
だって、怒りはあるのですから。
その怒りは感じきって、そして、出せばいい。
ただ、その怒りに飲まれて、
いつまでも怒りの中に居続けると、
苦しむのは…他の誰でもない。
あなたなのです。
ただ、大切なのは、ここからなのです。
なぜ、そんなに腹がたつのでしょうか？
なぜ、そんなに正すことに執着するのでしょうか？
そんなことをされて…悲しい。
不倫相手の方を選んだんだと思って…惨め。
これから私はどうなるの…っていう不安。
自分の正しいを分かってもらえないと
存在価値を感じられなくて‥‥不安。
そんな気持ちが見えてきませんか？
その感情を感じたくない。
惨めだなんて、認めたくない。
それを隠すために出た怒りではないですか？
そんな感情が出てきたら、
それを見ないふりせずに
ちゃんと認めて、癒やしてあけるのです。
それが出てくるまで、
そこまで、掘り下げるのです。
いつまでも、怒りの中にいてはいけません。
なぜなら、それは二次感情。
ダミーですから。
その先に進んで、感情を見つけて下さい。
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